2002グローリア賞授賞式

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祝!伊予鉄道「2002グローリア賞」授賞式

2003年1月26日(日)午前11時から「2002グローリア賞」授賞式が松山市駅前で行われました。

グローリア賞(鉄道趣味顕彰)
 グローリア賞は,鉄道の運営,業績に貢献したすぐれた技術,運営などについて,鉄道趣味人の立場から見て顕賞するに足りると認められるものを表彰するものです。授賞対象は,現用の車両,施設,運転などの技術のほか,運営なども含まれます。また,すでに実績として鉄道に貢献しているもののほか,実績は浅いものの将来の貢献が考えられるものや,新しいあり方に挑戦したものも対象としています。輸入あるいは輸出された技術,車両も含みます。

グローリア賞:「伊予鉄道株式会社」
《授賞理由》
 鉄道を地域活性化の一環としてとらえ,しかも地場産業との連携により市内線と共存する形での「坊っちゃん列車」というユニ−クな列車を創り出した企画性,種々の規制をクリアしての実現,2台目の機関車を増備して,単なる話題づくりに終わらず一過性ではないことを示していること,また乗車料金を大幅に値下げして利用しやすくした点についてこのような企業努力こそ,賞の主旨にふさわしいく,授賞が決定しました。

以上は「鉄道友の会」ホームページから抜粋しました。(http://www.jrc.gr.jp/)

2002年はブルーリボン賞にJR東日本E257系電車、ローレル賞にJR西日本キハ187系気動車が選出された。例年鉄道友の会の会員による投票で選出されるが、該当がない場合もある。会員数の関係で、例年関東地方の車両に新車が出た場合は、どうしても得票数が東日本に集中する傾向がある中で、坊っちゃん列車は3位以下を大きく引き離して2位となった。ただ、ローレル賞の本来の趣旨が製作意図、技術等においてすぐれたものであるということに関して疑義が生じ、ローレル賞は3位のキハ187系気動車が受賞することになった。それなら、なぜ候補車両になったのか?という疑問は残るが、坊っちゃん列車が単なる観光用の運用にとどまらず、伊予鉄道という一企業が観光都市松山の牽引役となったことに意義があると思われる。ローレル賞受賞できなかったことは残念だが、今年2003年は昨年のLRTリトルダンサー3姉妹を擁しての連続受賞を期待するところである。

  

(左上)10時55分、授賞式開始直前の様子、中央に中村松山市長と森本伊予鉄道社長が見える。(右上)坊っちゃん列車専用ホームに到着した坊っちゃん列車

  

(上)森本社長への「2002グローリア賞」授与の状況

  

(左上)記念の盾の授与(右上)松山市長の祝辞

  

(左上)我等が坊っちゃん列車のエース「イチロー」ことO運転手への花束贈呈(右上)テープカットシーン、この後皆さん坊っちゃん列車に乗り込んで道後温泉を目指した。