JR四国松山〜宇和島100キロ貫歩

かずまる同行編(3)

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第3回目 伊予大平〜伊予中山7・4キロ(実距離11・3キロ)

  

(クリックすると拡大します。なお、この航空写真は国土交通省のサイト「国土情報ウェブマッピングシステム(試作版)のご利用に当たっての注意事項」に基づき記載しております。)

12月23日(土)、これまでの同行編の天候は打って変わって、見事なまでに晴れ上がった。が、少々もやがかかっていて、遠望が難しい。今日は前回単独編では犬寄峠源氏越えから山口県まで見渡せたこともあり、それが気がかりである。

  

左:松山駅14M、右:伊予中山駅を通過する1058D

さ て、今回の最も心配な点は、果たして時間通りにかずまるが歩けるかどうかである。総延長11・3キロという距離は前回とほぼ同じだが、今回は高低差が緩い ながらも上り200メートル、下りは急な下り坂で300メートルを一気に駆け下る。そして、時間も前回とほぼ同じである。前回は悪天候の中での4時間50 分ではあるが、今回は標高差を考えると、あまり余裕はない。

松山10時14分発4635Dに乗って、伊予中山到着10時50分。伊予大平発4648Dが15時22分だから時間は4時間32分。が、伊予中山駅を出ようとしたところで、かずまるがトイレに駆け込むことに。出発からいきなり20分遅れとなった。

  

左:中山駅を出発して国道56号を松山方面へと登る、右:犬寄峠源氏越えの峠、ちなみにこれは県道です

中 山から犬寄峠までの国道56号は、結構急カーブの多いところで、自動車でも難所となっている。歩道も川の上にオーバーハングするように作られている。が、 一部はまだ歩道のないところもある。この道路ができた頃は、生活が変わるほどに便利になったのだろうが、今のような車社会となってしまうと、二桁国道でさ え道路事情の立ち遅れを考えさせられる。特に四国の場合はお遍路さんをよく見かけるわけだから、早急に歩道整備をしていただきたいと思う。

佐 礼谷入口から国道と別れ、前回同様犬寄峠を源氏経由で越える。日浦の集落までに犬寄トンネルの上を越える。前回もこのあたりの距離計算には誤りがあったよ うだが、今日も日浦に着くあたりで、20分の遅れを取り戻す。あるいは、距離計算があるのではなく、前半と後半で歩く速度が極端に違ってくるのかもしれな い。

  

左:峠からの遠望、今日はあまり眺めがよろしくない、右:伊予大平付近の22D

源 氏の集落の道路の端っこで弁当を食べて、いよいよ「大平まで8キロ」の標識を通過する。実際には、下りに入るとショートカットをしていくから、8キロ歩く わけではないが、緩やかとはいえ、ずっと登ってきていることもあって、徐々にかずまるの速度が落ちる。途中前回も吼えられた犬のところでは「1ひく1 は?」「3665ひく3664は?」「わんわんわん!」「当たり!」などと気を紛らわせながら徐々に峠へと近づいていく。そして、13時50分頃に峠を越 える。ここまで2時間35分、前回の単独編では7キロ歩いた後の行軍でも1時間45分、これが私とかずまるの速度の違いである。今後の参考としなければな らない。

峠では、予想どおり、晴天ではあるのだが、海が見えるかどうか程度に靄がかかっている。ちょうど下に22Dが 通り過ぎていく。妻が「計画的やったんかい?」と言うが、実際ある程度はそのつもりでかずまるの尻をたたいたところはある。いずれにしても、今後大幅に遅 れることがない限り、4648Dには間に合うということでもある。

  

左:伊予大平付近の1064D、右:今シリーズ3回目となる伊予大平での4648D

同行編の場合は、単独編で先行しているから時間計算ができるということもあるが、かずまるの体力を試す機会でもある。下り途中の公園で少し休む余裕を残して、伊予大平到着は15時10分、ほぼ予定どおりに到着した。次のヤマ場は夜昼峠に移ることになる。

本日の運賃は往路660円(内かずまる220円)、復路520円(内かずまる170円)であった。もちろん私は無料。(2006.12.30、撮影は全て2006.12.23)

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