JR四国松山〜宇和島100キロ貫歩

かずまる同行編(4)

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第4回目 伊予中山〜伊予立川6・7キロ(実距離7・4キロ)

 

(クリックすると拡大します。なお、この航空写真は国土交通省のサイト「国土情報ウェブマッピングシステム(試作版)のご利用に当たっての注意事項」に基づき記載しております。)

12 月29日(金)、今年最後のかずくん倶楽部となった。本来の予定は、松山1117(1057Dアンパンマン列車)1140内子1156(4638D) 1203伊予立川(徒歩)伊予中山1515(4648D)1549松山の予定だったのだが、かずまるの都合により、松山1316(1061D)1341内 子1349(4644D)1356伊予立川(徒歩)伊予中山1652(1068Dアンパンマン列車)1711松山となった。

  

左:松山駅季節延伸サンライズ瀬戸、右:内子駅4644Dと22D

実 際には、1057Dに乗車できなかったが、先に坊っちゃん列車に乗ってからJR松山へと向う。ただ、今日は寒い。雪という予報もある。暖かい弁当を買っ て、ホームに立ったが、冷静に考えれば、松山1253(4731D)1313伊予市1329(4645D)1356伊予立川の方が暖かい環境にあったよう な気がする。1061Dが伊予市に停車しないのと、4731Dが伊予長浜経由だということに引っかかったようだ。4731Dを見送れただけに今考えると悔 しい。

1061Dは伊予市を過ぎたところで海が見える。その向こうには周防大島の島影が見える。かずまるが、今日犬寄 峠を越えればよかったと言うが、今日歩いたら寒いぞ!我々は予定どおり内子へ到着し、4644Dで引き返す。伊予立川で4645Dを退避したところで、 4645Dの存在に気づいた。

  

左:内子駅22D、右:伊予立川駅4645D、雪が舞い始める。

が、なんと、伊予立川に到着したところで、雪が舞い始めた。同行編でかずまると二人の場合はこれで3回連続で雨合羽のお世話になる。

今 回は、時間の心配はないのだが寒い。雪は間断なく降り続く。かずまるとの同行の場合は、途中どこかで休ませる必要があるのだが、一番頼りにしてきた、八幡 浜勤務時代からよく立ち寄ってきた喫茶店が、いつのまにか岩盤浴に変わり、ドライブインも骨董品店に変わってしまった。これでは立ち寄れないし、外で休む ことは自殺行為にも等しい。

2軒あるコンビニと伊予市中山と内子町との境界にある屋根のある橋を軸にするが、気温が低 いせいか、かずまるが意外と早く「疲れた」を連発する。場所は上平村の集落、ちょうど中間点である。荒天の場合、この「疲れた」の判断が難しい。根性つけ させるのであればいいのだが、例えば風邪をこじらせたとなると親としての責任が問われる。幸い、過去の経験上、チョコなどの高カロリー菓子を常備している ので、だましだまし歩かせる。

  

左:伊予市中山と内子町の境界付近の9D5連、右:伊予立川〜伊予中山間1064DTSE4連

そ れと、もうひとつの問題点は、この区間の国道56号の整備状況である。市町境付近から上平村の集落にかけては歩道が整備されていない。カーブの形状によっ ては、車が正面から突っ込んでくるような錯覚を覚える。しかも、天気は良くないし、帰省時期で県外ナンバーの車が多い時期でもある。このあたりは四国88 箇所巡礼の道からは外れているのだが、そういう人々のことを考えているんかい!とも思う。道路事情については、別に写真を撮っているので、いずれ、この企 画が終了したときには、然るべきところへの提言を考えている。

歩きはじめて1時間40分ほど経った、15時40分。よ うやく中山の街の手前にあるJR高架下を通過する。雪はやまない。単独編では天候が良かったこともあったが、1時間05分で通過したことを思うと、天候の 差は大きいようである。ようやく、コンビニに到着してかずまるを休ませる。ちょうど1063Dが通過していく。

時間が あったこともあり、コンビニには少々失礼ではあったが、必要以上に休憩をさせていただく。その代わりというわけでもないが、例の如く暖かい食べ物を買っ て、あと1・6キロの距離を歩く。伊予中山駅到着は列車出発30分前であった。駅に到着した頃になって、ようやく雪がやんだ。今日の教訓は「時は金な り」、勉強は早く済ませましょう、である。

  

左:伊予中山〜伊予立川1063D、右:伊予中山1068D

冬 季の敢行に関しては、距離の無理をしない、終着点には屋根のあるところにしましょう、というところである。今回の逆走も、伊予中山駅の屋根のある場所で、 暖かいココアを飲むことができた。今後の起点では、伊予立川と新谷には駅舎がないから、次の伊予立川〜内子は順行、内子〜新谷は逆行、新谷〜(五郎経由) 〜伊予大洲は順行、伊予平野には駅舎はあるが、より暖かそうな(場所のある)伊予大洲方面へと逆走し、中盤の山場、夜昼峠を越えることになりそうである。

本日の運賃は往路720円(内特急料金250円、逆行分100円)、復路370円(内特急料金150円)であった。もちろん私は無料だが、往路は必要以上の出費をしてしまったようである。(2007.01.03、撮影は全て2006.12.29)

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