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(クリックすると拡大します。なお、この航空写真は国土交通省のサイト「国土情報ウェブマッピングシステム(試作版)のご利用に当たっての注意事項」に基づき記載しております。) 2月2日(金)、暖冬の中、愛媛県南予地方に雪が降った。国道56号は凍結、高速道も大洲北只〜西予宇和間が終日通行止めとなったが、JRは幸い大きなダイヤの乱れはなかった。
左:伊予大洲駅1055D、右:伊予平野駅4727D 翌3日(土)、かずまるが1月30日(火)に風邪をひいて熱を出したので、今週は自粛する予定であったのだが、当日になって、急きょ雪を見に行きたいということになった。 と りあえず、松山10時11分発の1055Dに乗る。当初の予定は卯之町まで行って、ひょっとすると歴史文化博物館でかまくらを造れるかもしれない、という ことだったが、西予市役所へ確認したところ、そんなには雪はないということもあり、伊予大洲で4717Dに乗換えて、伊予石城から卯之町まで歩こうという 話になった。 が、中山を過ぎるとかなり雪が積もっている。伊予立川駅のホームも一面の雪、内子から新谷にかけては意外 と雪が降っていないことを昨夜確認していた。が、大洲盆地に入って、西側の山は一面の雪景色である。この時点で、伊予平野から夜昼越えをした方が雪が深い のではないか?という気がしてきた。新谷を過ぎ、あと5分で伊予大洲に到着する。とりあえず、4717Dに乗り換えることには違いない。4717Dに乗 る。伊予平野で降りるか、伊予石城で降りるか、いずれにしても、あと10分では結論を出さなければならない。
左:伊予平野駅1062D、右:伊予平野駅 西大洲のホームはまっ白、そこから見える西側の山並みは結構雲がかかっている。この段階になって、ようやく伊予平野で下車することを決めた。10時59分到着。 ホームは一面の雪野原、しかもあまり足跡がない。安全上の問題はあるのだろうが、しばしここで雪だるまを造ったりして時間をつぶす。 夜 昼方面の山々からは霧なのか、雲なのかは判らないが、蒸気のように白く吹き上げている。夜昼峠方面の天気はまだ回復していないようだし、第一、多分足場が 悪いのだろう。そうこうしているうちに、もはや、夜昼越えは諦めムードになってきた。伊予平野駅ではかずまるが満足できるだけの雪があったようだ。今日は ここから伊予大洲まで歩いて終わりになるのだろう。
左:伊予平野駅4732D、右:西大洲〜伊予平野間729D 一 度、単独編の夜昼越え前に腹ごしらえのために寄ったコンビニで昼食を買ってきて、再びホームで雪と戯れ、その間に1060Dが通り過ぎ、1062Dが通り 過ぎ、いつしか2時間が経過した。12時43分発の4732Dがやってくる頃には、高さ約80センチの雪だるまが出来上がってしまった。 4732D が出発してから、我々も伊予平野駅を後にする。今回のコースは距離の割には、元々時間を多めにとっている。実のところは、大洲城か又は大洲の街並みを回る ことを想定していた。が、今日の場合は、伊予平野駅で相当時間を費やしてしまったため、あとはまっすぐに大洲へと向うしかない。
左:伊予平野〜西大洲間4644D、右:伊予平野〜西大洲間22D 久 米川に沿って歩くと、ちょうど線路が北側になるので、撮影には大変都合が良いのだが、現在この川は災害復旧工事中である。やけに橋を高く付け替えているの で、堤防を高くしてるのかもしれない。平野側は特に何の規制もしていなかったのだが、西大洲側では工事中で抜けることができない。こういう場合は平野側に も看板立てないか?まあ、工事をしている業者名を見たら、まあ仕方ない? 仕方がないので、警報機のない踏切を越えて北側に出る。日差しが強くなって、2月とはとても思えない。所々で、雪が屋根から落ちる音が聞こえる。さきほどは一面の雪景色だった西大洲駅のホームも今はほとんど溶けてしまっている。 駅の近くのこじんまりした店でアイスクリームを買って、それを駅のホームに腰を降ろして食べて、いよいよラストスパートである。が、すぐそこに駅の近くのスーパーの看板が見えるのだが、肱川を越えるには相当迂回しなければならない。
左:西大洲駅、右:伊予大洲駅1066D 結局のところ、スーパーでかずまるの靴下を買って、駅に到着したのが15時20分。なんとか1066Dに間に合ったのであった。 本日の運賃は妻が2880円、かずまるが1440円(松山〜伊予大洲間Sきっぷ利用)もちろん私は無料であるが、だんだんと交通費が高くなってくるし、移動時間も長くなってくる。(2007.02.07、撮影は全て2007.02.03) |