JR四国松山〜宇和島100キロ貫歩

かずまる同行編(9)

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第11回目 八幡浜〜双岩4・7キロ(実距離5・5キロ)

 

(クリックすると拡大します。なお、この航空写真は国土交通省のサイト「国土情報ウェブマッピングシステム(試作版)のご利用に当たっての注意事項」に基づき記載しております。)

3 月3日(土)、雪の伊予平野駅からはや4週間、久しぶりの出撃となった。大洲を過ぎて、移動する時間そのものが長くなってきた。中途半端な時間に出発する こと事態に無理が生じてきた。全てを放り投げて出撃することはできない。かずまるは小学2年なのだから、勉強時間はまだ長い必要はない。が、勉強させる習 慣をつけさせることも必要である。というわけで、一時は暗礁に乗り上げた同行編であったのだが、意を決して、出撃回数を1回増やし、あと7回の同行編のう ち、1057Dでの出撃を4回、夜昼越え、法華津越え、そして最終回は逆に早い時間に出発するという、2段階の行程を考えた。そのうち、峠越え2回はかず まるの春休み中に実行する。幸い、今年は春休みの週末が3回ある。最初は桜の開花と同時期となる。最終回はこの際どうでもよい。そのうちできる日が来るだ ろう。そういうつもりで、同行編第9回目の出撃は、同行編第11回目というややこしいことになった。が、まあ、仕方あるまい。

  

左:八幡浜駅1057D、右:八幡浜駅到着1062D

1057D を待つホームでかずまるが顔のかさぶたを引っかいて、顔面血まみれになるというアクシデントを越えて、ともあれ、列車の中で弁当を広げる。このような行軍 があと3回続くことになる。いや、その後の長浜海廻同行編は同様の理由で7回行軍を考えているが、最初は大洲だし、肱川河川敷を歩くし、八多喜の旧鉄道跡 を歩くから、3人同行となるのだろうが、2〜4回目は1057D〜4732D、5〜6回目は729Dという2時間コースがずらりと並ぶ予定となっている。

八幡浜到着は12時03分、これから双岩まで約5・5キロを2時間39分で歩くことになる。時間的には余裕はあるのだが、何しろ今日は標高約100メートルを登ることになる。しかも、歩道の状態が良くないことが判っている。

が、八幡浜は案外河川の整備が進んでいる。平地が少ないから、河川に公共空地を求めるのかも知れないが、まずは、八幡浜駅西側の千丈川を越える。

  

左:千丈川、右:八幡浜〜双岩間おなじみ729D

JRは五反田付近で五反田川沿いを一時走るのだが、かずまるは河原に降りてしまい、そこからずっと川の中を進んで行くことになった。まあ、それもよかろう。

その河原特攻隊も川の舞集会所あたりで歩けなくなり、ここから歩道が整備されているとは言いがたい県道を歩くことになる。が、このあたりから登り勾配が急になってくる。案の定、日の浦の三瓶方面への分岐手前にある旧道あたりで速度がかなり落ち込んでしまった。

と いうわけで、ここにあるコンビニでしばし休息。かずまると会話をしていると、店員から「何かの競技をしてるんですか?」と聞かれる。似たようなものではあ るが、と言うとかずまるに「がんばってね」と言う。まあ、他人から見ればバカバカしいことをやっているのは承知ではあるが。

  

左:双岩までの県道は歩道のないところが多い。右:八幡浜〜双岩間1061D

こ こから先は歩道がない。それでいて急カーブが続く。私が最初に車を買ったときの練習コースである。あのときは、仕事を終えて、運転の練習をして、再び職場 に戻ったら、職場で残業していた上司に「自分の運転に酔いしれました」と言って、「ほう、そんなに(運転が)上手いのか」「いえ、本当に酔いました」とい う会話が思い出される。

中津川の坂を上り詰めたところに、単独編でも写真を撮った「夫婦岩」に到着する。こことにはログハウスなどもあるのだが、今日は誰もいない。ここでしばし最後の休息をとる。目的地双岩まではあと2キロ弱だから、時間調整もできる。

  

左:双岩駅4736D、右:伊予大洲駅、アンパンマントロッコ・キクハ32-502

と いうわけで、最後は少々早く4736Dの到着20分ほど前に双岩へとたどり着く。幸い、暑いくらいだし、双岩駅には駅舎もあるから、時間つぶしはできる。 が、双岩で4736Dに乗車しても、その後、八幡浜駅で30分ほどの乗換え時間がある。これから4回の1057Dシリーズでは、この八幡浜乗換えか、又は 4736D八幡浜20分停車して、伊予大洲乗換えが待っていることになる。

本日の運賃は八幡浜Sきっぷ2,210円、 双岩〜八幡浜間100円で計2,310円、もちろん私は無料である。が、ここで誤算が生じた。もし、伊予大洲Sきっぷを利用すれば、1,340円、伊予大 洲〜八幡浜間特急往復で560円、双岩〜八幡浜間100円で、計2,000円になるのである。その差310円、大人の場合は駅弁代に近い差が出ることにな る。次回伊予石城〜双岩間も同じであるから、注意したい。(2007.03.11、撮影は全て2007.03.03)

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