JR四国松山〜宇和島100キロ貫歩

かずまる同行編(12)

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第10回目 千丈〜八幡浜2・2キロ(実距離2・3キロ)

 

(クリックすると拡大します。なお、この航空写真は国土交通省のサイト「国土情報ウェブマッピングシステム(試作版)のご利用に当たっての注意事項」に基づき記載しております。)

同 行編の千丈〜八幡浜2・2キロ(歩行距離2・3キロ)は1回の行程としては余りに短い。が、ともかく、5月12日(土)に出かけることになった。 1059Dで松山を出発し、伊予大洲から729Dで千丈へと向う。帰りは八幡浜から1066Dの予定であるが、あるいはもう1時間早く帰ることになるかも しれない。

  

左:伊予大洲駅1059D、右:伊予大洲駅729D

伊 予大洲で1066Dから729Dに乗り換える。729Dはこのシリーズの核となった列車である。かずまるはこの185系に初めて乗車するため、代走のキハ 58系でないことを期待していたが、期待どおり185系がやってきた。かずまる曰く「なんでこれが普通列車?」という。20年前には特急列車だったし、な によりも現在でも「ゆうゆうアンパンマンカー」連結列車は現役の特急列車で、かずまるも乗車したではないか?実際には少々強引だが、八幡浜〜宇和島間にキ ハ185-3100系が走っているのは、四マツの車両のうち、キハ32系を日中走らせたら、2000系の邪魔になるための措置だと思う。だから、四コチの キハ54系の助けを受けても、同区間の普通列車の運行回数が予土線の北宇和島〜近永より少ないという事態なのだろう。実際には特急が走っているから都市間 輸送としては問題ないが。それでも、2000系ならば4分弱で走り去る八幡浜〜双岩間を185系は9分かかる。

だが、 伊予大洲以南の予讃線は速度が落ちる。松山〜宇和島間で見た場合、営業距離の中心は伊予大洲の西大洲側350メートル、肱川の北側であるが、時間の中心は 1051Dで見た場合、夜昼トンネルの西側あたりになる。松山〜八幡浜間通勤者にとっては、そろそろ目的地というところで、宇和島通勤者はまだ中間点なの である。もっとも、1051Dに関しては卯之町を境にそれまでの俊足から一転鈍足になる。1072Dで見た場合は夜昼トンネル東側あたりになる。

  

左:千丈駅729D、右:千丈を出発した729D

13 時19分千丈到着。729Dはここで22Dを退避するため、約3分停車する。前回の夜昼越えの時、かずまるは途中で木の棒を杖代わり(というより草のラッ セル用)にしていた。列車に乗るときには危険物の持込はダメと言い聞かせて下り側待合ベンチの裏に置いて帰った。あれから3週間、木の棒は埃をかぶってそ こに残されていた。

ここから1054Dの八幡浜出発時刻まではあと58分。伊予石城〜双岩間の笠置トンネルでは、最初 の2キロを40分で歩行したが、次の1キロに1時間かかった。2・3キロに58分は決して無理な距離ではないが、要するにかずまるのやる気次第の時間であ る。1時間くらいはあっという間に過ぎ去ってしまう。もっとも気になったのは、今日は千丈川をずつと下る予定だから、前の八幡浜〜双岩間のように川の中を 歩くと言い出すことであったが、すでに河原は一面の草で覆われており、さすがに降りたいとは言わなかった。

要するに道 草を食わなければ、何の心配もない。我々は千丈小から千丈川南側をずっと歩いたのだが、松柏中学から長谷方面へと向う道と国道197号の交差点あたりが中 間点と位置づけていた。22Dの千丈通過を待ったから、出発は729Dの出発と同じ13時22分のはずだが、時刻はまだ13時40分になっていない。この 時点ですでに勝負はあった。

  

左:千丈川を下るかずまる、前回の木の杖を持って・・・、右:八幡浜駅1062D

結局4639Dが八幡浜に到着する13時51分には、駅東側の踏切まで来ていた。1064Dの出発時刻まではまだ20分以上ある。

今日の交通費は、伊予大洲Sきっぷ1,340円、伊予大洲〜千丈間130円、八幡浜〜伊予大洲間280円(内特急料金150円)で計1,750円であった。(2007.05.19、撮影は全て出撃日)

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