私はこれまで、年2回のハーフマラソンと年1回のフルマラソンを基本にしてきたのだが、今治シティマラソンは来年以降エントリーをしないことにしているため、「ガチ」で走る大会は、愛媛マラソンと、この坊っちゃんマラソンだけになる。 さて、昨年同様、試走ではついに一度もハーフマラソンの距離で100分を切れなかった状態に加え、大会前日は、左膝の違和感もあって、とりあえず、走って見なければ解らないという状況の中の大会。
そのような中で、結果として、自己記録を1分19秒上回る96分51秒。 ただ、これは単に「3分のダメージ」を持ったことには違いないが、記録の理由しては、次の3つの「奇跡」があった。 「@これ以上ない天候」「A最高のペースを刻む方に張り付けた」「B100メートル程距離が短かった」 「サリーさん」からは「今日は安全運転ですよね」とは言われたものの、結局のところ、「私も走ってみなければ解らない」状況の中でのスタート。 スタート直後は「クスノキさん」と並走していたが、彼は1キロを過ぎたところからペースアップされ、私はというと、マイペースに持ち込む。とはいえ、「サ リーさん」は4キロあたりまで、私にぴたりとつけていたらしいが、この段階ではまだ私もペースが安定しておらず、大変失礼しました。 実際、私とはレベルが違うが、神戸マラソンで有名な「マラソンサニーさん」のブログでは、ハーフまでは、ある程度「押していける」と書かれているものの、 やはり私のレベルでは、「ハーフマラソンと言えども、特に今回のような、ほぼ中間点での折り返しの場合、往路でペースアップは自殺行為」ということにな る。 というより、往路は若干の向かい風ながら50メートル上る状況では、キロ4分48秒が私のLTかな?という状況。 だが、私に奇跡が起きたのは、キロ4分44秒の完璧なフルフラットペースで走る方に付くことができたことだ。 さらに、「私のLT値は4分48秒ですから、大変感謝します」と申し上げたところ、「今は上っているでしょ(だから、あなたのLT値はもっと速い)」という回答があったこと。 これは、正直「神の声」に聞こえた。時は折り返しまであと600メートルあたり。つまり、折り返したら、「下り坂・追い風」で、ペースが上がることを意味する。 事実、折り返して、更に下り始めた11キロ以降は、キロ4分40秒が楽に感じる。 だが、残念なことに、張り付かしていただいた方が、復路13・2キロ森松橋のところで、携帯電話が鳴ってペースを落とされたところで、ここから自分のペースで走る。 そこからは、キロ4分27〜34秒とペースを上げ、ついに中央高校あたりで、前方200メートル先に「クスノキさん」を視界にとらえる。 だが、彼もまた、キロ4分40秒のペースを維持しておられ、最終的に19キロあたりで追い抜く。 あとは、ラスト600メートルあたりの、河川敷を上ったとこあたりからペースアップし、結果として、96分51秒の自己記録でゴール。 「無理をした3分」は、それがダメージになったわけだが、これを次回愛媛マラソンの「貯金」として、更なる精進をしたいものである。(2018.12.02) |