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第3回 同行編4回目を考える 最終更新2009.03.08

(クリックすると拡大します。なお、この画像は「カシミール3D」から転載し、地図画像は「カシミール解説本5万分の1地図」から作成しております。)
 

   

 
同行編4回目からいよいよ宿泊行軍に入る。今回は前回終着地から高知市宿泊の奈半利までの予定。その次に2泊3日で徳島まで抜ける予定にしている。徳島まで行ってしまえば、後はかなり楽になる。

さて、今回の最大の難所は、なんと言っても行軍開始直後に控えている名古屋峠である。だいたい標高98メートルとなっているから、焼坂峠並みである。当初はこの坂を避けるために、窪川から一気に佐川まで出て、須崎方面へ逆走しようかと考えていた。だが、このルートは峠付近でかなりの勾配があるうえに、JRの時刻の拘束がでてくる。なんといっても、何度も自転車の出し入れをするのはかなりきつい。

と思っていたのだが、前回の行軍が朗報となった。要するに焼坂峠並みだと考えればよいし、現にかずまるはほとんど難なく乗り切った。実際のところ、長い山道でなければ(例として、七子峠を逆走するようなことでなければ)上り坂よりは逆風の方がダメージが大きいようである。その意味では今回も前回が北東〜東、後半が東〜南東方向に走る。

一方、実は横浪方面のルートも検討していた。こちらは峠らしき山道はない。むしろ、高知浦戸湾の渡しを抜けて、南国市方面へ抜けるならば最短コースになる。が、かずまるは高知市宿泊を楽しみにしている。だから、そこから高知へ北上すると結局遠くなるし、実はどのコースを通っても最後に坂道が待ち構えている。また、横浪方面では細かいアップダウンも予想される。要するに、高知市は浦戸湾に面した完全な盆地なのだ。

というわけで、名古屋峠を強行することに決めたのだが、この国道56号は、名古屋峠から土佐市街地までは結構丘陵地を走っていることに気づく。具体的には、名古屋峠を下ってきた波介川とは県道47(横浪公園線)交点で別れた後はも戸波小中学校を過ぎたところで永野川、次に地図で名前がついているものだけでも宮ノ内川、甲原川、末平川、長池川と渡る。ということは、その前後には低いながらも峠があると言うことである。実際、標高を計測していたら「なんでこんなにアップダウンがあるねん!」であった。しかも、それにーらの川は全てが波介川に注いでいるのである。そこで思いついたのが、国道を走らずに波介川の河川管理道を走るということであった。これならば、勾配は橋付近でないとは言わないが、楽になるだろう。

そして、仁淀川大橋を越え、第2の難所新荒倉トンネル(標高30m)を抜けたら、いよいよ高知市へと入る。かずまると最初の宿泊が待っているのだが、今回は実際のところ貧銭宿(ビジネスホテル)を考えているだけに、かずまるがどう言うかが気になるところである。

さて、翌日であるが、この日は終点奈半利から列車で帰るため、前日の行軍内容によって、出発時刻を調整する必要がある。2日目のかずまるの体力がどうなのかが心配なところである。まあ、最後まで土佐くろしお鉄道に沿って走るから、万一のことがあっても、そこから列車に乗ればよいという気楽さはある。

一方、問題の勾配は、高知から室戸岬まではほぼフラットである。夜須駅東側の手結山で38m、一旦12mまで下って、西分駅手前で再び22mまで登るアップダウンがあり、赤野駅東側の線路を越える辺りで33mの登りがある程度で、あとは15mまでの勾配で済みそうである。

もっとも、その次の行軍(5回目)では、日和佐前後で150mクラスの山越えが控えているのである。

 

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