カシミール3Dで旅を楽しむ

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第4回 馬車馬の日々 最終更新2009.03.15

(クリックすると拡大します。なお、この画像は「カシミール3D」から転載し、地図画像は「カシミール解説本5万分の1地図」から作成しております。)
 

  

 
JR四国が世界に誇る2000系制御式振子気動車は松山から宇和島まで約100キロの通勤を可能にした。そして、宇和島通勤から3年が経過しようとしている。

まずは、一番左の画像から。伊予中山〜内子間は正式には単に予讃線なのだが、伊予長浜経由と区別するため、当サイトでは「予讃新線」又は「内山新線」と称している。実際に乗っていると結構カーブを感じるのだが、やはりカシミールで見たら、かなりまっすぐに見える。

そのうち、伊予立川の標記の上にあるカーブが多分伊予立川駅のカーブ。なお、多少線路の位置が高くなっているせいか、トンネルが表現されていないような気がする。

2番目の画像が予讃線が誇る33パーミルの急勾配、八幡浜〜双岩〜伊予石城間の笠置峠である。双岩駅の所在地は若山なのだが、元々このあたり一体が双岩村だったことから採用したのであろう。この双岩とは、駅北側にある夫婦岩からきたもので、元々明治時代に付近8村が合併するとき、旧釜倉村が「相生村」、残る7村が「双岩村」を推したとされている。「相生」とは相生の松と言って神様が宿っているとされていたというから、ひょっとすると、讃岐相生駅などもそういう由来があるのかもしれない。

ちなみに、予讃線はその夫婦岩近くにあるアーチ橋付近で、昭和20年の終戦直前に1本につながった。戦時中の突貫工事で作られたというから、軽便鉄道並みの路盤と勾配の連続で、エンジン1基の列車ではしばしば立ち往生しており、現在では1日1往復のキハ32が(朝下り2本目、夜上り最終、休日等は単行)キハ54に連結されて運用されている(らしい)。

一番右の画像が法華津峠、よくぞこんなところに線路を敷いたものだ!そして、よく毎日こんなところを往復しているものだ!と我ながら感心するところである。

国道は卯之町から西側へカーブしながら法華津峠トンネルに入るのに比べ、予讃線は逆に西側(野村側)へ走りながら、一気に法華津峠の中腹へと抜けてくる。ちなみに、この部分の国道は自転車で走ろうと思う者にとっては、凶悪トンネルとして知られる。トンネルが連続するうえに長大トンネルがある分、あの七子峠よりも最低最悪を誇り、自転車特攻隊は結局この部分を無視(国道197〜国道320ルートへ退避)することになった。

 

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