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第6回 室戸岬付近の地形 最終更新2009.04.20

(クリックすると拡大します。なお、この画像は「カシミール3D」から転載し、地図画像は「カシミール解説本5万分の1地図」から作成しております。)
 

  

 
いよいよ来週末には自転車特攻隊・同行編第5回目となるのだが、どうも出発予定日である5月2日(土)の天気がよろしくなさそうな雰囲気である。(気象庁の予報ではなく、米予報と個人的見解による。)が、そんなことは考えても仕方がないから、行けたものとして話を進める。

まずは、一番右にある室戸岬付近の地形図を見ていただきたい。6年600冊通勤読書の中で「室戸岬付近は(多分南海地震)地震によって地面が何段にも盛り上がった状態となっている」旨の内容の本を読んだ記憶がある。それにしても、なんとなく異様な地形である。

ざっと見てわかることは、(正式には山脈とは言わないが、形として)山脈が北東方向から南西方向へと何本も延びているのが判る。その最も東に位置するのが海岸線である。だから、甲浦以南では、その山脈の東側に沿って走ることになるのだが、それにしても、内陸へと向かう川がかなり限られているということにも気づく。実際には数本の川があるのだが、室戸市街地のある平地(盆地)の流域はかなり東側山地まで広がっていることも判る。

一方で、その南西側へ伸びる山脈の一部が行当岬であり、羽根岬であることは容易に想像がつく。だが、その一方で、行当岬と羽根岬の間の地域は、大地がぽっかりと隆起したような様相を見せており、その端は海岸部で急激に海へ落ち込む。だから、海岸部を走る国道55号から分かれた道は、急斜面を登っていって、台地の上に出たらなだらかな丘陵地ということになる。また、川の両岸も急な谷となっている様子である。

室戸岬といえば、雄大な太平洋!という光景が浮かぶが、このような愛媛県ではなかなか見ることのできない大地の様子もぜひ見ておきたいものである。そのためにも、ぜひ敢行できる天候であってほしいものである。(2009.04.20)

 

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