新かずまる特攻隊が行く(1)

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第5話 かずまる100回目の坊っちゃん列車乗車達成(撮影は全て2003.04.26)

ようやく私の描いていた「新かずまる特攻隊」を達成することができた。午前10時に自転車で出発。昨夜は非常に蒸し暑かったが、夜半過ぎから急激に気温が下がったような気がする。非常に快適な気温であった。10時15分頃に古町駅に到着する。

5番ホームには610形が横付けされている。先週に続き、ここで電車の入れ替えをするようである。が、この時間、古町駅は城北線のダイヤがかなり乱れていた。まず、10時20分に留置線から電車が回送されて、1番ホームに横付けされる。宮田町から先にやってきたのはLRTであった。坊っちゃん列車も遅れているらしい。LRTが到着するや、城北2番線が出発する。これで坊っちゃん列車の古町到着は早くても10分遅れの10時28分となる。

  

古町駅の詰め所では「鉄砲町通過」という声が聞こえる。坊っちゃん列車1号機は10時28分頃に到着する。乗務員は「大将」「しょうゆ顔の好青年」「ゲンちゃん」「K4兄ちゃん」。1番ホームに回送して、機関車を切り離す頃には、遅れていた城北2番線がやってきて本線に停車する。客車を回送して、11番留置線に着く頃には、次のLRTも到着する。先に着いた電車を引き上げるため、LRTもしばらく本線に停車する。というわけで、坊っちゃん列車の回送作業が終了したのは出発4分前であった。まもなく到着する2番線の運転手は「木田君」であった。

かずまるは珍しく前客車に座るという。乗客は前客車に7名、後客車にも同じくらいという快適な状況で出発する。14号機とは、いままででも指折りの東寄り、県庁前電停付近ですれ違う。先週のすれ違い位置が伊予銀行本店前だから、かなりのずれがあることがわかる。

今日の道後温泉駅前は、GWにしては観光客が少ないように思えた。坊っちゃん列車にも「満席」の便がない。これでは先週のほうが観光客が多かったようである。折返しの1号機に「翼君」が乗車していったため、次々の便の1号機で松山市駅をめざすことにする。むしろ、時間的にはそのほうが良いので、道後温泉駅で久しぶりにぶらぶらする。坊っちゃん列車の給油シーンを見たり、足湯をしたり、からくり時計わ3回見たりして、結構だらだらとすごす。

  

11時57分発の14号機は「がんばれ運転手「紳士松井」「K4兄ちゃん」が出発していく。次の12時40分に乗車したが、ここで車掌が「T車掌」と「翼君」となる。乗客は11時29分発の便よりは少なく、かなり余裕がある。GW初日に道後温泉にやってくる観光客は少ないのだろうか。勝山町付近で「元気君」の運転する5番道後温泉行きの電車とすれ違う。そういえば、朝の古町⇒道後温泉間には、道後温泉に宿泊した観光客5名くらいが、道後温泉での混雑を避けて、わざわざ古町にやってきたようであった。

松山市駅からは、一度3番道後温泉行きで南堀端に出た後、5番JR松山駅前に乗り換える。が、あいにく運転者は「元気君」ではなかった。

さて、JR松山駅で弁当を買ってホームへ向かう。今日はGWということで、アンパンマン列車は8両編成である。ホームの端の端、ホームが狭くなっているところまで行く。8000系の場合はここがグリーン車の乗車口である。ずいぶんな扱いであるように思う。

さて、ここで今日はアナウンスの大混乱を聞くことになる。22Dは前3両が「高松行きいしづち18号」、後ろ4両が「岡山行きしおかぜ22号」だというアナウンスがある。ならぱ、下の写真の切妻部分で別れるのか?帰りはどうやって運転するのか?と思ったが、そのうちアナウンスが、前2両が「高松行きいしづち18号」、後ろ5両が「岡山行きしおかぜ22号」と訂正される。

  

実は2日前の木曜日は、松山6時58分着「宇和海2号」の4号車に「メロンパンナ号」が連結されていた。ということで、ひょっとして、連結方法が変わったか?と期待していたが、なんのことはなく、22Dの6号車にしっかりと連結されていた。7号車「ロールパンナ号」、8号車「カレーパンマン号」と代わり映えがなく、かずまるは少々機嫌が悪い。ちなみに、今日は4号車に一般塗装車が増結されて、8両編成となっていた。

が、それにしても、少々乗客が少ないようである。8号車は10人とは乗っていない。今日も今治で約30分折返しの「しおかぜ13号」に乗車したが、これまた、少々旅行者が目立つくらいで乗客は少ないと言わさせる得ない。今年はGWの曜日配列が悪いといわれているが、それにしても、観光客の少ないGW初日であった。(2003.04.27)

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第4話 かずまる99回目の坊っちゃん列車乗車(撮影は全て2003.04.19)

やはり、かずまる特攻隊とすれば坊っちゃん列車は古町から乗車するに限る。というわけで、ようやく4月になってから最初の機会が訪れた。だが、天気予報は、今日明日とも雨、それも午後のほうが天気が悪そうである。しかも、朝から時折小雨がぱらついている。が、運良く、9時30分頃には陽が照り始める。しかし、かずまるの準備ができていない。伊予鉄道バスロケーションで20分前に検索したところでは、東循環線は約5分遅れている。9時38分になって出発する。が、なんと、バスは2分ほどの遅れで、無情にも中央通と西環状線の交差点で信号を待つ間に右折していく。仕方がないので、郊外電車で一度大手町まで行って、城北1番線で古町へ向かう。

  

古町に到着すると、ちょうど「元気君」が城北2番線に乗車している。この時間の古町駅はなかなか楽しい。5番線には660形が停車している。10時17分の高浜行きの電車と交代する。また、15分毎に松山市駅から1両の電車が回送されてくる。坊っちゃん列車14号機は定刻に到着する。「坊っちゃん2世」「大将」「T車掌」が乗務している。にもかかわらず、かずまるは失礼にも「Mさん(翼君)は、1号機?」などと言っている。

さて、久しぶりの古町出発はなかなか快適である。10時41分出発。乗客は9名、JR松山駅で5名程乗車してくる。1号機は伊予銀行本店前ですれ違う。車内から見る場合は県庁前交差点、外から撮影する場合は伊予銀行本店前でのすれ違いが最高である。

道後温泉に到着するが、今日もカメラのおじさんはいなかった。かずまるは珍しく11時57分発の松山市駅行きの坊っちゃん列車に乗るという。多分「翼君」が目当てなのであろう。まもなく、雨が降り始める。1号機は「がんばれ運転手」「紳士松井」「S3車掌」「K4兄ちゃん」であるが、「S3車掌」が昼休みに入り、「翼君」が乗務する。

  

今日の道後温泉発の坊っちゃん列車は、始発と先ほどの11時29分発以外の3便はすべて満席表示が出ている。この便の後客車は4名乗車している。雨が強くなってきた。窓を開けいられないほどになってきた。が、松山市駅に到着すると、雨は小降りになってきた。これでかずまるの坊っちゃん列車乗車回数は99回になった。

さて、これからいつものように子規堂にいくのかと思っていると、かずまるは「アンパンマン列車」の中で昼食をとりたいという。それはかまわないが、腹は減るし、時間もまだある。松山市駅付近で1時間ほど時間をつぶして、13時06分発の城北2番線で逆回りしてJR松山駅へ行こうかと思う。と、運転手は「元気君」であった。JR松山駅へ行くのかとたずねる人に「この電車は逆周りなので、1番の表示の電車に乗車してください」と指示している。ということは、我々ってなんだい?と思うが、「元気君」はすでに察知していたようだ。

  

古町駅で「元気君」は下車する。我々はJR松山駅へ行って、弁当を買って、3週間連続で22D「アンパンマン列車」に乗り込む。先頭が「カレーパンマン号」というのが、かずまるはいまいち気に入らないようであるが、とにかく8号車の最前列で今治をめざす。1番ホーム松山側にある出発信号を見る。まさか実際にこのホームで本当に松山行きの特急があるとは思わなかった。

今治では、今日も特にすることはなかった。実家に電話をして、場合によっては1便遅らせても、と思ったりしたが、実家は留守のようであった。そのまま松山へ引き返す。2号車は禁煙自由席車へ座ろうと思うと雨が濡れてしまう。が、幸い雨がやんだ。今日は先週よりは乗客が多かったが、座れないこともなかった。JR松山駅到着は16時02分。そのまま「パルティ衣山行き」のバスで帰る。150円を必要とするが、早く帰ろうと思う。が、今日は乗車時は雨が強くなったが、外に出ている間は雨に苦労することはない日であった。(2003.04.20)

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第3話 かずまる特攻隊100回目の出撃に春うらら(撮影は全て2003.04.12)

本当は古町発10時41分の坊っちゃん列車と14時13分発のアンパンマン列車に乗って、16時過ぎに帰宅というのがベストなのであるが、今日も午前中私の両親が来ていたので、午後からの出発となった。先週より10分程度早い13時20分過ぎに自転車で出発。古町駅をめざす。古町駅北側の踏み切りで、城北2番線が通り過ぎたが、城北1番線の到着が遅れていたので、乗車することができる。JR松山駅前到着は少々遅れて13時40分頃であったが、別に問題はない。

  

松山駅1番線の最も北側でアンパンマン列車の到着を待つ。その内容は「JR」のページで記載しているので、省略する。今日もアンパンマン列車の8号車の最前列に陣取る。まるで、「列車でGO!」の世界である。その内容も「JR」のページで記載しているので、省略する。が、この車両は先週同様「カレーパンマン」である。かずまるは「メロンパンナ号」に乗車したいのだというが、5号車指定席に座るわけにいかない。さて、その5号車であるが、実は喫煙車両となっている。「お煙草の吸えます車両は・・・」と号車の説明があるが、「○号車」でなく「メロンパンナ号」などとアナウンスがあったら、さぞイメージダウンになるのであろう。

  

さて、今治到着は14時48分。今日は一歩も今治駅舎を出ることなく、再び13Mで松山へ戻ることとする。松山到着は16時02分。今日もこれから道後温泉駅をめざすこととする。一度松山市駅へ行って、坊っちゃん列車を見て・・・あれれ、14号機がいる。ということは、最終古町行きは先週同様1号機ということになる。乗務員は「大将」「しょうゆ顔の好青年」「木田君」であった。先週中に一度入れ換えがあったようだ。そういうことが4月以降わからなくなった。そういえば、松山市の中心部も見なくなったような気がする。

  

道後温泉では、最終便の整理券をとって、からくの時計を見て、次に乗る坊っちゃん列車の到着を見て、なんだかよくわからないままに、古町に向かうことになる。「がんばれ運転手」「紳士松井」「T車掌」「S3車掌」が乗務する。すでに、坊っちゃん列車の客車の窓は全開になっている。暖かくなったと思ったら、また次の夏がやってくるようだ。

最終便の乗客は、前後客車とも各7名程度であった。大街道で3名、JR松山駅前で2名下車して、我々だけになる。古町駅到着直前に郊外電車が通り過ぎていく。もうすぐ18時だというのに、まだまだ外は明るい。今日は「かずまる特攻隊」100回目の出撃であった。出撃方針に大転換はあったが、結局はなんにも変わらなかった「かずまる特攻隊」であった。(2003.04.13)

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第2話 今治〜道後温泉500円の旅開始(撮影は全て2003.04.05)

4月になって最初の週末、予定どおり「かずまる特攻隊」が出撃できることとなった。アンパンマン列車と坊っちゃん列車を組み合わせるためには、(1)午前7時20分に出発して10D乗車で往復10時07分に松山到着して、古町10時41分発の坊っちゃん列車乗車。(2)10時に出発、古町10時41分発の坊っちゃん列車乗車後22Dで今治まで往復、16時過ぎ松山到着。(3)11時30分出発して、12時15分発の特急乗車後9Dで松山14時02分着後、古町15時01分発の坊っちゃん列車乗車。(4)13時30分に出発、22D乗車し16時過ぎ松山到着後道後温泉へ行き、17時26分発の最終坊っちゃん列車で古町へ。が、なんと妻の体調不良で午前中の出撃ができなくなった。そのため、看病して、体調が回復しかけた午後に、なんとか(4)で出撃できることになった。

  

13時30分過ぎに自転車で出発する。本当はもう少し早く出て、古町に自転車を置いて、13時41分発の城北2番線でJR松山駅へ向かいたいところだったが、仕方なく、直接JR松山駅へと向かう。めざすはJR松山駅1番線22Dアンパンマン列車8号車の最前部。今日からは松山〜今治間の特急が乗り放題であることはもちろん、JR松山駅の入場券を買う必要もなくなる。

9Dは定刻14時02分に松山駅に到着し、後ろ3両を切り離して、宇和島からやってきた22Dの前に連結される。だが、今日は5号車「メロンパンナ号」、7号車「ロールパンナ号」、先頭8号車「カレーパンマン号」であった。かずまるは当然「メロンパンナ号」に乗りたいというが、これは指定席であるため、乗車するわけにはいかない。まあ、今日のところは最前列の自称展望席に座ることができたので、かずまるは文句は言わなかった。

が、私は今日まで気づかなかったが、かずまるにとっては、前の窓が少々高いようだった。普通に座っては何も見えないらしい。正座しても線路が見えない。肘当てに腰掛けるとようやく展望が開けるようだ。で、結局中腰の状態で今治をめざすことになった。14時48分今治着。

  

今治では、今日は特にどこにも行くあてはなく、そのまま15時27分発の特急で松山をめざす。実はひとつ心配していたことがある。今日は春休み最後の週末である。指定席も繁忙期である。もしかすると、特に帰りは座れないかもしれない、と思っていた。が、やってきた特急は結構空席が目立った。そういえば、行きの22D8号車の乗客は10名そこそこだったような気がする。特急「いしづち」は、「しおかぜ」に比べて乗客が少ないとはいうが、ここまでだとは思わなかった。が、そのおかげで、往復ともゆったりと乗車することができた。

さて、16時02分に松山着。これから道後温泉をめざすこととする。ちょうど、前の職場で忘れ物をしていたので、途中下車してから道後温泉へ向かう。さて、今回のタイトル「500円の旅」とは、松山〜今治間は運賃、料金を必要としない。で、松山市内で坊っちゃん列車と市内電車1回ならば450円で事足りる。が、市内電車に2回以上乗車するとなると、「1dayチケット」プラス坊っちゃん列車1回となるので、500円ということになる。

  

道後温泉到着すると、14号機が入れ替え作業をしている。「大将」「JTB君」「T車掌」であった。かずまる特攻隊はその次の最終古町行きに乗車することにする。「がんばれ運転手」「紳士松井」「翼君」「S3車掌」、かずまるはやはり「翼君」のいる後客車に乗り込む。と、客車にはいつのまにか、額縁に入った広告が客車内側の前後に飾られていた。

後客車の乗客は6名。今日も道後発の2便が「満席」となっている中で、やはり最終の坊っちゃん列車は余裕がある。が、JR松山駅にさしかかったところで、かずまるが下車したいと言い出す。JR松山駅前に自転車を置いているからである。古町まで行って市内電車で引き返す予定であったが、かすまるが眠たそうにしているので、今日のところはここで帰ることにした。ということで、JRが加わって、逆にとりとめがなくなった「新かずまる特攻隊」であった。(まあ、それも良いのかもしれない。2003.04.06)

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第1話 新かずまる特攻隊序章(撮影は全て2003.03.29)

本当は4月になって、私が松山〜今治間の特急定期を購入してから出撃すべきなのであろうが、今日は姫路からYoshikenさんがやってきて、伊予鉄郊外電車やJRにも乗ろうということになったので、今日がその序章となった。

Yoshikenさんは道後温泉にはいるのも好きらしい。また、午後よりも午前のほうが空いているのでよいらしい。ということで夜行快速「ムーンライト」で下車後、すぐに道後温泉に行かれた。で、我々新かずまる特攻隊(以後、以前どおり「かずまる特攻隊」という。)は午前10時にJR松山駅に出没し、4月以降の定期券を購入してから、古町駅をめざした。おおっと、まずは城北1番線の運転手は「イチロー」であった。彼が土曜日に路面電車常務であるのを見るのは珍しい。なにやら、波乱の幕開けである。(なんのこっちゃ)

  

坊っちゃん列車14号機は10時21分発の城北2番線とJR松山駅で離合して約7分遅れでやってくる。満員だったのだろうか。乗務員は「元気君」「大将」「ゲンちゃん」であった。今日「元気君」も代出である。14号機は我々2名のみを乗せて出発する。が、JR松山駅でかなりの人が乗車してくる。1号機とは伊予銀行本店前という最高の場所ですれ違った。そして、道後温泉駅で「元気君」ともどもYoshikenさんと再会する。

さて、今日は色々とやることがある。そして、桜も開花宣言から3日が経った。これからどうしようか。ともかく、まずはかずまるの意見として、先週同様11時38分発のLRTで松山市駅をめざす。松山市駅は思ったよりもたくさんの人が電車を待っている。土曜の正午にしては珍しい。が、その理由はすぐにわかった。みんな、これから道後公園の桜を見に行くのである。

我々は、市役所前で下車して、堀之内で昼食をとることにする。なぜか松山市役所前側一角だけが咲き始めている。そのあたりだけ、人が集まっていて、弁当を食べたりしている。花見は来週がピークであろう。その間、我々の目の前には路面電車や坊っちゃん列車が行きかう。花見というよりは、別の意味があるといっても過言ではない。

  

しかし、これからのかずまる特攻隊は、活動範囲が広がるのである。まずは、伊予鉄郡中線で伊予市をめざす。郡中線に乗りとおすのはこれがはじめてである。余戸からは一番前の席を陣取る。かずまるは「前から電車がやってくる」と言ってははしゃいでいる。郡中線は高浜線に比べると、線路の引き方に余裕がない、つまり人家をすり抜けるようにして走っているような感じがする。それでいて、速度は高浜線が43キロ程度であるのに比べて、約50キロ出して走っている。Yoshikenさんは伊予鉄道の枕木の敷き方の密度が高いとおっしゃっている。

郡中線郡中港は、まさに終着駅。これから先へは行けません、という構造になっている。しかも、道路を挟んでJR伊予市駅がある。なかなか、鉄道に依存している街のように見える。これから、再びJRで松山をめざす。ちょうど駅には185-3000系気動車が停車している。松山駅からやってくる7000系電車の到着を待って出発する。

この7000系電車は、伊予市駅で再び松山方向へ折り返す。かずまるはいちもくさんに車両の最前部、つまり「かぶりつき席」を陣取る。まさに「電車でゴー」の世界がそこにある。一度「アンパンマン列車」の8号車の同様の席に乗せたら、どう言うか楽しみである。近くそれは実施されるはずである。

  

松山駅では、ちょうど特急を退避するため、約20分ほど待って、さらに今治行きの電車に乗って三津浜駅へ行く。ここから、三津の渡しまで、とろとろと歩いていく。途中伊予鉄三津駅付近の「近鉄タクシー」の近くに「旧松山電気鉄道」跡があると聞いていたので、それも探してみたが、なかなかわからなかった。が、水道管を通している橋の部分が、少し気になる。今後よく見てみることにしよう。

三津の渡しはYoshikenさんもご満悦のようであった。が、そこから港山駅までは昨年歩いたよりもずっと近かったような気がする。さて、時刻は午後4時、ここで一度かずまるを帰宅させて、Yoshikenさんと第2ラウンドを予定している。妻に電話して、伊予鉄衣山駅でかずまるを引き渡して、Yoshikenさんと夜の松山をめざすことにする。が、Yoshikenさんの夜行の出発時刻までは少々時間がある。また、Yoshikenさんは今日坊っちゃん列車には乗車していない。

  

というわけで、古町駅から道後温泉駅へと向かい、最終古町行きの坊っちゃん列車乗車をたくらむ。が、今日は前述のとおり、花見客が多い。ちょうどやってきたLRT城北2番線は超満員で、LRTの集客力の弱点を露呈したような状態であった。しかも、缶ビールや弁当をかかえた乗客が多い。それらの多くは上一万で乗り換える。電車は約5分遅れた。が、今度は道後温泉行きの電車が来ない。結局道後温泉駅へ到着したのは、予定より約10分遅れの17時05分ころであった。が、それでも16時59分発の坊っちゃん列車もまた満員で、まだ発車できずにいた。

最終の坊っちゃん列車は、そこそこの乗車率であった。「紳士松井」が「ちっちゃいのは?」と声をかけてくる。坊っちゃん列車は夕闇が迫る町並みを、しかしもろに夕日を浴びながら、古町をめざす。そして、再び古町駅に戻り、坊っちゃん列車の終業作業を見て、そして、城北2番線で大街道をめざしたのであった。いよいよ、4月からは「アンパンマン列車」が加わることが予想される「かずまる特攻隊」の序章は終了した。(2003.03.31)

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