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【歩鉄1】 卯之町〜法華津峠〜立間13・5キロ

松 山〜宇和島100キロ貫歩同行編で半年間立ち往生している法華津峠、全長13・5キロは前後の移動距離を考えると、なかなか機会が見つからない。今のとこ ろ11月23日の3連休を予定しているが、あくまで天気が良かったら、という前提である。そこで、法華津峠辺りの道路状態をどうしても確認しておきたい。 前回4回目の駅トレの時に確認する予定だったのだが、途中のアクシデントで断念し、今回10月28日(日)に妻子が出かける用事ができたことから、決行す ることにした。

  

左:卯之町駅1058D、右:下宇和へ下る道、通れそうにない。

松 山発9時00分の1053Dで卯之町10時01分到着。この1053D〜1060Dの往復は、日中の松山〜宇和島間特急1時間ヘッド運転の最後に入ってき た列車である。平成4年に181系が撤退してから、随時2000系が導入され、現在の1051Dスジができたときにも、この往復ダイヤは設定されていな かった。それで、松山午後1時に行くときなどは案外不便なダイヤになっていたものだ。従って、この往復のダイヤには最後に入ったスジだけに退避時間が長 い。内子で3分停車した後、下宇和でも運転停車する。1060Dにいたっては、1時間26分かかってしまっている。

卯之町を出発して、法華津峠の旧国道へと向かう。法華津峠に向かうには、現在の国道56号の法華津トンネルの上に、旧国道(現市道)があるのだが、それとは別にさらに徒歩時代の旧道があるが、ここでは旧国道を旧道として掲載する。

と ころが、この旧道は今年2月もそうだったが、現在ずっと工事中になっている。狭隘な急カーブを避けるため、一部山を切り開いて、新たに道路を付け替えてい るようである。今日は「解除中」となっていたが、これでは車はもちろんのこと、場合によっては、徒歩でも無理な場合が出てきそうだ。従って、同行編の行軍 は祝日か、年末かにならざる得ない。まさにいろいろな意味で最大の難所になっている。

  

左:全面通行止めの旧法華津峠、右:宇和町皆田方面への道路、この道も心もとない

夜昼峠は馬車道ということで、自転車でも上がれるほど緩やかな勾配であるのに対し、法華津峠はかなり急勾配が続く。それでも峠までの5・3キロを1時間08分で行くことができた。同行編でも2時間あれば登れるだろう。

そ の峠のところから、下宇和へと下る道がある。4月に断念した道である。上からなら道の様子がわかるのではないかと思ったのだが、かなり荒れていて、とても 歩けそうにない。続いて、野福峠へ林道が分岐して、展望台の直前に、再び左方向へと分岐する林道がある。この道が皆田方面へと向かうので少し歩いてみた が、しばらく登っているうえに、この道も先ほどの道ほどではないがかなり荒れている。しかも猟犬を連れた人を見かけたりするものだから、あんまり山の中に いるのはよろしくない。結局この道も断念することになった。つまり、工事中の旧道1本しかないということだ。

で、何を 考えたか、私はそのまま立間方面へと下り始めた。しでに野福峠への分岐点から600メートルほど下っているから、人間の本能としてそうなるのは当然なのだ が、現在時刻は11時15分、立間へ下る場合、11時45分発4727D、12時07分発4644Dの後は14時11分発729Dと4736Dしかない。 4727Dなら宇和島で折り返し、4644Dならば卯之町でそれぞれ22Dに乗れる。しかし、次の列車になれば、列車乗り継ぎでは次の1064Dにさえ乗 れなくなる。立間ではバスがあるが、現時点ではバスの時刻表は全く判らない。しかも、ここから駅までは8キロ以上ある。どう考えても無理な話なのである。 ここは卯之町へ下れば、少なくとも特急が停車するから少なくとも22Dには楽々間に合う。

が、下ってしまったものは仕 方ない。列車に間に合うことは無理と知りながら、相当な速度で走ってしまった。最後は時間的に間に合わなかったため、駅ではなく、12時15分に立間駅前 のバス停へとたどり着く。すぐに轟音がして1057Dが通り過ぎて行く。12時17分の宇和島行きのバスがあるが、日曜日は運休、次に12時27分の普通 便と松山からの便があるが、先に普通便がやって来た。

  

左:立間駅、右:松山駅9D

が、 この普通便、日曜日だからということもあるのだろうが、早い早い。停車もほとんどしなければ、渋滞も全くない。早すぎていいのか?とも思うが、ともかくバ スは早かった。そして、宇和島駅が見えてきたところで、まだ22Dは停車している。前の信号は歩行者信号が青点滅を始めた。バスは間一髪で左折する。する と、この変則三叉路2本の交差点では左折した先の信号が赤なのだが、すぐに青になる。駅へ到着したときには、私の10秒ほど遅れている時計が、まだ12時 46分になっていない。運賃を支払って、飛び降り、後はダッシュで駅へ飛び込むと、改札口でTさんとYさんが「すぐに発車します」という。といっても、G 車からは乗れまい、と思って走ると、2号車では別れを惜しむ男女が・・・仕方がないので、まさかこの状態でドアは閉めまいと開き直って、2号車前方のドア から飛び乗って、そのままほぼ(窓側は)満席に近い3号車にどっかと腰を降ろしたのであった。(2007.11.04、写真は全て敢行日撮影)

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