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【歩鉄6】 内子〜伊予中山15・3キロ

現在10キロ減量に取り組んでいることから、その一環として妻子には「修行の旅に出る」と称して、最近「駅トレ」出撃が大変多くなっている。が、だんだんと方法が判ってきた。

ま ずは、下り道には歩く意味がほとんどない。現在9キロの減量を達成しているが、ここまでくれば、下り道ではエネルギーをほとんど使わないらしい。汗をかか ない上に、膝に負担を掛けるだけである。また、速度が遅くてはいけない。だから同行編ではまさに「お遊び」状態となる。が、これも午前中に負荷をかけたう で、午後から同行編をすればよいことも判ってきた。

  

左:内子駅1054Dと1001D、右:伊予立川駅

そういうわけで、今回は内子〜伊予中山間の(当初)約14キロに挑戦することにした。ここならば、列車を見る時間も長く、なんと行っても14キロの間に約120メートルを一方的に上る。国道56号には一部歩道のない区間があるのが心配だが、とりあえずやってみようと思う。

12 月15日(日)1001Dに乗り込んで、まずは内子をめざす。普段といっても私が1001Dに乗るときは平日では金曜日だけなのだが、そのときはガラガラ の指定席も、土日になると指定席券を購入する人が多い。1053Dになると、指定席だけが満員で、自由席はガラガラということもある。同じ車両でそういう 現象が起こるから、見ていて奇妙である。

内子駅は最近ホームまでリエレベータが設置され、トイレも改良された。もうひ とつの高架駅である今治駅はどうするつもりだろうか。ともかく、荷物を整理して出発したら、出発時刻が2分ほど遅れた。今日は伊予立川まで時速6キロ(そ れ以降5キロ)で設定したうえで、伊予中山駅での余裕がほとんどない。内子の旧道を歩きながら、その後一旦服の調整をしたりしながら歩いていると、岡町北 の国道との合流点では全く時間が回復されていない。伊予立川まではただ我慢の歩きをするしかない。しかしながら、幸いなことに、国道に出ると道路沿いに 100メートルごとに標識がある。100メートルを60秒で歩けば時速6キロという目安になる。ただ、その標識は道路中心部のものらしく、歩道という端の 場合は、カーブで若干距離が異なるらしい。それでも、だいたい100メートルを55〜60秒くらいで歩いていたから、まずまずだと思っていた。

  

左:伊予立川駅付近から東を望む、右:伊予中山〜伊予立川間1055D

が、 敵は自らにあった。宿茂を抜けて線路が見える場所にある橋をチェックポイントにしていたのだが、ここで逆に6分の遅れとなる。理由はただひとつ。距離を 誤っていたことしかない。そういえば、100キロ貫歩は単独編は大洲、同行編は内子で東西の測量が異なっていた。西側では(現在も)、「距離測定:キョリ 測(ベータ)」により算出していたのだが、東側では国土地理院2万5千分の1の緯度経度間の測定をしていたから誤差が大きい可能性もある。実際この区間再 測量したら、1キロ以上の誤差があった。だから、最終的に距離が15・3キロとなった。

伊予立川を予定より6分遅れの 9時51分に通過する。この先幟立の交差点を過ぎると予定走行速度が時速5キロになる。それで伊予中山到着が実に632D出発1分前という計算になってい る。最悪の場合は、途中から引き返して632Dを伊予立川から捕まえるという方法もあるにはあるが、それはプライドが許したくない。

次 のチェックポイントは伊予市(旧中山町)と内子町の境からもうひとつ中山側にある大カーブ、通称中野の大カーブである。このあたりから道路に歩道がなくな る。しかも、カーブが多く、ただひたすら車の誤運転がないことを祈るしかない。中野のポイントでは、一気に4分戻し、次のポイントである高圧電線では、逆 に4分の早着となった。もう大丈夫だろうと、1055Dを待つ余裕もできた。

  

左:伊予中山駅4735D、右:伊予中山駅632D

結局のところ、伊予中山駅到着は11時04分、532D出発の5分前であった。約15キロの距離で、120メートルの一方的上りは魅力的だが、あまり歩きたい道ではないということも判った行軍であった。(2007.12.24、写真は全て敢行日撮影)

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