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【走鉄2】 松山〜今治間往復自転車特攻隊・単独編 約84キロ

  

(クリックすると拡大します。なお、この画像は「カシミール3D」から転載し、地図画像は「カシミール解説本5万分の1地図」から作成しております。)

平成15年4月から3年間今治転勤になって、実家が今治ということもあって、通勤もそうだが、自家用車での移動も増えることになった。

  

左:北条の上り坂、右:改良されたという噂の道、完全にガセネタだった

その平成16年に転機が訪れた。今治の野間馬ハイランドから菊間へ向けて延伸していた農道が全通したのである。したがって、菊間から今治へ自家用車通勤していた人々にとっては、相当の通勤時間の短縮になったという。

で、その農道の終着点である当時の菊間町松尾から北条市小山田の間の数キロを5年間で整備して、国道196号の補完するという新聞記事を見たことがある。ただ、その後、菊間町は今治市に、北条市は松山市に合併したため、5年間での整備は不可能だと思っていた。

そ れが、いつだったか忘れたが、知人からその道路が整備されたという話を聞いた。ちょうど、職場ではGWにあわせて休暇をとるようにという通達もあり、当初 国道11号〜国道196号の自転車特攻隊単独編約120キロを考えていたのを、往路この山岳地帯への経路に変更して見たのであった。

  

左:菊間での農道、右:大西のループトンネルのある農道

結 果は、写真のとおり、完全にガセネタであり、そうなってしまうと、山間部の行軍ほど自転車の敵はないと言う状態であった。しかも、農道というのは、本来が 農地の整備にあるものであるから、長大トンネルを掘ることができない。だから、勾配が急である。はっきり言って、自転車が対応できる5%勾配など考慮され ているはずもない。

そんな勾配はひたすら歩くことに限るのであるが、この農道は、トンネルの長さ制限を逃れるために、途中でループがある。これし、当初「なんで道路にループがあるの?」とたずねたら、そういう回答があったものである。まあ、道路の性格上、そうだといわれれば納得できる。

が、 そういうわけで、その道を自転車で走るとなると、これは尋常ではない。しかも、ほぼ緩やかな向かい風ということもあって、往路は2時間40分かかった。こ れは、自転車特攻隊で使用する20インチ自転車の海沿走破2時間30分比べるといかがなものだろうか。距離は短いが、勾配はきつい。自転車そのものは、 26インチの通常使用している自転車である。

  

左:大西のループトンネルのある農道、右:重茂トンネル

そ して、今治では、今治駅までの最後の道路を向かい風を走り、駅まで行けば、今度は追い風になると言い聞かせていたのが、なぜか、今治を出発した直後に西風 に変わったりである。おいおい、ほんの10分前は向かい風だった道を逆走しているんだぞ!といったってどうにもならない。

北条まで向かい風の中を走り、最後の粟井坂から自宅までは南へ向かうから、少なくとも、横風だろうと思っていたら、なんと、そこからは南風が吹くという

いったい今日の風は何を考えているんじゃい!!!!!

状態で、結局往復84キロ全てが向かい風であり、26インチの自転車での行軍ということで、復路は最低2時間半は切れるだろうという期待は無残に破られ、結局復路も2時間40分かかったのであった。もっとも、カロリー消費はそれなりだったのであろうけど・・・(2009.05.17)

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