ランニング編

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ついにそのときがやってきた。42・195キロを果たして走ることができるのだろうか。今までの練習を見れば、走れないはずはない。だが、あまりに問題が多かったのである。

  

(1) まずは天気。「当初曇時々晴」しかも気象庁は信頼度「A」としていたのを、途中から「曇」に変え、なんと前日になって「曇時々雨」しかも「くもりで朝から 昼過ぎまで雨」としてきたのだ。マラソンスタートは午前9時、4時間かかるとなると、走っている間だけ雨が降っているということになりかねない。

(2) 体調も不安があった。まずは内科から。2週間半前から風邪をひき、その影響で2週間前の調整では、土曜日28キロ走後、想定外の疲労、さらに翌日に至って は、15キロ走中の6キロ地点で息切れをして途中リタイヤという最悪の状態となった。幸い、息切れはそのときだけだったが、やはり、マラソンは危険なス ポーツだと思っているだけに、練習中でも今度起これば棄権、また競技中も気をつけることを心がけた。だが、風邪の具合は前日になっても治らず、前日に受付 をして帰宅した後は自宅で寝ていた。さらに、そのおかげで夜眠れないという事態まで起こったのだ。

(3)体調面の整形外科。こちらも右足外側が3週間前から、10キロ以降痛みを感じるようになってきていた。左足裏は暖まれば治るが、1週間をきってから左アキレス腱に違和感が出てきた。この左アキレス腱も前日の最終調整では特に問題はなさそうではある。

そのような状態の中、前日1月30日(土)の受付を迎える。ちょうど、かずまるを連れて松山市駅へ11時半頃に出かける用事があったため、本屋へ寄った後に3キロ程度ジョギングをし、30分以上会場でぶらぶらしてから、受付開始5分前の12時55分頃から受付をする。

当 初私は綿パンで走ることを考えていた。が、雨となったら話は変わる。綿パンだと雨が降ったら水を吸って重くなる。仕方がないので帰りに、急きょランニング パンツ(膝下までのもの)を買って帰った。本当は足首まであるのが良かったのだが、今更そのようなものを調達はできなかった。

そ して迎えた初マラソン当日。午前5時50分起床。体調はまずまずの状態であるが、外はかなり雨が降っている。元々寒さ対策として、(半透明)ビニール合羽 の上着を着るつもりでいたが、下もスタート直前まではいておくことにする。そこで、上の合羽は腰のあたりの長さとなるようはさみで切る。雨雲レーダーを見 る限り、スタート頃には一旦やむが、午前11時頃には再び降り始めると予測する。つまり、上の合羽は腰に巻いておかなければならないと思う。

当 初は会場まで自転車で乗り付ける予定だったが、雨のため、笠をさして伊予鉄道郊外電車で衣山から大手町まで移動し、堀之内へと向かう。指定駐車場に梅津寺 公園があるたら、電車には数名のランナーらしき人たちと会場へと向かう。着替える場所は男子が市民会館、女子が南海放送会館となっている。

市 民会館に到着したのが7時35分頃だったため、すでに市民会館は1階が満員となっていて、2階で着替える。会場は消炎鎮痛剤の臭いが充満しているが、暖か いのが幸い。中には荷物を預けずにこの会場に置く人もいるようだが、私は一応預けることにする。その前に一旦トイレに行くが、当然かなりの列になってい る。その中には「大」を待っている人も多いが、これは後で先輩に聞くと「念のため」ということらしい。私は幸い体質上、前日飲酒しなければ、体調が悪くな ければ、朝食後にすぐ行きたくなる後には行きたくなることはない。

荷物を預ける場所は、着替え場所からは約200メー トルほどだが、雨が降り続く。帰りは当然ウインドブレーカーも傘もないから、少々きつい。幸い、雨雲レーダではまもなく雨が上がるようであるが、着替え場 所が暖かいので、動く気がしない。スタートは自己申告2時間台がAで3時間台がB、私は4時間15分と申告しているからC、そして5時間台がDとなってお り、ABCDの順でスタートする。だから、早くスタート地点に並んでいれば、それだけ前に並べるのであるが、着替え会場が暖かいのでなかなか外に出る気が しない。もう一度トイレに行ったら、すでに時刻は8時40分近くになっていて、「あと5分でスタート地点を閉鎖します」というアナウンスが流れる。つま り、最後尾からのスタートとなる。

雨の降りしきる中、とろとろとスタート地点へと移動する。一応Cグループの中央付近 でスタートを待つ。8時45分を過ぎると、スタートイベントが始まる。ゲストの「ノッチ」が話し始めると、近くにいた女性が「ノッチ〜!」と声援を送る。 お祭りだから、盛り上がるのはいいことだが、雨のおかげで全体にトーンは下がっている。

8時50分を過ぎると、いよいよスタート地点へと移動する。雨はこのあたりで弱くなってきた。そして、「スタートまであと30秒!」のコールの際には、私はまだ堀之内の中にいた。スタートは県庁前電停東側。

午 前9時、スタートの号砲が鳴ると、そこで一度走ることができたが、すぐに前がつかえてしまって、歩き始める。「坊っちゃん列車も応援しています」というア ナウンスがあり、まさか?と思っていたが、確かに県庁前電停に坊っちゃん列車がいる。号砲は坊っちゃん列車から鳴らしたものらしい。運転士に挨拶をしよう と思い、最初はカメラがいるだろうと思われる左側、つまり県庁側にいたのだが、右側つまり路面電車軌道側へと移動する。

そして、実に号砲から3分半ほどかかって、歩きながらスタート地点を通過する。ここでストップウォッチをスタートさせる。坊っちゃん列車には挨拶したのだが、運転士は第3期車掌のK5さんとS4さんだったため、私には気づかなかった(というより判らない)のか残念だった。

いよいよ初マラソンが始まった。(2010.02.04)

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