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盆週間の出勤は大変である。4両ある特急自由席が1両減らされ、厳密にはさらに16席座席の少ない車両に変更されている。まあ、この措置は盆の間だけだから、来週にはだんだんと解消されるのであろう。そんなときに松山出張を命じられた。渡りに船である。午前中出張して、午後から休暇をとって、1日でも通勤する日を減らせることになった。 8月13日(水)、出勤時刻は10時だが、これでは一度今治へ出勤したら、今治駅で1分で折り返さないと間に合わない。というわけで、自宅出発ができる。が、始業午前8時30分には家を出発していなければならない。というわけで、古町から坊っちゃん列車で出勤することにした。
午前8時10分に家を出て、一度普段自転車を置いている所へ行って駐輪する。JR松山駅前8時27分発の環状1番線で古町へ向かう。この時間帯の古町駅は、4両編成の電車の2両切り離しを2回することもあって忙しい。もう少し早く来るべきだったと思う。 坊っちゃん列車1号機は平日の今日も休日ダイヤで8時41分に出発する。「元気君」「JTB君」「ゲンちゃん」「S1車掌」が乗務にあたるが、乗客は私1人である。JR松山駅前から2人、大街道から2人乗ってくるが、結局後客車は最後まで私一人であった。
14号機とは裁判所前交差点ですれ違う。松山は昨日、一昨日と祭りである。にぎやかな夜の翌朝の街がさびしく感じられるのは、どこも同じである。そんな大街道入口で旅行者らしい親子が坊っちゃん列車にカメラを向けている。 道後温泉に到着して、出勤時刻まで時間をつぶす。「S3車掌」と「紳士松井」が市内電車の運転手をしているのを見かける。そのうち14号機がやってくる。「イチロー」「大将」「紅顔の美少年」が乗務している。「イチロー」が「なんで、ここにいるんですか?」と言う。
などと、時間をつぶしながら、道後温泉から大街道まで電車に乗って、出張先に出かける。途中、さきほどの「元気君」率いる1号機がやってきて、14号機とすれ違う。この14号機は古町行きだが、午前10時台と、午後2〜3時台の古町便が絡む4回のすれ違いの中で、このすれ違いだけが異様に大街道側に寄っている。多少時刻をずらせばよいだけだから、もう少し南堀端側ですれ違うようにしてもらえないか、とも思うが、仕方あるまい。結局、松山にいれば坊っちゃん列車という図式を露呈させただけであった。(2003.08.14) |
8月10日(日)、昨年の今日は大分の「ハーモニーランド」へ行っていた。そして、今日梅津寺パークで「ハーモニーランド・ミニショー」があった。まあ、観覧無料であるし、内容については、まあ納得できた。が、それで一日が終わったのでは納得できなかったため、午後2時にかずまる自転車特攻隊が出撃した。出発時刻も、出没地点も昨日と同じであった。違うのは、昨日が14号機、今日は1号機であった。乗務員は「がんばれ運転手」「紳士松井」「翼君」「S3車掌」であった。花園町の千舟町交差点付近から伴走開始する。
県庁前交差点の絶好のタイミングでで14号機とすれ違う。さて、このまま道後温泉までずっと追いかける場合、多少坊っちゃん列車の乗務員にも目障りだ!という等迷惑をかけるのかもしれないが、では、なぜ私が自転車特攻隊を観光、いや敢行するのだろうか。 ひとつには、やはり観光である。実際走ってみるとわかると思うが、松山市駅〜道後温泉間自転車で16分というのは、さして苦痛ではない。そして、私の場合、減量イコール運動の場として、格好の場所である。もっとも、その後のビールが美味ではなんの意味も成さないが・・・そして、自転車を必死でこぐ。場所によっては大変しんどい。その目標が坊っちゃん列車である場合、一瞬脳裏が真っ白になるような気がする。日々のストレス解消には、大変ありがたい存在である。というわけで、坊っちゃん列車の乗務員並びにかずまるには大変申し訳ないが、しばらくは続けさせていただきたい。かずまる特攻隊にしても、かずまるが小学校に入学するとき、あと1年8ヶ月で強制解散となるような気がする。せめて、今しばらくは放っておいていただきたい、と思う。
さて、道後温泉へは東部環状線で信号待ちをした坊っちゃん列車を尻目に我々のほうが先に到着する。次の15時03分発の便は満席表記がでた。満席の割には立客が少ないようだが、子供が多いからかもしれない。再び自転車特攻隊が出撃する。結局今日は1勝1分けであった。次の便では上一万交差点で帰路に着く。(2003.08.10) |
昨年8月8日(木)に坊っちゃん列車14号機投入、ダイヤ改正、運賃値下げが実施された。この日私は、仕事帰りに古町行き最終便に大街道から乗車した。ちょうど雨が降っていたと記憶している。そして、その翌日から3日間、大分県別府市に出かけた。今年8月10日(日)は梅津寺パークで「ハーモニーランド・ミニショー」があるが、まさに、その1年前に「ハーモニーランド」へ行ってきたのである。あれから1年がたつ。そして、今日9日(土)、台風一過の青空のはずだったが、午後から雨が降り始めた。これも、昨年の今日、別府に行った私と入れ替わりに高知のShi-Mamutaさんが松山にやってこられて、松山大渇水の夏の日、8月唯一の雨に降られた日である。
さて、8月9日(土)は午前中に帰省先の今治から帰ってきて、午後2時前に自転車で出撃する。すでに「アンパンマン列車」を見に行くには手遅れである。旧盆期間中の、今週と来週はJRに乗るのも控えようと思う。時間があるので、一度南堀端に行き、坊っちゃん列車14号機を待つ。車掌は「翼君」であるが、今日はこのまま走るわけには行かない。1号機とのすれ違いを見てから古町へ向かう予定である。はたして、市役所前電停付近ですれ違う。どちらかのカーブでのすれ違いを良し、とするならば、今回はハズレであった。そして、そのまま古町へ向かう。向かう途中、雨が降り始める。なんとか本降りになる前に古町へ着いたが、これからどうしようか、と思う。 坊っちゃん列車1号機はしばらくしてやってくる。「イチロー」「坊っちゃん2世」「木田君」「S3車掌」が乗務している。今日は坊っちゃん列車が古町に着くと同時に、帰省中と思われる一家約10名が順番待ちをしている。父親が道後温泉で待機しているといっているから、多分道後から乗れなかったのだろう。が、我々はその横に待機する。別に割り込み乗車をするわけではない。そう!普通の乗客は、前客車に乗車するのである。はたして、彼らは全員そのとおりであった。というわけで、我々は後客車に一番に乗車したのであった。 JR松山駅で12人となり、大街道では立客がでた。雨はやや小降りになってきて、道後温泉に到着したときにはほとんどやんでいた。ここで我々は昼食となる。雨のために、道後温泉駅前の机が取り払われているので、バス停のベンチで食べる。今日はこのまましばらく道後にいて、最終の古町行きで帰ろうと思う。8月から最終便が1時間早くなった。
が、ここで、右上の時刻表を見ていただきたい。最終の古町行きの便がない。今日と来週はかずまるの英会話が盆休みである。土曜の最終便に乗車できる機会はそう滅多にないことになる。が、じっと待っていて乗車できなければ困る。よくわからないので、ちょうど留置線に到着した「紳士松井」に尋ねてみる。彼が最終の古町便の運転手である。「えー、俺も古町に行くはずやし・・・」という回答、いや、そうではなくて、私の言いたいのは、「最終便が団体専用であるかどうか」である。それによって、今後の我々のプランが決定する。彼は、「調べときますわ」と詰所に入っていった。 ホームにいると、「元気君」が現れる。今日の彼は道後温泉駅の雑用係らしい。雑用というのは、要するに駅奥の電車の入れ替えの指示である。が、ホーム北側の植え込みにあった犬のウンチがなくなっていたから、掃除もしていたのかもしれない。再び「紳士松井」が現れて、「予約は入ってないようですよ」と言って、16時16分発の松山市駅行きで出発していった。10月〜2月はこれが最終の古町行きとなる。
我々も道後公園に出かける。からくり時計にはさきほどから取材用のカメラを抱えた人がずっといる。見なくなったと思ったら、そのうち、上の建物からカメラを向けている。今日は大変涼しい。これが夏か!と思うほどであったが、遊戯はどれも雨でぬれている。どうりで子供がいないはずである。などと約30分ほどぶらぶらして道後温泉駅へ帰る。 先ほどの時刻表であるが、いつの間にか17時25分の時刻が貼られていた。が、松山市駅行きに貼られている。これを本来の場所に貼りかえる。どうも、こと全体の時刻については、我々マニアのほうが詳しいらしい。 14号機は定刻17時25分に出発する。「紳士松井」「大将」「翼君」であった。今日の「翼君」、車内案内の後に「なにかありましたら・・・」と言ったら、かずまるが早速「背中が痒い」というところであったが、それを察したか、そのくだりはなかった。だんだんとうす暗くなってきた。乗客は20名弱であったが、今日は珍しく大街道で下車する者はなく、南堀端で2名下車し、残りは全て古町まで向かった。今日は「1dayチケット」を利用したから実際には100円損したなあ、と思ったりしていた。が、古町到着直前に事態は急変した。
なんと、妻から携帯電話で、今日が最後の夜店だから行ってくれば?という。妻は体調不良でかずまる次第で2人で行くことになるが、こういうことにかずまるが行かないはずがない。18時01分発の環状2番線で松山市駅に向かう。「1dayチケット」が最後に功を奏した。が、そうそう世間は甘くなかった。夜店なぞ、今週はやっていない。先週はかずまるの体調不良、先々週はかずまるの英会話延長により、3週間前は大阪行き、4週間前はかずまる体調不良・・・結局縁がなかったのであった。かずまるはおなかすいたというし、仕方がないので、「高島屋」8階のレストランで、いーものを食べて帰ることにした。(2003.08.10) |
7月30日(水)夜からかずまるが夏風邪をひいた。猛暑の中、かずまるの食欲が回復しないため、念のため土曜日は安静にして、8月3日(日)に出撃することになった。坊っちゃん列車は昨年8月8日に14号機投入による2両体制、そして運賃値下げによる大改正を行い、今日がちょうど52週間目となる。つまり、その間かずまる父は全週末坊っちゃん列車に乗車し、ついに、今日で1年間皆勤の124回乗車を果たしたのであった。ちなみに、その前の昨年7月25日と7月31日の1000円時代に乗車しているため、実際の坊っちゃん列車乗車は54週間連続となっている。
8月3日(日)、午前9時55分に自転車で出発、一度JR松山駅前の駐輪場に置いて、JR松山駅前から環状1番線で古町に向かう。梅雨が明けるとやはり暑い。いままでの暑さとは何かが違う。体力を奪われるような暑さである。今日は坊っちゃん列車14号機も定時にやってくる。乗務員は「元気君」「大将」「木田君」であった。古町駅で乗客を降ろすなり、すぐに回送作業にはいる。乗務員も早く回送作業を終了し、しばしの休息をとりたいに違いない。 さて、今日古町駅で買い物をしていると、その傍らに「走れ、坊っちゃん列車(中村英利子氏著:アトラス出版)」の本が置いてある。表紙は14号機登場時の写真である。この運転士は「しょうゆ顔の好青年」だが、最近見ないなあと思う。今日も「元気君」に代わっている。いかにも、これ見よがしにかずまる特攻隊に買えと言っているようなものであるので、思わず買ってしまう。 14号機は定刻に出発する。乗客は3名だが、JR松山駅から女性3名が乗車する。途中先ほどの本を取り出して、旅情に浸ろうと思いつつも、やはり坊っちゃん列車乗車時にはもったいないので、リュックにしまう。1号機とは市役所前付近ですれ違う。
道後温泉は、暑い中観光客が多い。坊っちゃん列車の時刻表から最終2便が削除されている。8月から最終便が1時間早くなった。その2ヶ月の間一度も最終道後温泉発古町行きには乗車できなかった。今日は満席の表示はなかったが、売店に入っていると、整理券が売り切れたという会話が聞かれる。また、売店の一角に「坊っちゃん列車」のビデオとDVDが置かれている。これは、当サイト最初のリンク先「しおかぜ」さんが企画したものである。買おうかどうかと思いつつ、11時38分発の松山市駅行きLRTに乗車した。 松山市駅で14号機を見送ると、かずまるがビデオを買いたいというので、一度JR松山駅へ行ってから自転車で出かけることにする。「S1さん」が環状2番線で出発していき、その後やってきた環状1番線は「JTB君」であった。
JR松山駅から一度松山市駅に行って、そこからかずまる自転車特攻隊が出撃する。1号機の乗務員は「がんばれ運転手」「紳士松井」「翼君」「ゲンちゃん」であった。が、暑いなんてものではない。しばらくはほどほどになりそうな自転車特攻隊であった。 再び道後温泉に到着して、先のビデオを購入して、再び1号機を追っかけるが、今日のところはかずまるの体力を考慮して、上一万からまっすぐ平和通に出て帰宅したのであった。(2003.08.03) |
7月27日(日)、起きたときはすでに10時半を回っていた。そのままだらだらと過ごしていたが、14時前から鉄道模型の高架駅セット(8,900円也)、ジオタウン(5,000円也)、ジオタウンアクセサリー(2,500円也)を購入するため、自転車で出撃した。が、やはり意図的に坊っちゃん列車の時刻にあわせてしまう。ちょうど南堀端を通過したときに、1号機が松山市駅をめざしてやってくる。「がんばれ運転手」「翼君」「ゲンちゃん」ほか1名。我々も目的を忘れて、じばし松山市駅に居座る。
14時23分、坊っちゃん列車の松山市駅出発と同時にかずまる特攻隊も出発する。今日も目的を忘れてしまった。南堀端にくると、なにやら聞いたことのある音がする。げげっ、14号機がすでに伊予銀行本店前を通過しているではないか。だれじゃ、運転手は?「大将」であった。「坊っちゃん2世」「K4兄ちゃん」が乗務している。14号機はこのまま直進し、古町へ行く。 道後温泉は今日も混雑している。が、坊っちゃん列車については満席表示が出ていない。この坊っちゃん列車の自転車特攻隊は、実に運動がてらによい。が、大変汗をかくので、ビールがうまい。というわけで、ぜんぜんダイエットになっていない。
15時02分、再び1号機とともに松山市駅をめざす。一方的に下っていく誠に快適ロードである。そして、松山市駅で坊っちゃん列車の入れ替え作業を見た後は、久しぶりに子規堂で遅い昼食をとるが、やはりこの季節は暑くて長居はできなかった。そして、模型店に寄って、大量のグッズを買い込んで帰ったのであった。(2003.07.27) |