新かずまる特攻隊が行く(15)

愛媛の「鉄」の紹介 > かずまる特攻隊が行く > 新かずまる特攻隊が行く
 

新かずまる特攻隊が行く66〜70話へ>>   新かずまる特攻隊が行く76〜80話へ>>

 
第75話 平日かずまる特攻隊出撃開始!

3月25日(木)、かずまるは春休みになっても幼稚園へ通っている。が、最近になって、行きたくないと言い始めた。かずまるの春休み中2回程度休もうかと考えた。というわけで、本日木曜日であるにもかかわらずかずまる特攻隊が出撃した。

  

10時10分頃に家を出て、衣山駅へと向かう。今日は午後からは雨の予報となっているが、すでに雲が厚くかかっている。郊外電車で古町へ向かうが、すでに1001号機引退セレモニーは昨日行われており、今日はすでに1001号機を見ることはできない。

10時30分、坊っちゃん列車1号機はまだ2番ホームにいる。はて?今日は休日ダイヤではなかったか?と思って聞いてみると、確かに今日ダイヤではあるのだが、遅れてしまったのだそうだ。乗務員は「紳士松井」「しょうゆ顔の好青年」「ゲンちゃん」「T車掌」で、古町発の段階では乗客は我々だけ。JR松山駅前で前客車に3人乗車したが、大街道で降りてしまった。平日の午前便だからこんなものかもしれない。14号機とは県庁前電停付近ですれ違う。

公園前電停付近では着々と工事が進んでいる。が、いつのまにか後期の終了日が3月末から9月末日に変更されていた。

  

道後温泉駅前では、木曜日であるにもかかわらず街角案内人が出ていた。が、今日は坊っちゃんとマドンナはいなかった。我々はこのまま道後公園に出かけ、正午頃に先日閉まっていた道後温泉本館前のそば屋にはいって昼食をとり、一度大街道をめざす。

用を済ませてから再び電車に乗ると、運転手は「紅顔の美少年」であった。この人は顔はそのとおりであるのだが、声が低い。まるで「バリトンK」といった感じである。と、そのとき「がんばれり運転手」とすれ違う。彼が運転する坊っちゃん列車も最近なかなか見ないなあ。てなことを考えながら松山市駅へ到着する。

ここで、かずまると時間をつぶしていると、妻から仕事が終わった電話が入った。これから私は散髪と針治療に向かう。

  

20分遅れの「東南ループバス」で小坂4丁目バス停へと向かう。雨が降り始める。道は南環状線までずっと混んでいる。そういえば、一番町も「歩車分離信号」が増えたため、渋滞が深刻になっている。歩行者の安全確保は大事だが、やりすぎはかえって事故を招くのでは?とも思う。特に、宮西町の2つの「歩車分離信号」はふざけている。4メートル道路でこんな信号にした場合、4メートルの道路が車は青、歩行者は赤で、誰がじっと待っているのか?と思う。まあ、違反ではあるのだろうけど・・・

さて、帰りは雨がやまず、市内へ向かって歩いていたところ、南小坂町付近で川内からやってきたバスに乗り込み、一番町1電停で城北2番線で帰る。本日最後の運転手は、今日も「熱血運転士」であった。萱町6電停で下車したときには、雨はほとんどやんでいた。(2004.03.25)

このページのトップへ >>

第74話 拡大かずまる特攻隊に道後温泉祭り!

3月20日(土)、姫路からYoshikenさんとその友人の2名が加わることになった。彼らは快速ムーンライト松山でやってきて、先に道後温泉で一風呂浴びているはずである。我々かずまる特攻隊は通常どおり10時15分頃に出撃して、衣山駅から古町駅へと向かい、坊っちゃん列車で道後温泉へと急ぐこととする。が、あいにく雨が降っている。午後には晴れるという予定であるが、どうなることやら。

  

14号機の乗務員は「坊っちゃん2世」「元気君」「ゲンちゃん」、通常であれば「1dayチケット」を利用するのであるが、今日はyoshikenさん一行と「ICカード」の実演をする予定となっているので、今回は300円を払っておく。朝の坊っちゃん列車は乗客もほどほどに道後温泉方面をめざす。1号機とは県庁前交差点ですれ違う・・・予定であったが、一歩早く14号機はそのまま交差点へ進入する。八坂の交差点がスクランブル交差点に変更されているのを見ながら、道後温泉へ着くと、Yoshikenさんと友人Mさんがホームの一番先で待っていた。

雨は強くはないがやまないので、先に昼食をとる。が、いつも行っていた道後温泉本館前のそば屋さんが閉まっていたので、急きょ大街道でYoshikenさんがよく行っているそば屋さんへ行く。

さて、いよいよ「ICカード」で初めて電車に乗る。カードをかざすときにどのような音がするのか、一同が見守る中、「ピッ」とあまり印象のない音がした。それでも一同感動しながら大街道に降りる。小雨ではあるが、降り続いているので、宮田ビルの坊っちゃん列車等の見学は後回しにして、先に石手川公園駅へと向かう。途中、れんが橋を見たりしたが、やはり石手川の上にある石手川公園駅は見れば見るほど奇妙さを感じる。

  

石手川公園駅から福音寺駅へと電車に乗る。立花〜福音寺間は1本のレールの長さが極端に短い。Yoshikenさんによるとこの付近のレールは10メートルほどであり、通常の25メートルに比べるとかなり短い。列車の速度は約50キロ、1両の車軸の間隔よりも1本のレールが短い場合、ものすごく奇妙で、せわしない音がする。

福音寺から次の電車で立花へと折り返す。雨はやんだ。ここの南側にはかつての森松線跡がある。住宅地図を見ていると細長い公園があるが、それが線路跡である。現在も森松線が存在していたら、松山市南部から砥部町付近の地図は塗り替えられていたと思うが、時代に取り残された世界がここにある。(この部分の詳細は「伊予鉄道のページ」に記載)

立花駅はかつての坊っちゃん列車の写真や旧森松線のカーブを見ていると、明らかに現在の位置よりも北側、コンビにと伊予鉄のアパートのある位置に存在していたと考えられる。その東側には交番と伊予鉄の変電所があるところから見ても納得がいく。だが、現在の立花駅東側に続く急なSカーブを配してまでも駅を南側へ移設した理由は何か?Yoshikenさんによると、駅西側のポイント部分で急カーブを避けるためではないか?とのことであった。いずれにしても、かなり無理をした鉄道模型的風景である。

  

30分後の電車で今度は大手町へと向かう。もちろん目標はダイヤモンドクロスである。13時47分に到着して、14時02分の郊外電車の走行シーンを見る。(この部分の詳細は「伊予鉄道のページ」に記載)その後は14時05分の城北1番線で古町駅へと向かう。

古町駅ではぐるりと一周してみる。雨の心配もなくなり、そのうち陽がさしてくる。郊外電車の車庫に2両の市内電車の影を見たが、それが1001号機と64号機だったのかどうかはわからない。1001号機は今週中に故郷呉市へと帰っていく。古町駅北側の旧松山電気鉄道の鉄橋跡を見たり、近々廃車が予定されているという601形やもう何年も運用についていない300形などを、さらにハ31客車の残骸を見たりする。その客車の脇に並べられている台車を見て、Yoshikenさんが「小田急の台車だ」と言う。

そして、駅の外周を一周してくると、いよいよ坊っちゃん列車1号機がやってくる。Mさんは乗車は初めてである。かずまるの態度が心配であったが、文句を言わずに乗り込んだ。運転手は朝と同じ、車掌は「木田君」「まろん君」に変わっている。「翼君」だけには会えなかった。「木田君」に「ICカード」を見せると、ポケットからカードリーダーを取り出した。この時間帯の坊っちゃん列車は前後の客車ともJR松山駅では完全に座席がふさがる。後客車が12人、前客車は立客がいるようだ。14号機はかなり遅れているようで県庁前交差点を過ぎてもまだ遥か向こうに見える。だが、今日は大街道で下車する客がいて、乗客もそれほど多くはなく、結局立客は出なかった。

  

道後温泉に到着すると、道後温泉祭りが絶好調であった。かずまるにソフトクリームを買ってやると、通常200円が160円になる。金額が1000円を切ったので、1000円チャージする。ついでに記録をとってもらうとレシート形式で記録表が出てくる。その間に広場では和太鼓が披露され、神輿とともに仮装行列がアーケードを練り歩く。多分しばらく待っていれば女神輿がやってくるのであろうが、これからかずまるを帰宅させなければならない。とすれば古町駅しかない。かずまるは今度は獅子舞が始まったと言うが、市内電車でまずは勝山町をめざす。

いよいよ「ICカード」3回目となる。はたして表示は「FrEE」と出る。感動とともに下車して、昼間に行けなかった宮田ビルの坊っちゃん列車を見て、ついでに秋山兄弟生誕の地へと向かう。かずまるは夕食もYoshikenさんととりたいというが、それは無理なので説得した結果、子規堂の坊っちゃん列車を見るということで決着がついた。

一同再び大街道から松山市駅へと向かう。松山市駅到着とともに坊っちゃん列車が出発していく。「紳士松井」「大将」はかずまるに気づいたが、結局「翼君」は(位置的に逆方向に立っているため)気づいてはくれなかった。

  

子規堂は夕方5時までなのだが、5分前にはすでに門が閉められていた。かずまるは「いじわる」と言いながら、再び松山市駅経由で古町駅へと向かう。妻の自家用車にかずまるを乗せてから、次の城北1番線で大街道へと向かう。幸か不幸か先に乗ってきた電車が10分近く遅れたため、次のLRTは乗客が少なく、先の電車の折り返し待ちで古町駅に長時間停車をしている。運転手は最終ランナーにふさわしく(?)「熱血運転士」であった。

その後は大街道で夕食をとって、午後10時頃松山駅へと向かう。Yoshikenさん一行は再び夜行列車で帰宅する。松山駅で夜行列車出発の、あの独特の雰囲気を味わうことはなかなか難しいが、久しぶりに味わったような気がする。そして、長い一日が終わったのであった。ちなみに、帰宅するとかずまるは家の中でサッカーをしていた。(2004.03.21)

このページのトップへ >>

第73話 久しぶりのフル特攻隊!

3月13日(土)、今週も結構かずまるは体調不良だったのだが、今日は体調が良くなったようでもあったので、かずまる特攻隊出撃した。朝、電器店に出かける必要があるので、いつもとは違うコースでの出撃となった。9時45分に出発して、久万の台バス停9時53分発のバスで宮西町へ出かけ、電器店でパソコンのパーツを買ってから、宮田町電停経由で古町駅と向かう。

  

坊っちゃん列車1号機は我々の乗った市内電車を追うように古町駅に到着する。乗務員は坊っちゃん2世」「しょうゆ顔の好青年」「ゲンちゃん」「木田君」、車掌の予想は見事に的中した。古町からの乗客は我々2人であったが、JR松山駅でかなりの乗客が乗ってきた。

坊っちゃん列車14号機とは松山市役所前電停付近ですれ違う。1週間前にはなかったのだが、県庁前電停と、八坂〜勝山町間に歩行者用信号ができていた。確かに前者は車で走っていて、見通しが悪いし、時間帯によっては歩行者が切れないということもある。後者は市内電車に乗っていて、横断歩道だけでは危ないなとも思っていたのでやむをえないものではあるが、今後は一番町筋は歩車分離型の横断歩道も増えることだし、走りにくくなるのであろう。市内電車の進入タイミングも気になるところである。

  

今日の道後温泉駅前は観光客でにぎわっていた。今日は土曜日だが、昨日のうちにやってきて、今日帰るか、次の観光地をめざす旅行客が多いようであった。さて、今日ははじめて「ICカード」を利用した。駅前の売店でソフトクリームを2個買った。通常400円のところ320円となる。これはいい気分である。その後は道後公園に出かける。今日は暖かくなる予定ではあるが、正午時点では少々風が冷たいような気もする。が、そのまま1時間半ほど居座って、今度はJR松山駅をめざすことにする。

道後温泉では6番本町線に「JTB君」、そして5番城南線では「S1車掌」が乗務に当たる。「S1車掌」の後ろに見えるのが「ICカード」用の器械が見える。が、今日も利用している乗客を見なかった。南町までの間に「元気君」の運転する市内電車とすれ違う。

  

JR松山駅からは、久しぶりにアンパンマン列車に乗車することにした。今日の松山駅では留置線の奥に「アイラントエクスプレス四国U」がきている。今日も8号車「カレーパンマン」の最前列を陣取る。が、だんだんと春うららの中、今治まではほとんど寝てしまっていた。

今治では何をするまでもなく、2番ホームで13Mを待つ。正午頃よりもかなり暖かくなった。かずまるはいつもの車内清掃のおばさんとホーム下で話しこんでいる。松山駅での折り返し時間が短いことから、通常今治すら車内清掃員が乗り込んでくる。今治駅では約40分間休んで、再び同じ13Mに乗り込んでこられる。

  

西衣山で伊予鉄道郊外電車を眺めながら、松山へ到着する。さきほどの車内清掃のおばさんは再び上りの特急列車に乗り込んでいった。帰路に着こうとすると、ちょうど「赤ちゃんまん」号が2100系に回送されているのをみかけた。(2004.03.14、撮影は全て2004.03.13)

このページのトップへ >>

第72話 LRTがいっぱい!!

3月6日(土)、一風変わったかずまる特攻隊となった。夕方、10年ほど前に仕えた元上司の退職祝いを兼ねて、我が家に招待することになっている。まずは、8時45分頃に自家用車で出発して、まずは妻を職場に送り込む。そして、宮田町にある大型スーパーへ買出しに出かける。早朝のスーパーは客が少なくて、結構楽しい。が、このまま居座るわけにはいかない。タイムリミットは午後1時30分、それまでに帰ってくる必要がある。

  

さて、これから例の「ICカード」を買いに行く。ここからであれば、JR松山駅前が最も近い。宮田町電停からJR松山駅へと向かう。さて、発売から6日が経過したが、ICカードはまだ売っているのだろうかという不安とともに、店へと向かう。そして、緊張の一瞬。「ICカード1枚と1dayチケット1枚」「はい2300円です」あっさりと買えてしまった。

さて、切符は買えたが、私は今朝から何も食べていない。JR松山駅の待合室で朝食をとる。ここの待合室は禁煙表示がある。が、なぜかタバコの自動販売機がある。アホかと思う。まあ、JR四国ならやりそうなことか。10時27分発の城北1番線で古町駅へと向かう。ちょうど城北2番線には「2106」がJR松山駅前に停車している。我々は「2101」に乗って古町へ向かう。

  

古町駅で坊っちゃん列車14号機を待つ。かずまるに今日の乗務員は「坊っちゃん2世」「しょうゆ顔の好青年」「木田君」あたりかと言っていると、「ゲンちゃん」が詰所から出てくる。で、その後から「元気君」と「熱血運転士」が姿を現す。かずまるに「全然ちがうじゃないか」と言われる。

Iさて、14号機は乗客6名を乗せて出発する。途中JR松山駅でも大街道でも乗車してくる者はなかった。午後の古町便とは何かが違うようである。1号機とは市役所前で行き違う。公園前の工事はいよいよ道後温泉発の線路の付け替えが始まったようだ。

  

道後温泉駅では、寒さの割には、という人だかりであった。始発便の坊っちゃん列車は満席となっていた。道後公園に出かけて30分ほど遊ぶと、そろそろ帰る時間となってきた。湯築城を越えて道後温泉駅へ戻って、市内電車で帰ることとした。(2004.03.06、撮影日は全て同日)

このページのトップへ >>

第71話 お疲れ気味のかずまる特攻隊!

2月28日(土)、再びかずまる特攻隊に危機が訪れた。日曜日は菊間町へ厄払いに行く。しかも雨の予報である。土曜日は所要で西条市へ行くことになっている。午前中に行ったとして、午後万一かずまるが近所の子供たちと遊ぶと言い始めたらアウトである。が、現実はそうはならなかった。妻が土曜日に出勤するので、かずまるごと西条市へ連れて行くことになったのである。西条市へ行く理由、それは現在の職場の上司宅へパソコンをいただきにいくことである。そして、13時45分、無事松山市内へ自家用車で到着した。

  

が、まずはかずまるに昼食をとらさなければならない。駐車場へ車を預けて、そのまま近くの大型スーパーで昼食をとる。そして、14時35分には宮田町電停にたどり着いたのであった。まもなく坊っちゃん列車14号機が宮田町電停を通過していった。

その後をやってくる城北1番線に乗り込んで古町に到着する。14時51分発の城北2番線では「熱血運転士」が運ばれていく。これから5番城南線の職務につくようだ。そこへ見慣れた人がひょっこりと顔を出す。今治の職場で、私とは入れ替わりであるが、昨年まで私の席の隣に座っていた人であった。今治から子供をオートバイで乗せてやってきたという。実は先週もやってきたらしいのであるが、運行終了後だったという。

  

14号機の乗務員は「イチロー」「坊っちゃん2世」「木田君」、乗客は4名で出発する。JR松山駅前で席が半分以上埋まる。南堀端で1号機と行き違う。大街道から乗り込んでくる人も多かったが、下車する人もいて、今日は立客は1人しかでなかった。

今日の道後温泉では、引き寄せられてくるかのごとく観光客が坊っちゃん列車に群がっていた。今日も暖かく、かずまるはいきなりアイスクリームを買う。かずまるは午前中の行軍で少々疲れているようだし、私も今日の夜はパソコン設定に追われることになる。特にすることもないし、このまま最終古町行きで帰ろうと思う。先ほどの知人も古町駅前にオートバイを置いているのでそれには異論はなかった。

  

結局、久しぶりに1日2回乗車をして、最終古町行きに乗る。乗務員は「紳士松井」「大将」「翼君」「まろん君」、今回は4人の親子連れがいて、整理券番号が5番、6番であったが、後客車の最後部に最初から座るやつはまずいない。かずまるは久しぶりに「翼君」の乗務する車両に乗れてご満悦のようであった。古町ではちょうど1001号機が出発していった。(2004.02.29、撮影日は全て同日)

このページのトップへ >>