新かずまる特攻隊が行く(19)

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第95話 久しぶりに普通のかずまる特攻隊出撃!

7月24日(土)、色々な記録が終わって、暑い夏がやってきて、ついでに夏の旅行も終えて、我々も少々バテ気味である。が、週末となれば行かないわけにもいかない。先日アンパンマン列車8号車に「メロンパンナ号」がはいった。また、かずまるが4両編成の郊外電車を見たいと言う。10Dに乗るなら7時30分には出発しなければならないし、4両編成の郊外電車を見るなら7時55分には出発しなければならない。が、午前7時15分現在かずまるはまだ寝ている。早起きは三文の徳とは言うが、もはや絶望である。まあ、まだ無理もさせられない。

  

というわけで、結局10時前に自転車で出発してJR松山駅前の駐輪場にとめて、JR松山駅前10時07分発の市内電車で古町へと向かう。後ろから坊っちゃん列車14号機が追ってくる。乗務員は「イチロー」「元気君」「T車掌」である。夏休み期間中とあって、この時間帯でも親子連れを見かける。今日も1組の親子連れがいた。

今日の10時41分発の便は城北1番線が遅れたこともあって、到着を待たずに、城北2番線とともに先に出発する。その1番線はJR松山駅前で待っていた。JR松山駅を過ぎた段階での乗客は6名、まだ夏休みは来ていない。1号機とは伊予銀行本店前ですれ違う。結果論ではあるが、早朝の古町駅で4両編成の郊外電車を見て、そのまま坊っちゃん列車に乗車して、ここで市内電車を撮影したら・・・ということになる。

  

道後温泉駅前では「まどんな」が2人いたが、今日は「赤シャツ」がいなかった。先週火曜日に台湾のテレビ局が来ていて、愛媛新聞でも赤シャツや坊っちゃん、まどんなが映っていた。私も一昨年2月に一度古町駅で坊っちゃん列車を見ていたら、「日本経済新聞」の記者から取材を受けたことがある。あの時はそれっきりだった。

今日は趣向を変えて、今から市内電車の全車を撮影しようと考えている。当然、上一万〜大街道〜南堀端間での撮影となるのであるが、やはり伊予銀行本店前が一番良いだろう。というわけで、先ほどの坊っちゃん列車のすれ違いは、早起きは三文の徳なのであった。

  

上一万〜大街道〜南堀端間では全車が通ることになる。通常、1時間に28本の電車が通り過ぎるわけであるが、40分もあれば全ての電車を撮影できる計算となる。というわけで、正午直前から12時35分頃まで延々とシャッターを切り続ける。脇ではかずまるが所在無さげにうろうろとしている。その間には坊っちゃん列車も走りすぎていく。「坊っちゃん2世」「大将」「ゲンちゃん」が乗務しているのが見える。

その後は久々にアンパンマン列車タイムとなる。「メロンパンナ号」が8号車に連結されたことから、盆前には乗車しておかなければならない。今日も当然ながら、8号車の先頭席に陣取る。実は秘密兵器を持ってきている。DVCである。これで、松山から今治まで22Dで延々と撮影し続けた。おかげで右肩が大変痛くなった。

  

今治駅ではそのまま引き返してくる。いつものようにホームに座りこんで本を読んでいると、お尻が異様に暑い。当然ではあるが、この時期のかずまる特攻隊し忍耐が必要である。

松山に帰ってきて、念のために古町の市内電車留置線へと向かう。今日一日留置されていた電車を根こそぎ撮影しようと言う魂胆であった。が、結局電車群の中に埋もれていた1両と、よーく考えたら道後温泉駅に留置されていた1両、71号機と73号機が撮影されずしまいであった。(2004.07.25、撮影は全て2004.07.24)

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第94話 かずまる父坊っちゃん列車104週間(2年間)連続乗車達成!

7月19日(月)、昨日大阪から帰ったところで、大変体がだるい。しかし、今日は坊っちゃん列車104週間連続乗車記録がかかる。昨年のこの週も大阪帰りで、52週間の記録がかかるとき、1号機は故障して古町へはこないし、雨は降るしという状態だった。今日も午後から私は用事があるので、正午までには帰ってこなければならない。なお、かずまるは大事をとって休ませることにした。

  

午前10時20分頃、単独自転車で古町駅へと乗り付ける。さすがに3連休でもあり、夏休みに入ったことから、子供づれを見かける。さて、今日は久しぶりに1号機に乗ることができる。坊っちゃん列車はすでに古町駅に到着している。乗務員は「大将」「しょうゆ顔の好青年」「ゲンちゃん」、5月まではこのメンバーは日曜日の体制であったのだが、今回から1日後ろへずれている。「では、これから市駅へ行ってきます」と言う声がして司令室を見ると、「翼君」がやってきた郊外電車へと乗り込んでいく。

坊っちゃん列車は今日はまずまずの乗車率で出発する。JR松山駅では前後車両ともちょうど座席定員というところであった。やはり旅行客が多そうだ。松山の駐車場で30分100円という看板を見て「安い」と言っている。確か神戸では週末1時間800円というところがあったから当然かもしれない。で、忘れてはいけない、14号機とのすれ違いだが、ちょうど県庁前交差点にかかるところで、交差点上に現れた。実に久しぶりのシチュエーションである。

  

道後温泉は観光客でにぎわっていたのだが、温泉という関係柄、観光客のピークはやはり秋ではなかろうかと言う気もする。街角案内人にであって、「今日は休ませてます」と言って、私はすでに帰宅モードに入っている。うーむ、かずまるが先日緊急入院して、連続出撃記録が途切れて以来、なんだか単に記録あわせと言うのが実態となってきた。存在自体を少々考えていかなければならないような気もする。これから秋に向けて、新たな目標を見つけなければならないと実感したかずまる父であった。(2004.07.19、撮影同日)

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第93話 かずまる父坊っちゃん列車200回乗車達成!

7月10日(土)、朝から雨が降っている。今日は夕方かずまるの幼稚園の夕涼み会がある。3年連続の雨である。が、夕涼み会は明日に延期された。とすれば、必然的に今日かずまる特攻隊を敢行しておく必要がある。午前9時、通院に出かけて10時前に帰宅する。すると、雨があがっている。雨が降っていなければ自転車で古町まで乗り付けるのであるが、念のため郊外電車で午前10時30分には古町へと到着する。

  

この時間帯の郊外電車は一部を除いて3両編成である。かずまるが4両編成の電車を見たいと言い始める。それができるのは古町始発の坊っちゃん列車に乗車するときだけである。まあ、夏の間は涼しいうちに坊っちゃん列車に乗車するのも良いかもしれない。

坊っちゃん列車はすでに到着しているが、点検ピットに入っている。乗務員は「元気君」「紅顔の美少年」他1名である。このような変則運転も今週が最後である。14号機導入時の10回目から100回目までの期間が約7ヶ月、そして200回目までは約16ヶ月かかっている。明らかに坊っちゃん列車乗車回数が減っているのが判るが、ともかく200回目を迎えた。そして、車掌は記念すべき第1回目と同じ車掌で、バリトン声で車窓案内をしてくれる。乗客は約15名ほど、夏休みに入る来週から、また乗客が増えるのであろう。後ろから「抹茶羊羹」が追ってくる。

  

道後温泉ではいつものように街角案内人が出迎えてくれる。この演出は他の温泉観光地を比べても気が利いているという点ではトップクラスだと思う。ただ、道後温泉の場合は、都市部からひなびた温泉街というイメージではなく、都市の中にあるようなものだから、夏目漱石が毎日のように通って、このようなシチュエーションができたものであると思う。もし、道後温泉が横河原のあたりにあったならば、松山のイメージはもっと変わったものになったのであろう。

さて、今日はさきほどからラッピングバスを追っかけている。JR松山駅前で2台、勝山町付近で2台、そしてここで新たに1台を発見する。が、今日の本当の目的はそうではない。来週の大阪旅行を控え、先週DVCを買ったのであるが、そのポイントカードを使って、予備バッテリーなどを買いにB電器店へ行かなくてはならない。

11時29分発の坊っちゃん列車を見送っていると、ちょうど「坊っちゃん2世」の運転する電車がやってくるので、これで大街道まで出かける。そこから大街道を千舟町まで行くのであるが、先週もそうであったが、夜店の準備で、いかにもこれから街がにぎわうぞ、という感じである。

  

B電器店で現金ならば1万5000円ほど使って、それからパソコンソフト売り場に出かけると、ちょうどDVDで「ファインディングニモ」をやっている。見始めたときはまだ「ニモ」が生まれる前だったから、かなり最初のほうである。かずまるはその場所から動かなくなった。まあ、1万5000円も買ったのだから、少々見せてもらってもよいか、と私は色々と物色していたら、なんとかずまるは最後まで見てしまった。

さすがに2時になって、腹が減った。街は夜店の感じとなってきた。ここで妻を呼ぶことにする。3時5分に松山市駅前で待ち合わせる。が、かずまるは2時間も電器店にいて、体が冷えたらしい。が、かずまるは幼稚園児である。少々寒がり過ぎである。が、2週間前のことを考えると無理はさせられない。で、一度入った「丼店」では寒いと言うので、そのまま店を出る。結局、「高島屋」地下で弁当を買って、南堀端で食べることになった。

  

その後は予定どおり、妻と合流して、夜店をぶらついて、夕食をとって、さあ、帰ろうとしたが、西循環バスが携帯電話で当初定刻であったのに30分遅れと出ている。再び時間をつぶしたが、やってこないばかりか携帯電話の情報から消えてしまった。19時00分発のバスにも今となっては間に合わない。松山市駅からであればなんとしてても帰れるが、これは困ったものである。で、結局市内電車で大手町まで行って、郊外電車で戻ることになった。「バスロケ」の携帯版では大街道から衣山1までの間は東循環しか検索しない。そこで松山市駅からの検索によったものである。このあたり、まだまだ改良の余地があるのだが、まあ、パスロケそのものが画期的なものであるから仕方ないのかもしれない。(2004.07.11、撮影は全て2004.07.10)

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第92話 梅雨明け直前、縮小バージョンのかずまる特攻隊!

7月3日(土)、梅雨は明けていないが、とにかく朝から暑い。そしてかずまるの体力も回復しきってはいない。今日は縮小バージョンとなるのであろう。というわけで、午前10時20分頃自転車で古町駅へと乗りつける。今日は坊っちゃん列車乗車賃値下げ以来100週間連続乗車、そして坊っちゃん列車乗車199回目となる日である。

  

が、なんとしたことか、坊っちゃん列車がやってこない。10時21分発の城北2番線は坊っちゃん列車を待つことなく3分遅れで出発する。時刻はすでに10時24分、まさか1号機なき日に故障なぞということには・・・と「坊っちゃん列車どこぞな」で確認するとJR松山駅付近にいるという。その14号機は10時30分に古町へ到着する。すでに出発まで10分となっている。乗務員は「元気君」「T車掌」他1名である。

14号機は、それでも10時42分にはホームへ横付けされる。乗客は12名ほどである。が、今度は城北1番線が遅れて、結局5分遅れで出発する。JR松山駅前でも乗車があって、約20名ほどが道後温泉へと向かう。

道後温泉駅前では街角案内人が待っている。2週間前は金曜日の夜の出撃であったので、久しぶりに会うことになる。が、今日はこのまま居座るわけには行かない。と、ちょうど「抹茶羊羹」がホームにいるので、かずまるに乗ろうというと、話に乗ってきた。

  

が、かずまるは「抹茶羊羹」に乗っていると、途中で「お父さん、抹茶羊羹て、前は2101号機じゃなかった?」という。確かに!今乗っているのは2102号機である。上の写真でもはっきりと解ると思う。で、そういえば、以前の2101号機に比べて外が良く見えるようになっている。塗り替えたのか?路面電車で2両の「抹茶羊羹」を見た記憶がないのだが、2101号機が今日どうなっていたのか?ついには確認できなかった。

その後は大街道で降りて、B電器店でDVCを物色して、鉄道模型の線路を買ったりしたが、かずまるの体力が心配である。松山市駅から再び古町へと向かう。電車は2103号機であった。古町に到着すると、ちょうど郊外電車1両が入れ替え作業をしているところであった。かつて気になっていた2両の場合の連結方法、連結器ではなく、鉄の棒で固定されているのでは?という棒のようなものも見られた。そして、古町から再び自転車で帰路に着いたのであった。(2004.07.03)

  

翌4日(日)昨日物色したDVCを買いに行くことになった。親子3人で衣山15時27分発の郊外電車で松山市駅まで行く。ちょうど坊っちゃん列車がやってきている。が、我々はそのままB電器店へと向かう。自家用車を買い換えて以来、B電器店の立体駐車場には車が入らない。よって、公共交通機関で出かけるのであるが、それがB電器店の欠点である。

DVCのついでに血圧計も買って、帰りには夕食も食べて、松山市駅19時00分発勝岡東行きのバスで帰る。西堀端交差点で「熱血運転士」を見かける。交差点を抜けると、坊っちゃん列車が道後温泉へと回送されている。「翼君」を見かけたような気がした。(2004.07.04)

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第91話 かずなし、1なし、晴れ間なし!

すなわち、かず(まる)なし、1(号機)なし、晴れ間なし。6月26日(土)はかずまる特攻隊史上に残る最悪の日となった。かずまるが24日に緊急入院し、かずまる特攻隊連続出撃記録は49週間でストップした。が、私の坊っちゃん列車連続記録がある。少々妻に嫌味を言われながらも初志貫徹をめざすことにした。

午前10時、外は豪雨である。よっぽど出発を見合そうかとも思ったが、1号機全検中は小回りがきかない。やむなく、自家用車で近くのスーパーに乗りつける。まずは、そこでラーメンを食べる。ここは、昼時は結構立客が出る。その後宮田町へ向かうが、ちょうど5分ほど遅れた城北1番線が通り過ぎようとしている。仕方なく歩いて古町駅へと向かう。

  

坊っちゃん列車はすでに到着していた。乗務員は「元気君」「木田君」他1名。かずまるのいない日はなんとなく気が引けるが、やむをえない。14号機は客車を連結すると、そのまま14番留置線へと入っていく。点検のための入庫なのだそうだ。その間に「坊っちゃん2世」と「イチロー」を見かける。

坊っちゃん列車は14番留置線から定刻に出てきて、そのまま出発する。乗客は私のみ。少々むなしい。1号機も来ない。雨で窓が開けられない。それ以上に「木田君」にちょっかいをかけるちっちゃい奴がいない。西堀端で「紅顔の美少年」を見かける。彼は低い声が特徴だ。現在の名前が長いので「バリトンK」と改名しようかと思う。「しょうゆ顔の好青年」にちょうどよい名前が見つかったら一緒に改名しよう。14号機は大街道で2名の女性客が乗ってきただけであった。やはり今の時期に1号機全検は正解かとも思う。

私はともかく、かずまるの見舞いに出かける途中である。というところで、今日は私の通院日であることを思い出した。今日は確か午前中のみの診察だ。現在11時である。仕方なく上一万で下車し、かずまるのいる日赤を横目で見ながら城北2番線で再び宮田町へと向かう。

  

先ほどのスーパーで昼食を買って、診察を終えてから、今日はかずまるの幼稚園で作品展示会があるので幼稚園へと向かう。なにやらでっかい作品を作っているとはきいていたが、畳1畳以上のスペースにプラレールよろしくびっしりと線路がひかれていた。

その上に坊っちゃん列車1号機と14号機が走っている。ここで驚かせられたのが、通常紙工作をする場合はあらかじめ紙に線をひいてそれに沿って切るのだが、かずまるの場合は自分の頭で描いたイメージで紙を切って、作品を仕上げていくのである。ここが幼児の発想の違うところなのであろう。

ちなみに、左上写真上側14号機に見える運転士は「イチロー」なのだそうだ。後ははっきりとは見えないが、14号機の車掌は「木田君」、1号機の車掌は前「ゲンちゃん」、後「翼君」だと言う。1号機の客車の現実を忘れてないか?かずまるよ。で、右上の写真はLRTなのだというが、私にはどう見てもアンパンマン列車基本4両にしか見えない。なにしろ、坊っちゃん列車の客車のビューゲルを忠実に作るかずまるが無視すると言うのはどう考えても解せないものがある。もう一度かずまるに確認してみよう。

その後は、かずまるの見舞いに行く。昨日に比べると、ぐったりしていたのが座ったりしている。なにより、食欲がある。熱は37度。無理はさせられないが、3週間後に京阪神旅行を控えて、ぎりぎりの状態である。かずまる特攻隊連続出撃記録は途絶えたが、なんとか旅行は行けそうな感じがしてきた。(2004.06.26、写真は全て同日)

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