新かずまる特攻隊が行く(20)

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第100話 早起きは三文の徳!?

8月28日(土)、夕方は幼稚園の盆踊り会がある。週明けには台風がやってくる。天気もいまいちではあるが、ともかく出撃はできそうである。まずは午前7時40分頃に自転車で西環状線の陸橋でこの夏最後のムーンライト松山を撮影し、古町へと向かう。

  

時刻は7時55分、これから610形4連が8時02分頃、通常電車4連が8時13分頃にやってくる。8時を過ぎて警報機が鳴る。が、なんとしたことかデジカメの電池が切れた。前回もそうだったが、なぜ伊予鉄道4連を撮影しようとしたら電池が切れるのか?が、かずまるは610形2連×2編成を見て満足そうであった。古町駅裏から切り離しシーンを見て、古町駅を一周すると、ちょうど「坊っちゃん2世」が14号機の整備をしている。

次の4連は8時13分頃に姿を見せ、そのまま終着となり、5番ホームから先ほど切り離された610形2連が出発していく。その後は8時29分頃に衣山側からやってきた3連の写真を撮影してから古町駅へと向かい、坊っちゃん列車に乗る。

乗務員は「坊っちゃん2世」「大将」「ゲンちゃん」、乗客は我々だけだが、JR松山駅で6名ほどが乗車してくる。1号機とは通常大街道ですれ違うが、今日は八坂付近ですれ違う。

  

道後温泉では、マドンナが3人出迎えてくれる。夏休み最後の週末ということで観光客も多い。さきほど1号機が遅れたのも「満員」だったからのようである。

道後温泉では30分ほどぶらぶらして、9時50分頃の市内電車で市役所前へと向かう。この後9時55分発の坊っちゃん列車が伊予銀行本店前交差点ですれ違うのを見るためである。が、この期待はあっさりと裏切られる。我々が市役所前に到着したときにはすでに道後温泉行き坊っちゃん列車が目の前を通過する。古町行きの1号機はそれからしばらくして通過していく。しかたなく、松山市駅へ行ってしばし休憩する。

午前11時、松山市駅前のファーストフードで昼食をとって、かずまるの言うまま子規堂へと向かう。ロータリーでは防災の日のイベントとして、松山市消防局が震災体験車を置いて、阪神淡路大震災と同じ揺れを体験させてくれる。我々も体験したが、かずまるは一瞬硬直した。それにしても震度5程度ではたいてい家は壊れない。震度7との圧倒的違いを体験した。

  

子規堂へ向かうと、途中の踏み切りであることに気づく。郊外電車が3両のままである。今日は横河原観月祭で、伊予鉄道が夕方から臨時ダイヤを組むことになっていた。と言うわけでもないのだが、子規堂へ行った後は、その横河原へと足を運ぶことにした。

横河原へ行くとすれば、以前当サイト掲示板にShi−Mamutaさんが書き込まれた「鷹ノ子〜平井間の大カーブ」の発見である。左下がそれである。わずかに左に向かってカーブしており、進行方向左手に「25149」だったか「25146」かの標識を見つけた。が、残念ながら撮影はできなかった。

横河原へ到着すると、かずまるはバスで帰りたいと言う。が、電車到着が13時36分、川内発のバスの横河原発時刻も同時刻、走って見たが、すでに発車をしていた。その次のバスは新居浜からの特急バスである。国道11号バイパスを通ることに興味はあるが、新居浜からだといつやってくるかわからない。バスロケも検索できない。なんといっても先ほど購入した「い〜カード」が使えない。さらに、ぽつぽつと雨が降り始めた。

  

それでも、定刻13時48分のところ、8分程度の遅れでバスがやってきた。1扉のリクライニングシートのバスである。乗客は15人程度であった。フジグラン重信や新久米などの初めて聞くバス停を通りながら松山市内をめざし、大街道で下車する。電車で500円帰りのバスは600円、贅沢な時間であった。

大街道からは市内電車でJR松山駅へ向かい、城北1番線で古町へと戻る。幸い雨の心配はなさそうであった。それから自転車で帰宅したのであった。(2004.08.29、撮影は全て2004.08.28)

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第99話 JRの暫定ダイヤを確認に・・・!

8月19日(木)、夏季休暇をとって、かずまる特攻隊が出撃した。が、台風が日本海におり、現在最接近中である。少々雨が心配であった。まずは今日休みをとった目的である病院へ行く。開院前に到着したので、診察を終えて家に帰ったのは9時半前であり、まだ妻は出勤前であった。というわけで、妻の出勤に便乗してコミセン付近で下車し、そこから大手町まで歩く間に伊予鉄郊外電車を撮影する。この時間帯は3両で運転されているため、なかなかよいアングルで撮れる。

  

当初の予定では、一度JR松山駅に行って、車両運用の様子を見てから坊っちゃん列車乗車の予定であったが、少々予定が狂うことになった。14Mが1番ホームに横付けされているのを見ながら、松山駅の列車編成表を見ると、16Mのところが空欄になっている。果たしてどうなるのか眺めていると、駅員が10Dの編成をそのまま16列車のところにずらした。現在予讃線は関川〜多喜浜間で不通になっており、新居浜〜松山間の特急は8000系2編成、2000系1編成で折り返し運用されている。これらは8000系と2000系でG車が逆になっていることから一目瞭然である。つまり、10Dは8時11分松山発、22Dは14時16分松山発であるが、16列車11時18分松山発もまた2000系アンパンマン列車になるようである。

などということを見ていると、かずまるが突然今治に行きたいと言い始める。まあ、それもよかろう。松山駅でぶらぶらと1時間近く待っていると、果たして予想どおりアンパンマン列車がやってくる。3列車がホームに横付けになり、さらに1057Dが1番ホームに入ってくる。1057Dは1両が一般塗装であるが、アンパンマン列車である。実にアンパンマン列車が2編成1番ホームに並んだ。これは壮観である。が、我々は8号車の最前列にいるので、その雄姿を見ることはできない。

ただ、乗客にとってはこの編成は少々迷惑である。指定席の位置が通常の16列車と異なる。「6号車の指定席をお持ちの方はこの列車の2号車に移動願います」というアナウンスがある。また、アンパンマン列車に6号車がないから当然である。が、それ以外の放送はない。だから、私の座っている8号車へ来て、「私の席がありません」という女性客がいたりする。8号車の指定席客を1号車への案内、7号車8番席以降の切符所持者への対処ができていない。

  

帰りは7Mに乗車して帰るが、通常よりも自由席の乗客が多い。それに反して指定席には全く人がいない。考えてみれば、川之江〜新居浜間代行バスを運転すれば、当初の列車に乗れるはずもなく、新居浜からみんな自由席に座らされる。もとより、新居浜以西の乗客で指定席に乗ろうとする人はほとんどいない。上り列車はともかく、下り列車に関しては、G車以外全車自由席とするか、自由席車を拡大すべきと思う。この運用は今日から始まったことではないのに、危機管理のできていない会社だと思う。

松山駅に戻ったのは13時10分頃である。我々はともかく古町発15時01分の坊っちゃん列車に乗車しなければならない。が、少々時間がある。さきほどからかずまるが「今日は遊んでない」という。何をもって遊びなのか疑問はあるが、それならばと、古町へ向かう。城北2番線で「ゲンちゃん」を見かける。古町から梅津寺パークへと向かう。

古町駅で「電車割引サマーチケット」を買う。梅津寺パーク入場券と電車が5割引となって古町発500円である。が、この場合かずまるの入場券を買えば700円となる。「夏休みKID’Sチケット」だと、小学生同伴だと親子で600円である。しかも郊外電車、市内電車乗り放題である。今日の伊予鉄道の交通費は1200円、「夏休みKID’Sチケット」利用ならば900円となるし、どうも面白くない。が、「夏休みKID’Sチケット」使用して坊っちゃん列車は未就学児というわけにもいかないだろう。それでも1100円で、さらに、その後も郊外電車に盛大に乗ることができる。伊予鉄道へ申し上げたい。「来年もこの切符を発行してくれ〜〜!!」

  

その梅津寺であるが、駅の手前にある渡り線で電車が陸側ホームへと移動する。台風の影響によるものであろう。海側ホームには波のしぶきがかかっている。しかし、梅津寺パークは風の影響でジェットコースターは運休、観覧車も少々怖いものがある。なによりも客は我々だけであった。ゴーカートに乗っていると、波のしぶきを受ける。しかも、今日初めての雨が降り始めた。なんで?と思いながら25分ほどでパークを去ることにする。が、それでも1000円の乗物に乗れる。結構散財できるものである。

予定よりも1便早い電車に間に合ったのであるが、我々は逆に高浜へと向かう。「電車割引サマーチケット」を持っているが、梅津寺〜高浜間の往復切符を買えば可能であろう。電車も2時以降は通常どおり高浜行きは海側ホームへ到着した。ということで、今年4月以来ようやく最後の終着駅へとやってきた。

そして、古町着14時45分。ようやく坊っちゃん列車タイムとなる。すでに1号機がやってきている。その前を城北2番線を運転する「紅顔の美少年」が通過する。乗務員は「イチロー」「紳士松井」「まろん君」である。「JTB君」も見かけた。かずまるに前後どちらに乗るかたずねると、やっぱり後ろへ乗るという。今日は市内電車の方も遅れているようだ。乗客は我々だけの状態で5分遅れで出発する。JR松山駅前で前後とも各7〜8人程度乗車する。それだけ遅れて出発したのであるが、14号機は市役所前付近ですれ違う。大街道で後客車は全員下車したのであるが、同じ位乗車してくる。

  

道後温泉に到着すると、かずまるが道後公園に行きたいという。この蒸し暑いときに・・・と思うが、風があるので、私は日陰のベンチに横になって本を読む。少々眠ってしまったようだ。が、だんだんと空模様が怪しくなってきたので、かずまるをせかして道後温泉駅へと戻ってくる。案の定雨が降り始める。妻の仕事終了が夜間にずれ込むらしいので、これから中央通と駅前通の交差点近くにある、いつもの回転寿司にでかける。それには東循環線に乗車すればよい。雨が降る中、バス停で待っていたが、バスは5分ほど遅れている。その前を最終古町行き坊っちゃん列車が出発していく。運転士は「元気君」だった。

東循環バスが一番町1バス停にかかったとき、ちょうど坊っちゃん列車も勝山町交差点にいた。雨はまだやまない。下車すると、かずまるに私の合羽を着せて、重装備ですし屋へと向かう。夕食をとっていると、雨がやんだ。かずまると二人で自宅まで歩いて帰ったのであった。(2004.08.22、撮影は全て2004.08.19)

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第98話 松山祭りにダブルヘッダー!

8月12日(木)、今週末は今治の実家へ帰省する。ということで木曜日に夏季休暇をとったのであるが、前夜になって急遽方針を変更した。まずは午前7時20分に自家用車で出かけて、JRの追っかけ撮影を敢行する。まずは伊予和気駅から三津浜方面に左カーブをとったところにある踏切から515Mとムーンライト松山を撮影、次に伊予和気駅北側に最近できた高架橋から1001Dを撮影する。

  

続いて、先週同様に北条市大浦へ1003M撮影に行こうかと思ったが、どうしても間に合わない。仕方なく、北条バイパス北側入口にあるカーブをバックに撮影しようと思ったら、これが午前中は逆光で全くダメ。さらに1003Mは撮り損なうし、10Dアンパンマン列車は苦し紛れの1枚となった。

その後は菊間駅裏手の公園で時間をつぶす。で、本日のメインイベントサンライズ瀬戸をどこで待ち受けるか、菊間町田之尻か、北条市大浦か、松山市粟井坂か?と思案した結果、北条市と松山市境にある粟井坂へ向かう。現在国道196号粟井坂が工事中で、松山方面へいく場合、直接国道から撮影場所へ行けない。このため、一度旧国道に下りるわけだが、とたんに道路工事で片側交互通行になっている。少々あせったが、なんとか間に合って、先日の1001D真っ暗事件を払拭して、堂々サンライズを撮影できた。というわけで、午前はここで終わり。

  

午後の部は2時間ほど自宅で休んで、13時40分過ぎのループバスでJR松山駅へと向かう。時間はちょうどアンパンマン列車タイムである。時は盆のラッシュ時、ものすごい数の乗客がホームで待っている。が、さすがに8号車の我々がよく座る場所(26番乗車口)にはまだ誰も並んでいない。このまま今治まで出かけても良いのだが、それでは帰りが大変になる可能性もあるので、ここはぐっと抑えることにした。が、先日指摘したように、アンパンマン列車が8両編成の場合、自由席は3、4、6、8号車である。また、禁煙車は1、2、3、7、8号車である。編成上の都合はわかるが、これでは通常の人々はどれが自由者なのか混乱する。かなりの人が駅員に尋ねている。なかには、単に列車を眺めようとして、指定席に近い乗車口に立っていると、その後ろに立つ人までいる。それはともかく、22Dは8号車を除きほぼ満員の状態で出発していった。

その向かいのホームでは9Dが、これまたかなりの立客を乗せて出発していく。するとその向こうにサンライズがはっきりと見えるようになる。そして、ついでにそのまま引き上げ線へと移動していく。そういえばこの風景は以前にも見たような気がする。

  

(左はクリックすると拡大します。)

その後は市内電車で古町へ向かう。古町へと向かう電車の後ろに坊っちゃん列車14号機がつく。かずまるが「OさんとNさん」という。乗務員は「イチロー」「大将」「翼君」と最強メンバーである。「翼君」を古町で見るのは久しぶりである。が、運転時刻が少々おかしい。市内電車の後ろから「回送車」と書かれた2101号機がやってくる。結局、15時01分発の14号機は城北2番線の電車を待つことなくそのまま発車した。

古町を出たときは我々だけだったが、JR松山駅前でかなり乗車してくる。が、立客が出るということはない。久しぶりに聞く「翼君」の車内案内はやはり最古参としての貫禄がある。しかも、色々と勉強しているようだ。ただ、最近思うのだが、14号機ならば特に感じないが、1号機の場合、前客車に乗った乗客だけが車掌の案内を聞くことができる。我々ならば知ったことではないが、やはり松山へ観光にやってきた者からみれば不公平ではないかとも考える。その1号機はかなり遅れ、大街道電停付近ですれ違う。今までで最も道後温泉寄りである。「元気君」の姿を見た。

その理由はすぐにわかった。「満席」の山である。午前中の4便、昼時に一時落ち着いて、午後の古町便の前後に満席表示が出るという典型的な混み方をしている。いっそ、その時間帯の運行密度を上げて、昼時に密度を下げればどうだろうか。昼時は昼休みの問題もあるし、折り返しの作業もすでに彼らは熟知しているので問題はないと思う。むしろ松山市駅などは、さっさと出発してもよいと考える。

  

道後温泉では、祭りの一環で踊りをやっている。それを見て、松山市駅へいって、郊外電車で石手川公園駅へと向かう。今日は松山祭りということで、電車が終日3両である。特に目的はないのだが、ともかくそこへ行って電車の撮影をしてみることにした。が、なかなか市街地では開けた場所がない。余裕がないのが私鉄だ!と言わんばかりに撮影場所がない。特にカーブとなると、私の行ける範囲では、@山西〜西衣山間、A衣山の西衣山側、B古町の衣山側、C大手町〜松山市駅、D松山市駅〜石手川公園、E北久米〜久米というところだが、@AEは実際に見てみると、カーブになっているような気がしない。Bは高架橋が邪魔する。CDということになるが、あまりに周辺が建て込んでいる。というわけで、伊予鉄道を撮影するには、少々勉強が必要のようである。今日のところは結局公園の木陰で休むだけになってしまった。

その後は松山市駅で妻と合流して、夕食をとった後、松山祭り2日目を見て帰ったのであった。(2004.08.15、撮影は全て2004.08.12)

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第97話 雨にも負けず!?

8月4日(水)、今週末から「サンライズ瀬戸」が松山へやってくる。土曜日には久しぶりにJR写真撮影をしてみようと思い、坊っちゃん列車を水曜日に敢行することにした。が、なんと、朝起きると雨!最悪の事態として、古町まで自家用車で乗りつけようかと思っていると、運の良いことに、午前10時になって、雨があがった。これはチャンスと、そのまま自宅を出て、伊予鉄衣山駅へと向かい、10時30分頃古町駅へと出没する。

  

坊っちゃん列車1号機はすでに古町駅に留置されている。乗務員は「がんばれ運転手」「JTB君」「木田君」、再び雨が降り始めた。「紅顔の美少年」が城北1番線で出発していく。空いているし、後客車では車掌がいないので、かずまるに前後どちらの車両へ乗りたいかとたずねると、やっぱり後ろへ乗りたいという。乗客は前客車2名、後客車2名で出発する。JR松山駅前で前客車に2名乗車してくる。雨がかなり激しくなり、窓があけられないが、一番後ろの2枚と扉の窓を開ける。すると、かずまるはそこからずっと外を見ている。14号機とは警察本部前付近ですれ違う。

道後温泉では雨の中、街角案内人がいる。水曜日であるが、夏休み中は先週の木曜日もそうだったが、平日でも出てきているようである。ふと、到着ホームを見ると、53号機がきている。先日から路面電車全車両撮影を試みているが、映りの悪い車両の取り直しをしているため、撮影する。あと、61、71、73号機を探している。と、その53号機は「大将」が運転している。ちょうど1号機の後ろに入るようである。車掌は「ゲンちゃん」に代わっている。そのまま松山市駅へと向かう。

  

松山市駅では、しばしかずまるに付き合って高島屋7階のおもちゃ売場で時間をつぶさせる。そうこうしているうちに、1時が近くなってくる。今日はなんとなく、郡中港へ行こうと考えていた。13時15分発の郡中港行きに乗り込む。我々は通常高浜線に乗車するのだが、この場合、大手町、古町、衣山と結構乗客の出入りが多い駅があるのだが、横河原線、郡中線の場合は松山からはなれると乗客が減り、松山へ向かうと乗客が増える傾向にある。伊予市の住民は松山へ行くのには自家用車しか使わないようである。郡中港で下車したときは、数名程度しかいなかった。

一方かずまるは、終着駅で終点を迎えるのが好きなようであるる今度は高浜駅へ行きたいと言っている。が、今日はここでもうひとつのイベントがある。郡中線に乗車中、再び雨が強くなっていたが、郡中港へ来ると雨がやんだ。

  

JR伊予市駅2番線から4642Mで松山へ向かうのであるが、その直前に22Dアンパンマン列車が伊予市を通過する。はたして、22Dは約3分遅れて通過する。が、通過時の写真場ブレるし、その後の追い写真はシャッターがきれない、で結局私としては、何をしに来たのか解らずしまいであった。

4642Mは松山駅で先の22Dに追いつく。松山〜伊予市間ではやはり伊予横田付近で大きなカーブがあるし、重信川鉄橋付近も有名な撮影現場がある。今治〜松山間に飽きたら、秋くらいからこちらへやってこうかとも思う。で、松山駅に到着してから、かずまるは迎えに来ていた妻の車で帰宅し、かずまる特攻隊は終了する。

  

その後、私は針治療と散髪のため、再び松山市内へと向かう。市内電車で勝山町まで行ってから、川内行きのバスで枝松へ。枝松は旧国道11号、現行県道334号である。帰りは、国道11号へ回って、若干遅れてやってきた東南ループをつかまえ、再び勝山町から市内電車に乗車して、月曜日に車内へ忘れていた傘を取りに行ってから、最終的にはパルティ衣山行きの派バスで帰ったのであった。(2004.08.05、撮影2004.08.04)

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第96話 早起きは三文の徳だったか?かずまる特攻隊!

7月29日(木)、今週末は義兄が帰省してくる。しかし、なんといっても南海上を訳のわからない進路をとっている台風がいる。今度警報が出たら職場に出勤しなければならなくなるようだ。それにしても、なぜ台風はいつも週末にやってくるのだろうか。というわけで、木曜日に休暇をとって、かずまる特攻隊が出撃した。

  

今回は古町駅で4両編成の電車を見ようということで、午前8時には出撃した。実際には4両編成の電車は2回あり、1回目の後ろ2両切り離し作業を見たければ、8時01分までに古町に到着していなければならなかったのだが、これは無理であり、次の8時13分の電車になんとか間に合った。先の8時03分発の610形の後ろ2両が5番ホームに移動し、次の8時16分発の電車が13分に4番ホームに到着すると、先の5番ホームの610形が出発していく。10分のことで全てが見られなかったことで、やっぱり早起きは三文の徳だと思う。

さて、坊っちゃん列車の始発便14号機の乗務員は「元気君」「しょうゆ顔の好青年」「T車掌」である。「紳士松井」は今日は市内電車の運転士のようだ。さすがに平日の始発便に乗車する者は他にはいなかった。JR松山駅前で40〜50台位の女性連れ4名が乗車する。「300円もするから松山市民は乗らないでしょう」などと言っている。1号機とは予定どおり大街道電停ですれ違う。道後公園電停を通るとき、LRTに「頑張れ運転手」を見かける。

道後温泉は夏休みのためか、木曜日というのに街角案内人がいた。みなさんがかずまるを出迎えてくれるのに、なぜかかずまるは恥ずかしがって「死んだふり」をしている。馬鹿かお前は。が、まもなくやってきた「抹茶羊羹」に乗って、松山市駅前へと向かった。途中、JRバスの低床バスを見かける。かつてなにかと地方切捨ての対象物としてきた国道33号線JRバスであるが、ローカル路線でも一応は面倒を見てくれているようでほっとしたような気がした。

  

かずまるはここのデパートのおもちゃ売場へ行きたいというが、「悪の十字架(開くの10時か)」の言葉どおり、まだ開店までには時間がある。それにしても、おもちゃ売場に子供づれで1番で入っていくときの店員さんの視線と言うものは少々独特のものがあった。

その後は、かずまるの希望どおり、入場券を払って松山市駅のホームに入り、この時間帯に3両から2両に減車する現場を見る。アンパンマン列車9D、22Dのシーンがあるから、珍しいシーンというわけではないが、かずまるは納得したようであった。

次は前回見れなかった、71号機と73号機の撮影と、せっかくだから10時53分頃の伊予銀行本店前交差点ですれ違う坊っちゃん列車を見ることにする。ちょうど松山市駅の到着ホームで「紅顔の美少年」が立っていた。我々は歩いて現場へと向かう。案の定「紅顔の美少年」は3番線道後温泉行きの電車に乗務して行った。が、肝心の市内電車は両機とも見ない。ここまで見ないということは、古町にいるという可能性が高い。後で見てみよう。そして、坊っちゃん列車の方は車の壁との戦いの中、結局ここ!というところでのシャッターが遅れてしまった。両者が重ならない場所、1号機が曲がりきらないところでの撮影がベストだったのだろうが、こればかりは仕方がない。

  

再び松山市駅へと戻ると、かずまるが腹減ったという。コンビニ経由で、クーラーの効いた待合室に入って食事をする。が、私の目的は最後のラッピングバスの撮影である。千舟コミュータに入っているのを先ほど遠目で見たから、ここにいれば確実に抑えられる。そして、最後のバスを無事撮影して、ついでに鉄道模型店で線路を買って、城北線で帰ろうと思う。

が、どうも、今日は先ほどから城北線は少々遅れているようだ。暑いので2番線に乗り込む。運転士が「遅れています」とアナウンスをする。確かに5分程度遅れているが、1番線もやって来ない。通常ならば警察署前付近ですれ違うはずの坊っちゃん列車と大街道ですれ違う。上一万では、すでに鉄砲町ですれ違うはずの電車が平和通に出ている。当然鉄砲町では行き違いをしない。だが、なんと、次の木屋町でも行き違い電車が遅れて、古町ですれ違うという。あらら、先ほど我々が本来乗るべき電車が遅れたようだ。古町に行くと、次の電車も到着しており、満員の乗客を前の電車に乗せて出発していく。後続の電車は車庫へと入る。ということは、現在城北1番線は3両しか走っていない?ともかく、城北線専用軌道内平和通1〜萱町6間でまのったく行き違いをしないという奇妙な体験をした。

予想どおり、71号機は古町の留置線にいた。73号機は見当たらない。が、帰りになにげなく郊外電車側つまり17番線を覗き込んだら、なんとそこに73号機が留置されていたのであった。(2004.07.29、撮影同日)

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