新かずまる特攻隊が行く(21)

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第105話 今年最後の平日最終便坊っちゃん列車!

9月30日(木)、今週末は土曜日に行事、日曜日は運動会がある。どうしても今日出撃しなければならない。かずまるは火、木曜日には午後3時過ぎに帰宅する。10月から平日の坊っちゃん列車最終便が道後温泉15時51分になり、乗車絶望となる。今日が来年春まで最後の平日かずまる特攻隊となりそうだ。まあ、月、水、金曜日であればかずまるの帰宅時刻は1時間早いので、古町発の午後の便になんとか間に合うが・・・

  

15時20分過ぎに、自転車で古町駅に乗りつける。ちょうど城北線が出発したところなので、コンビニで食糧を調達する。そして、15時31分の城北1番線で上一万へと向かう。電車はLRTであった。上一万で道後温泉行きに乗り換える。私は何を勘違いしたのか、城北2番と思い、運転士に向かって、大きく「バツ」をしたのだが、かずまるが「お父さんこの電車だよ」と言ってよく見て気づいた。

道後温泉は道後温泉としては久しぶりに閑散としていた。坊っちゃんとマドンナ3人の4人も今日はのんびりとしているように見える。これからが温泉シーズンであるから、また忙しくなるのであろう。

  

さて、今日はこれから1年ぶりに「道後村めぐり」をする予定である。ちなみに、松山市教育委員会が主催する「俳句の里巡り」は「めぐり」が感じである。「道後村めぐり」はひらがなである。とりあえず、今日は1時間しか時間がない。

行った順に、12番放生園、17番道後温泉駅、25番椿湯、1番道後温泉本館、2番湯神社、3番円満寺、4番宝厳寺、5番伊佐爾波神社、6番義安寺、16番子規記念博物館、15番道後公園、13番湯釜薬師、18番県民文化会館、14番湯築城跡の14箇所をまわった。詳しくは、当サイト「愛媛の観光」に掲載予定である。

これで、後は護国神社〜長建寺間、松山神社〜瀬戸風峠間、石手寺〜お茶屋間の3箇所となる。予定としては、来週土曜日護国神社から長建寺を午前中に回って、その後JR松山駅イベント会場へ出没、翌日曜日に親子3人で東野までバスで行ってお茶屋から石手寺経由道後温泉、その後瀬戸風峠へ行くのも良かろう。

  

帰りの坊っちゃん列車の乗客は4名であった。なぜかかずまるは1号機の後客車へ座ると言う。乗務員は「元気君」「しょうゆ顔の好青年」「T車掌」である。かずまるは坊っちゃん列車の中で寝転びながら先ほどの「道後村めぐり」のスタンプを見ている。まあ、そのくらい坊っちゃん列車はいつもきれいにされていると言うことでもある。

坊っちゃん列車がこの時間帯に走るのは今日で終わりである。来年3月までは最終便が1時間繰り上がる。古町に到着した後はかずまると自転車で帰るしか方法がなかった。

追記・・・10月9日から観光回遊バスと称してボンネットバスが市内を走るようになる。まさに護国神社〜長建寺間を走るのには都合が良い。これから色々とこのバスを利用したツアーを組んでみたいと思う。(2004.10.01、撮影は全て2004.09.30)

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第104話 4週間ぶりにまともな出撃をしたかずまる特攻隊の巻!

9月23日(木)、実に4週間ぶりにまともな出撃となった。が、朝からなにやら時折雨がぱらつくあいにくの日である。それでも、午前10時頃には一度雨がやんだので、その間に衣山駅へと出撃した。ここまでくれば、後は知るか!というところであるが、そうはならない日であった。ともかく10時15分に古町へと出没する。

  

坊っちゃん列車14号機は10時24分頃に到着する。下車客はいないが、かなり遅れたところを見ると、道後温泉出発では混雑したに違いない。乗務員は「紳士松井」「しょうゆ顔の好青年」「ゲンちゃん」である。古町から坊っちゃん列車に乗車するのも4週間ぶりとなる。

古町を出るときは今日も乗客は我々だけである。知らぬうちに客車にも秋の気配が感じられる。来週末には最終便が1時間早くなる。いわゆる6ヶ月間の冬眠が始まる。JR松山駅前で5人ほど乗り込む。1号機とは市役所前電停付近ですれ違う。坊っちゃん列車は14号機が来週月〜水まで検査運休をする。

道後温泉では、ちょうど肱川町の物産展があった。いわなを1匹食べてみる。背骨の上から下から一気にかじるのが美味い。が、個人的にはあゆの方が好きだったりもする。からくり時計をバックに太鼓を披露することになっており、その準備のため、「赤シャツ」のおじさんも今日に限っては、11時30分のからくり時計が始まっても、太古の準備を興味深げにじっと見ていた。

かずまるも興味があるのかと思ったら、ちょうど「抹茶羊羹」がやってきて、それに乗りたいという。松山市駅に到着すると、まずは駅前のファーストフードで昼食をとる。その間に雨が降り始める。今日はプラレールの壊れた部品を買いに行くことになっている。先週は宮田町のスーパーで空振りした。今日はまず松山市駅デパートに出かけたが、やはり売っていない。となると、朝生田町にある「トイ○ラス」へ行くしかない。

  

松山市駅から「東南ループ」で拓川バス停へ行く。幸い雨は上がっている。この大型店舗へ公共交通機関へ行く者果たして何人いるだろうかと思う。が、この「はなみずき通り」は確かにバスの便が良くなった。が、当の部品は置いていなかった。

さて、これからどうしようかと思う。時刻は2時過ぎ。東南ループは14時17分頃であるが、先ほど乗車した限りでは10分程度遅れている。考えた挙句、14時11分発の古川、市坪経由の循環バスに乗車することにした。定刻にいけば、市坪14時29分発の下り普通列車に間に合う。そこから伊予市へ行って伊予鉄道で帰るのも良い。バスが遅れたならば、14時39分発の松山行き、大幅に遅れたら15時00分発の列車がある。

はたして、バスは2分程度遅れてやってくる。そして、最大の難所南環状線で渋滞に合う。交差点で前の車が左から横切る車を入れ、反対車線の車に阻まれて信号をひとつ余分に遅らせられる。すでに6分の遅れである。市坪で下車したら雨が降り始めた。結局下り列車には間に合わなかった。

  

仕方なく、次の上り列車を待つ。雨が上がる。北伊予で退避してやってくるから、すぐではある。松山に到着すると、2番線から6分の待ち合わせで観音寺行きの普通列車が出る。ついでに三津浜から船に乗ろうと思う。が、列車が発車したと同時に雨が降り始める。三津浜到着直前下り列車がやってくるのが見える。このまま帰っても良いが、かずまるは行きたいという。市坪〜三津浜間の運賃は210円、私は松山から定期があるので、10円だけ安くなる。

駅前にタクシーが止まっているので、ちらっと見る。が、この程度の行軍でタクシーは使いたくない。幸い雨はやんでいる。が、伊予鉄道を過ぎたところで雨が本格的に降り始める。かずまるに傘を渡す。三津のアーケードが近づく。ありがたい、と思いながらアーケードを抜けると、かずまるを肩車してかずまるが傘をさす。が、風が強い。かなりふらつきながら、三津の渡しにたどり着く。

風は強いが、波は穏やかである。乗船中だけ雨が小降りになっていた。港山側の上陸場所が整備されて下船しやすくなっている。が、上陸すると再び降り始める。港山駅に飛び込むようにしてホームで休み、そのまま衣山まで郊外電車に乗って帰宅したのであった。(2004.09.23、撮影全て同日)

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第103話 リレー式かずまる特攻隊の巻・・・!

9月15日(水)に松山出張がはいった。今週末に3連休がある。しかし、遠出の予定だし、天候も思わしくない。出張前に少々時間があるので坊っちゃん列車の乗車することにした。古町14時31分発の坊っちゃん列車で大街道まで行けばよいのだが、それとはなしに、松山市駅に行ったら、なんと1号機が運休している。つまり、今日の古町14時31分発も運休である。よくぞ、松山市駅にやってきたものだ。というわけで、そのまま14号機で道後温泉へと向かう。乗務員は「がんばれ運転手」「翼君」他1名である。乗客は5名だったが、大街道から数名乗り込んだ。私は道後温泉からすぐに引き返して仕事に向かう。

  

9月18日(土)、3連休初日。この日に遠出をする予定であったが、妻の都合でとりやめ。本来であれば、この日に坊っちゃん列車他松山市内を乗り回す絶好の日であったが、翌日の天気が雨で、予定している「レオマワールド」が危うい。それならと、新居浜にある「総合科学博物館」へ二人で出かけた。その途中、松山市内で61号機を見かける。これで一応全軌道車両を撮影できた。かずまるが「(運転士は)ゲンちゃんだ」という。

かずまるは、ここにある恐竜や色々なものに興味があるが、私はやはり鉄道模型に惹かれる。が、以前開催された鉄道展でもそうであったが、この2000系気動車も8000系電車も向きの違う車両がある。愛媛県内には鉄道ファンが少ない。特に車両、模型ファンが少ないと思われる。この施設はあくまで「生涯学習の場」であって、テーマパークではないという向きもあるし、細かいことだとは思うが、一応入場券をとられている以上は言わせていただきたい。

  

行きは高速道路でひたすら走ったが、帰りは今治経由である。すくなくとも、予讃線のJR撮影くらいはやりたい。本来であれば、今治市以南の撮影をするべきであるのだろうが、場所がよく解らない。結局今治市内に入って、先日撮影失敗した場所の近く、伊予富田駅南側でアンパンマン列車を待つ。が、その後ろにやってきたパトカーが前からやってくる車のため、私の後ろで離合を待つ。少々嫌な予感がしたが、パトカーはそのまま走り去っていった。が、そこまでやって待ったアンパンマン列車は結局明るさが足りずにアウト。

その次は北条市浅海へと向かう。以前逆方向の墓地公園から撮影して失敗したところである。今回はすでに西の海側に太陽が移動しているので、歩道ぎりぎりから列車を待つ。これが右上と左下の写真。さらに、北条市街の北、北条パイパス入口にあるスーパーへと向かう。ここの北側で予讃線は大きくカーブしているが、午前中は逆光になる。以前スーパーの逆側から10Dアンパンマン列車を苦し紛れに撮影したところである。ここで11Mを待つ。少々太陽光が足りなかったが、また来よう。駐車場には苦労しない。ついでに粟井坂で折り返しの26Mを構えたが、やってきた列車はぶれ、追い写真はシャッターが押せなかった。今日はこれで終わり。

  

翌19日(日)、午前中に雨が降る予報ではあったが、朝降っていなかったので、予定どおり「レオマワールド」へ出かけた。四国最大のテーマパークとして開業した同園も一度休園に追い込まれ、今年4月に再開した。玉野市の「おもちゃ王国」と「カト吉」が入っているから、雨と食事は心配ない、と考えたが、少々甘かった。雨の方は、入園早々にかなり降ったが、2時間程度でやんだ。その間屋内にずっといたから、問題はない。

園内にはかつての面影はなく、アトラクションを裏から見れば、「大丈夫か?」と思う程アトラクションを支える鉄骨が錆びている。次に人件費をあまりに削減しているような印象を受ける。だから大量の客をさばく能力がない。鉄道アトラクションでは2人体制で、1人が客を見張り、1人が列車を動かす。列車が到着したら、その2人で客をさばく。安全上どうか?というより、人をさばく速度が遅い。食事にしても、味をどうのこうの言う前に人をさばく能力に乏しい。が、これは再開されたことを喜ぶべきであって、現実問題としては、やむをえないことかもしれないし、それをとやかく言うつもりはない。

  

私が問題視するのは、園内の環境である。日本最大のテーマパークTDRはその清掃体勢が行き届いており、客のごみは15分サイクルで回収していくし、極端な話、園内を汚しそうな子供がいたら、後をつけていくという話をきく。そこまで言う気はないにしても、「ニューレオマワールド」は少々お粗末過ぎる。まず、入園場所で強烈な異臭がする。トイレの汚物を垂れ流したような臭いである。

また、園内のごみはともかく、再開に最後までもめた「イースタントリップ」の凋落振りが目に付いた。瀬戸内側に向かって「展望台」があるのであるが、そう書かれているにもかかわらず、草木で全く眺望がきかない。これでは展望台とはいえない。そういえば、あちこちにくもの巣が張り放題だし、清潔なイメージが最後までなかった。テーマパークと名乗り、入場料をとる以上は清潔感だけは大事にして欲しいと思う。以前はここだけのために来たとさえ思えた「イースタントリップ」に幻滅した。遊園地だけならば梅津寺パークでよい。庭園だけなら道後付近を歩けばよい。そう感じた一日となってしまった。

  

さらに、翌20日(月)は正午過ぎから、「俳句の里巡り・城北コース」を再開した。まず最初の姫原1丁目の碑が解らない。結局いずれにしても自家用車でなければ行けない残り1箇所と行くことにし、後は全て回った。で、午後2時になると、かずまるから「どうせあそこへ行くんでしょ」と言われる。アンパンマン列車のことである。

そしてついでに、JR松山駅へ行って、姫原の性格に位置を再確認する。姫池東山麓とある。行ったはずなのだが見当たらなかった。最後は3連休中に初めて坊っちゃん列車を見て帰宅したのであった。(2004.09.20、撮影は上6枚が2004.09.18、その下2枚が2004.09.19、最下2枚が2004.09.20)

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第102話 七転び八起きの巻・・・!

9月9日(木)、夏季休暇は今日で全て取得した。が、まだ私には12月末までに34日7時間の有給休暇がある。まあ、あと4ヶ月で4日7時間取得をめざそうか。が、この日はとにかく受難の日であった。午前中の仕事が終わって帰ろうとした瞬間に、悪魔のような電話がかかってきて、結局は1便遅らせる羽目になった。が、次の9列車は通常アンパンマン列車なのに「次の列車は5両編成です」というアナウンスにピンときた。やってきたのは8000系L編成。だからアンパンマン列車とは自由席の位置が逆なのだから、もっと早く説明しろ、と思う。

  

列車は10分近く遅れ、自由席が2両という踏んだり蹴ったりの状態で松山へと向かう。事情はこうである。今朝普通列車が双岩〜八幡浜間で空転して列車が最大3時間遅れたと言う。で、10Dアンパンマン列車は松山へやって来れず、代わりに松山駅に留置されていた8000系L編成5連が10列車、9列車となって、岡山へ往復する。その間に本来の10Dアンパンマン列車7連は松山へ到着し、1〜4号車と5〜8号車に分割する(附属3連は左下の写真のとおり留置線にいる)。そして、22Dが右下の写真のとおり今日は5連でやってきたので、その前に附属3連が連結される。基本編成は右上の写真のとおり引き上げ線で待機する。2番線に8000系9列車が到着すると、アンパンマン列車附属3連がすぐに三津浜側本線へ引き上げられ、22Dの前に連結される。そして、8000系5連を引き上げ、本来の9D4連が2番線に到着する。というシナリオになった。

が、9列車から下車した我々は9Dを待つ人の列のため、なかなか跨線橋へたどり着かない。アンパンマン列車のやりとりには興味があるが、今日の私はそれどころではない。かずまるを午後3時に出迎えるまでに、なんとしても通院を済ませなければならない。本当は病院へ行くまでにD電器店でICレコーダー、その向こうの薬局で膝サポーター、さらに古本屋へ寄っていく予定であったが、そんな間はない。病院も空いていた割には薬で待たされ、時間が来たので「あのー」というと「あ、薬できてます」の返事。できているなら呼ばんかい!!という暇もなく病院を飛び出して、帰る途中にかずまるの幼稚園の送迎バスとすれ違う。バスは一度迂回をするので、その間に間一髪帰宅する。

  

ともあれ、かずまる特攻隊は出撃した。が、ほっとしたのか、雨具の用意を忘れていた。当初は雨の予報であったが、予報が好転した。が、家に帰るのが遅かったため、パソコンを立ち上げて、レーダー確認をするのを怠った。

ともかく、古町へ出没し、自転車を置いて駅のコンビニへ入る。が、間一髪で15時21分発の城北2番線に間に合わなかった。次は15時31分だが、少々遅れている。市内電車だと松山市駅到着は15時50分近くになる。というところで、郊外電車がやってきた。大急ぎで切符を買って飛び乗る。これで15分の時間を捻出する。

15分捻出して何をするかといえば、高島屋7階おもちゃ売場にいる時間が長くなるだけではある。私も久しぶりに同じフロアにある書店にいくが、たいした本はなかった。

  

そのまま30分ほどして、そろそろ道後温泉へ行こうと思う。デパートを出ると、ちょうど坊っちゃん列車14号機が待機していた。幸いその段階では他に乗客もいなかったので、そのまま乗り込む。乗務員は「元気君」「JTB君」「T車掌」である。元気君が「10月から乗務が楽になります」と言う。よーく考えたら、坊っちゃん列車は10月からこの便がなくなる。道後温泉発16時16分古町行きが最終となる。夏が終わったと思ったら、坊っちゃん列車はあっという間に冬篭りの季節になる。

発車の時間になると、10名近くが乗車していた。大街道ではさらに乗車してくる。今日が週末と言うかどうかはともかく、夕方の道後温泉行きは大体混む。1号機とは上一万交差点ですれ違う。が、雨が降り出したようだ。ここで雨の用意をしていなかったことを思い出す。

道後温泉に到着すると、赤シャツのおじさんが「今日は来ないのかと思いました」と言う。あのー、私は木曜日に来るほうが珍しいのですが・・・ただ、確かにこの夏は妻が木曜日の仕事が忙しいのが判っていたこともあって、木曜日に集中的に休んだ。来週はともかく、その後は秋分の日、有給休暇とはいえ9月は夏季休暇の影響で休みやすいということでその最終日である30日、地方祭と立て続けに木曜日が休みとなる。

  

今日はそういうわけで、すぐに先ほど乗った坊っちゃん列車がそのまま古町行き最終坊っちゃん列車となるため、道後温泉には20分ほどしかいられなかった。その間に5時のからくり時計が鳴り響く。

最終坊っちゃん列車の乗務員はさきほどと同じ、乗客は5名で道後温泉を出発する。1号機とは八坂通りの交差点ですれ違う。我々以外の乗客は南堀端で下車する。「T車掌」がその確認をしていたときに、私が「私は古町」と言ったつもりだったが、彼には伝わらず、逆に「え、南堀端ですか?」と尋ねられる。我々は乗車時に下車駅を言わない限り、終点まで乗車するものと思われているようだ。まあ、当然だろう。雨は降っていないようだ。

古町に到着して、自転車で帰っていると、途中で雨が降り始めた。このまま強くなるのか?というところで、幸運にもやんだ。今日は七転び八起きのかずまる特攻隊であった。(2004.09.10、撮影は全て2004.09.09)

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第101話 久々の坊っちゃん列車平日ダイヤで・・・!

9月2日(木)、午後から夏休みをとって、平日のうちにかずまる特攻隊出撃をたくらんだ。松山到着は午後1時過ぎ、かずまるが幼稚園から帰ってくるのが午後3時過ぎ。それまで約1時間ほどアンパンマン列車の撮影をすることにした。とはいえ、できれば今までにない場所をさがすのに絶好の時である。まずは、伊予鉄西衣山駅方面へと向かう。

  

ただ、この時間帯は伊予鉄衣山駅からアンパンマン列車を撮影しても完全に逆光になるのは周知の事実である。以前かずまると自転車特攻隊をやって気になったJRと伊予鉄の交差部からJRへ上がる道も行ってみたが、どうもここという場所が見つからない。結局はあまり満足のいかない場所での撮影となってしまった。

一度帰宅し、かずまるの帰りを待ち、自転車で古町へと乗りつける。かずまるの帰宅時刻には2パターンがあり、月水金が2時過ぎ、火木が3時過ぎである。早バスならばそのまま午後の坊っちゃん列車の乗車できるのだが、今日はすでに3時半を過ぎている。最終の古町行き坊っちゃん列車を狙うしかない。そのまま城北1番線に乗って、上一万経由で道後温泉へと向かう。

  

9月に入った平日の道後温泉は思ったほどは閑散とはしていなかった。ただ、なんとなく忙しそうな観光客が減って、一人旅や二人旅が多くなったような印象を受ける。坊っちゃん列車がやってきたので、かずまるとホームに立っていると、見知らぬおじさんに「向こうで方向転換して、そのうち引込み線にやってきますよ」と教えられる。かずまるの赤い帽子を手にとって、「この紋所が目に入らぬか?恐れ多くも本日で坊っちゃん列車185回乗車となる「かずまる特攻隊」であるぞ!かずまるの御前である。控えおろう!」などと、言ってどうなるものでもない。「はー、そうですか」と、とりあえず言っておく。

今日も街角案内人が出ていて、「赤シャツ」のおじさんが「なんで今日いるの?」と話しかけられた。小説坊っちゃんで赤シャツと言えば「マドンナ」の愛人である。しばしその話題で盛り上がる。よく考えると、元々「マドンナ」は「うらなり君」の許婚者で、「マドンナ」の父親が死んで家計が傾き、それを「赤シャツ」が援助して愛人とするもので、本来なら「坊っちゃん」と「マドンナ」は画像として二人が並んではならないのである。が、私としてはそういうつもりはない。大体の人が反論しないのであれば、「坊っちゃん」と「マドンナ」が並んで観光資源になるのであれば、この現代社会の中ではそれはそれでよいと考える。

  

などと、いいながら、からくり時計を4時、4時半、5時と聞いて、坊っちゃん列車を2度見送る。坊っちゃん列車の乗務を終えた「イチロー」が帰宅の徒につくのをみる。そして、いよいよ最終古町行きの時刻となる。1号機の乗務員は「元気君」「しょうゆ顔の好青年」「T車掌」。前客車に乗ろうと言うのにかずまるは断固として後客車に乗ると言う。前客車は3名、後客車は我々だけという状態で、帰宅ラッシュの街並みをのんびりと走る。

夕日を浴びながら、八坂交差点で坊っちゃん列車とすれ違う。一番町のビジネス街の帰宅風景を眺めながら、坊っちゃん列車は古町駅へと向かう。その後は、またまた回転すし屋に寄ってから帰ったのであった。(2004.09.04、撮影は全て2004.09.02)

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