かずくん倶楽部が行く(4)

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第20話 「夏休みKID'Sチケット」最終回の巻!?

今週は木曜日に夏休みをとって、18日にかずくん倶楽部出撃した。夏も終わりと言うことで、今日は郊外電車4連の様子を見ることにした。午前7時35分に家を出る。来週の旅行を考えると、今回は最後の「夏休みKID'Sチケット」になりそうだ。番号は「709」前回との間に使用した者はいないらしい。結局「701」「702」「703」「706」「708」「709」を使用したことになる。

7時49分発の電車で大手町へと向かう。すぐに610形4連の電車がやってくる。かずまるが「610形4連に乗りたい」ということから、この電車で古町へと向かう。古町へ到着すると、すぐに松山市駅行きの電車が3番ホームに到着している。これで再び大手町へと折り返す予定なのだが、古町の下車客が多いことと、3番ホーム到着の踏切閉鎖でホームが渡れない。このあたり、バリアフリーの観点からは問題外なのだろうが、以前のように地下道ならばこのような問題は起こらない。まあ、サービスと言うものは、色々と問題はあるのだろうと思う。

  

(上はクリックすると拡大します。)

で、大手町へ到着して、地下道を通ってホームを移動すると、なんと電車が通過していく。すわ、遅れたか?と思ったが、冷静に考えると、次に我々が乗る電車ではない。松山市駅からの回送電車である。郡中線からの回送なのであろうか。

三度古町へ到着すると、もうあわてる必要はない。先ほど11番留置線に坊っちゃん列車がいないので、少々あわてたが、実は17番留置線に14号機がいた。「翼君」が詰所へ「イチロー」が詰所から列車へと移動していた。もうひとりは「しょうゆ顔の好青年」である。

先ほどの4連の入れ替えを見ながら朝食代わりにコンビニで買い物をして、坊っちゃん列車へと乗り込む。朝8時41分の古町発の坊っちゃん列車は通常はがらがらなのだが、今日はもう一組の乗車があった。1号機とは愛媛県警察本部前ですれ違う。道後温泉に到着すると、すぐさま石手寺へバスで向かう。石手寺隣の店にある句碑巡りをして、バス停にきていたバスで折り返そうとしたが、バスは待ってくれず、かずまるを肩車して道後姫塚の民家の中にある句碑まで歩く。

  

道後姫塚といえば、今年前半実母の見舞いに通った場所であるが、退院してから行く必要ができるというのがいかにも私らしい。かずまるが「(石手寺では)あと8分でバスが来るよ」というとおり、次のバスで公園北口下車。湯釜のところにあるらしい碑を探したが、見つからない。まあ、このあたりはいつでも来ることがあるだろう。

道後温泉からは市内電車で松山市駅へと向かい。そのまま高浜行きの電車に乗る。この電車が「611・JAL」であった。高浜からは4分の待ち合わせで由良行きの船に乗る。由良では結局昼食を買っただけで、そのまま折り返す。高浜11時43分発の電車で横河原へと向かったが、そこでは私は熟睡していまい、田窪まで記憶にない。横河原からは再びその電車に乗るが、今度は松山市駅で下車する。

松山市駅では、高島屋でかずまるの機嫌をとって、銀天街を歩いて、しっかりと北立花町にある句碑を回る。その後は石手川公園駅から高浜へ行く。この電車もまた「611・JAL」であった。この車両は今日3回目である。高浜からは泊へと向かう。興居島に着くと、かずまるが「うんち」と言って、そのまま折り返す。今日も2回興居島へ行ったが、一体何をしにいったのであろうか。ただ、今後の予定としては、自転車で島一周と、小富士山登山という2つの目的がないでもない。

  

高浜からは、郊外電車で衣山へと向かい、そのまま帰ったのであった。(2005.08.21、撮影は2005.08.18)

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第19話 松山句碑巡りに伊予鉄道フル回転!

今週は金曜日に夏休みをとって、かずくん倶楽部出撃した。この日は夕方にかずまるはプールがある。そこで、私は散髪と針治療にでかけることにして、坊っちゃん列車に乗車することにした。考えた末に今日は「1dayチケット」を利用することになった。伊予鉄道610形2編成目のラッピング電車の話もあったので、午前10時衣山へ行く。が、なんと、この日は新ラッピング電車が運用されず、別編成が2両で運転している。なんで?さらに、現在の「いーカード」は未使用ならば、8月23日行こう「ICカード」にチャージできると聞いて、未使用の1枚を大事にしまっておいたのに、前の「いーカード」が40円足りない。しかたなく、未使用を諦める。と思ったのだが、残額40円の方を使うのを忘れ、使用中の「いーカード」が2枚になってしまう。

  

(右はクリックすると拡大します。)

古町駅では、試運転と書かれた市内電車に乗務員が乗り込んで、古町駅でなにやらやっている。あるいは、「ICカード」のテストをしているのかもしれない。で、私はともかく坊っちゃん列車14号機には乗る。乗務員は「がんばれ運転手」「大将」「ゲンちゃん」、乗客はさすがに盆ということが多い。すでに古町で20人以上乗車している。これは古町にしては非常に多い。1号機とは愛媛県警察本部前ですれ違う。前回同様城北線が慢性的に遅れており、古町発の坊っちゃん列車が遅れる傾向にあるようだ。

道後に到着し、我々は西循環バスで祝谷へ向かい、道後温泉街のホテルに点在する句碑を回って、再び道後温泉駅前に到着する。今日は風があれば日陰ならば暑いということもなく、だらだらと過ごしていたが、今日は後に予定があるため、12時半過ぎに道後温泉を後にする。

上一万で下車し、常楽寺に行くが、目的の句碑がない。うろうろしていると、目の前を坊っちゃん列車が通り過ぎる。住職さんが手入れをしていたので確認し、目的の碑を見つける。常楽寺は松山市内の寺巡りの場所となっていて「ここには2箇所ありますよ」とおっしゃられたが、我々の目的である「松山市内231箇所句碑制覇」の話をすると「ああ、そうですか」で片付けられた。でも、この六角堂常楽寺だって、常楽寺というよりも、六角堂狸伝説の方が遥かに有名なんですけど・・・ちなみに、この前にはかつては「六角堂」という電停があった。

  

その後は先週大失敗した勝山町の6個の句碑巡りをする。が、またまた1碑足りない・・・残りは後日にするか、中の川通りにまだ数碑残っているし、と思い、勝山町電停へと戻る。ちょうど坊っちゃん列車が通過していく。ここでタイムリミットとなり、城北線で宮田町へ向かい「フジグラン松山」で妻と落ち合う。かずまるはここからスイミングスクールへと行き、私は拓南中前にある理髪店と鍼灸院へと向かう。宮田町から勝山町まで電車で引き返して、そのまま拓南中へと歩いていくと、やきり想像どおり中の川通りとの交差点に、残された句碑が見つかった。

帰りはちょうど午後6時過ぎ、松山では昨日から明日まで松山祭りがある。当然バスは遅れる。当初は南持田18時26分発の西循環バスで帰ろうと思ったが、遅れているだろうと思い、バス停沿いに、なんと日赤前まで歩く。ここならバスロケ表示がある。が、待てど暮らせどバスが来る気配がない。おまけにここから松山市駅まで所要時間1時間10分と掲示される。しかたなく城北線で萱町6丁目まで行って、歩いて帰ったのであった。それなら、勝山町から乗ればよかったのであったわけだが、勝山町付近にバスロケがないのと、ボーダフォンでは現在携帯サイトにアクセスできない。大変困ったものである。

翌13日(土)は「夏休みKID’Sチケット」で乗り回すこととなった。ついでに興居島へも行ってこようと思う。午前9時30分頃に家を出て、衣山駅までの間にあるコンビニで弁当買って、高浜行きの電車に乗り込む。チケットの番号は「708」、衣山駅周辺にはもう1組同じような親子がいるらしい。が、8枚中5枚を我々が持っている。高浜到着は10時06分。興居島泊行きの船は4分後であるが、なんと待合室は切符を買う人で列が外まであふれている。ありゃりゃと思っていると、興居島方面の切符は船内でお求めくださいという張り紙を見つけ、あわてて船に乗る。船は自動車でいっぱいで積み残しも出ている。乗客もあふれている。夏休みの盆で海水浴客でいっぱいのようだ。我々のような客はまずいないだろう。

  

ともかく、船の乗って、かずまるもご満悦であったが、10分もしないうちに到着し、「もう着くの?」とかずまるが不満を言う。この船の折り返しは15分後、自動車優先で下船し、松山市役所泊支所の場所を聞いても島の人さえわからない。3回尋ねてやっと見つけて、船に飛び込むと、乗務員が「もう帰るんですか?」と言う。実はそのとおりであって、本当は由良へも行きたい。しかし、島にはタクシーも見当たらず、目的地までは4キロほどある。歩いた模様を生々しいドキュメントでつづったサイトも見た。で、結論は高浜乗換えが楽である、であった。

ならば、一度高浜へ行ったら、電車で横河原へ行ってくればよい。10時58分発の電車で一路横河原をめざすバカな親子ではある。横河原到着直前にかずまるに「高浜に到着したら、もう一度船に乗る?」とたずねたら、近くにいた車掌がぎょっという表情をした。まあ、当たり前か。

帰りの電車は、やはり寒いらしく、真冬のコートも役に立たなかった。要するに半ズボンがいけないらしい。次回はスキーウェア持参か?それでもなんとか高浜へ到着し、今度は興居島由良港へめざす。ただ、今回はどうなることか私にも判らない。めざす昭和天皇の碑は鷲巣海岸、由良港から2キロ程度離れており、なんと船から見れば低いながらも峠がある。

  

(左はクリックすると拡大します。)

まあ、ダメならダメで改めて自転車ででも来ればいいか、と思ってかずまると2人でとろとろと歩いていると、なんと軽自動車に乗ったおじさんが停車して「鷲巣海岸の海の家か?」と言う。実際場所はそのとおりであるので、おじさんに乗せてもらう。そのおじさんにも「松山市内231箇所句碑制覇」の話をしたが、おじさんはよく判らないといいながらも昭和天皇の句碑の前で降ろしてくれた。お礼を言って降りると、あらら、おじさんは再び峠を登って行った。誠をもって、興居島の方々の親切に感謝するものである。

ただ、帰りは結局2人で港まで歩き、予定どおり電車に乗り、妻と合流して夕食をとり、最後は松山祭りを見て帰ったのであった。なお、先日の使用中の「いーカード」は松山市駅から勝山町へ就職をとりに行くときの電車代で1枚に減り、最後は松山市駅21時00分発の電車代で700円程度まで減った。我々はと言うと、最後まで「夏休みKID’Sチケット」を利用したのであった。(2005.08.14、撮影は2005.08.12〜13)

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第18話 かずくん倶楽部夏休みバージョン開始!

今年もかずまるの夏休み期間中の週休3日制が始まった。8月4日(木)に坊っちゃん列車に乗車し、土日はのんびりと過ごすことにした。その4日(木)は午前10時に出撃し、衣山駅から郊外電車で古町へと向かう。今日の「夏休みKID’Sチケット」は「706」この2週間弱の間に2枚売れたようだ。古町到着後は大林寺の碑へ出かけて、再び古町駅へと向かう。ちょうど坊っちゃん列車14号機が入れ替えをしている。乗務員は「がんばれ運転手」「JTB君」「木田君」である。

  

(右はクリックすると拡大します。)

夏の暑い時期、午前中の坊っちゃん列車は特に耐熱に優れており、長時間停車していない限り暑いと思うことはない。これが夕方になって、ガラス越しに夕陽が照りつけてくると暑くてかなわない。また、道後温泉から乗車すると、立客が多く、気分的に暑く感じる。その点、今日の乗車は最高である。乗客も5名である。JR松山駅からの乗車もなかった。が、少々城北線を中心にダイヤが乱れているようだ。14号機が南堀端に着くまでに1号機は松山市駅へと向かってしまった。

道後温泉駅前も夏休みがやってきたようだ。市内電車から、空港バスから、観光バスから観光客が押し出されている。木曜日でこれだから、週末は混雑しそうだ。JR四国も明後日の土曜日から自由席が1両減される。

さて、我々はここで一旦勝山町電停へ行き、勝山通りにあるはずの俳句の碑をさがす。が、いくら歩いても見当たらない。歩道には二番町や三番町の交差点付近に自動車侵入防止にもとれる杭があるだけである。が、実はそれが碑だったことに気付いたのは、かえってからであった。結局勝山町から中の川交差点までの往復が暑い中無駄に終わった。

  

仕方なく、今日も郊外電車に乗ることにする。高浜行きの電車に間に合わなかったので、一度12時36分発の電車で松山市駅から石手川公園駅へ行き、そこから高浜へ向かう。そして、再び横河原を目指す。今日も私はうつらうつらしていたが、今日のかずまるは、1枚薄い上着を着せたにもかかわらず、すでに横河原行きの電車で「寒い」を連発する。次回は長ズボンに真冬並みのコートを持参してやろうか。が、実際には東側の座席にいたのが悪かったようだ。西側の座席は直射日光があたるうえに、運転席右側の窓と、車内への間の窓が開いており、大変風が生ぬるい。

横河原に着いて、かずまるに次の電車にして、駅前で日光浴をしようかというと、そうすると言う。が、「故宮脇俊三氏」が「時刻表おくのほそ道」で述べているように、現在に至っても、駅前にはなんにもない。そのうち、暑くなったらしく、次の電車に乗ると言う。単に軟弱なだけではないか。かずまるを先に電車に乗せて、かずまる用のジュースを買い、ついでに私用の炭酸飲料を買ったら、なんとそのときに当たりがでた。それなら先に出て欲しかったものである。が、次のボタンを押したら、全然反応しない。が、どうしょうもないジュースのところで、どかっとジュースが落ちてきた。はあ、そんなものか。で、今日のところは、そのまま衣山で下車したのであった。

  

翌8月6日(土)は旧北条市大浦のモンチッチ海岸で親子3人海水浴に出かけた。Tシャツを着て泳ぎ、全身日焼け止め処置をしたはずであったのだが、膝から下が甘かった。ほとんど耳なし芳一状態で、そこだけが真っ赤っかになったのであった。(2005.08.06、撮影は2005.08.04)

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第17話 坊っちゃん列車連続乗車危機一髪!

7月29日(金)から1泊2日で久万高原町のふるさと旅行村へ出かけてきた。あいにく天気はそう良いものではなく、土曜日の夜に楽しみにしていた天文台からの眺めは、結局曇天のため中止になったが、まあ、それを除けばまずまず楽しめてきたように思う。その内容は「愛媛の観光・中南予方面」をご覧ください。ちなみに、左下は、池の中のカモにエサをやっている最中にカモに上陸されてあわてているかずまるです。

  

が、問題は翌日31日(土)であった。朝から雨が降っている。また「坊っちゃん列車どこぞな」の表示がおかしいので伊予鉄道にたずねたところ「坊っちゃん列車1号機が故障している」とのこと。坊っちゃん列車週末連続乗車記録断絶には絶好のチャンスではあるが、またあまりにも情けないことでもある。しかも、できれば一昨日当選した「伊予鉄道ICいーカード」の引き換えには是非行きたい。しかも、昼前には晴れた。というわけで、中央通二丁目11時46分発の循環バスで一路道後温泉へと向かった。

道後温泉到着後、すぐに整理券をもらいにいくと、なんと次の坊っちゃん列車の1、2番券がとれた。今日の予定は、松山市駅でICカードを買いに、大街道界隈でかずまるがムシキングをやって、平和通1付近で俳句巡りをすることになっている。

  

(右はクリックすると拡大します。)

12時40分発坊っちゃん列車14号機の乗務員は「しょうゆ顔の好青年」「まろん君」「ゲンちゃん」である。かずまるが珍しく、車両の最後尾に座る。道後温泉発の便は今日も立客が5名ほど出た。が、心配された1号機はなんともなかったようにすれ違っていく。なんだったのだろうか。

松山市駅に着くと、「ICカード」を私とかずまるの分を購入し、そのまま大街道まで歩いて、平和通1電停まで電車に乗る。かずまるの小学校の夏休みの宿題には俳句と言うものがある。それ以前に学校で「俳句というものが何なのか教えてから宿題出さんかい」と思うが、それを教えるのは親らしい。幸い私の場合は毎週俳句の碑を追っかけているからいいものの(あんまりよくもないが・・・)、ともかくかずまるには「春や昔二十万石の城下かな(しつこい!)」というよりは「僕たちは俳句を習っているのです(季語がない!)」と言う方が良いらしい。結局「汽車降りて、アイスクリーム食べたいな」程度になってしまうのが関の山か。

  

平和通界隈をぶらついて、全9碑を見て、再び赤十字病院前から萱町6電停まで電車に乗って、松前町2碑を見て、大林寺を次にする。最後は古町15時01分発の城北2番線で宮田町下車。直後を走ってくる坊っちゃん列車を見送って、B電器店で「ホルスト・惑星」のCDとFAX付き電話機を買って帰ったのであった。(2005.07.31執筆、撮影は2005.07.29〜30)

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第16話 「夏休みKID'Sチケット」に意外な敵出現!

7月23日(土)、今日も暑くなりそうだ。だが、今日も妻が出勤とあって、かずまるとともに出撃をすることになった。しかし、伊予鉄道サイトを見ると、一昨日から今日までなんと坊っちゃん列車が1編成運休となっている。従って、例のごとく10時30分頃に古町駅に出没する。しかし、衣山駅で買った「夏休みKID’Sチケット」は「703」である。待てい!先週土曜日が「701」、翌日が「702」ではなかったか。非常にお買い得な切符ではあるが、少なくとも衣山駅では我々しか買う者がいないらしい。小学生とその親で電車に乗るというのが一般的でないというのだろうか。古町に到着すると、おおっ、14号機ではないか。久しぶりである。大八車スタイルが懐かしい。

  

今日の坊っちゃん列車14号機は「紳士松井」「JTB君」「T車掌」であった。乗客は我々だけだったが、JR松山駅前で2名乗り込む。道後温泉からの乗客は多いのだろうが、こちらではまだ多客気には至っていないようだ。が、なんと、前方から1号機がやってくる。おおっ、確かに厳格ではない。ということは、今朝の伊予鉄道サイトは何だったんだ。まあ、いいか。

大街道バスターミナルが改装されたのを見ながら、道後温泉へ到着する。が、今日の我々はただ意味もないことをやろうとしている。駅前のコンビニで食糧を調達して、ちょうどやってきた松山市駅行きLRTに乗り込む。

松山市駅では、少々はかずまるの言うことも聞こうと思い、デパートの7階でしばし時間を潰す。というより、これは計算どおりである。電車の最前列へ座ろうにも、610形では無理である。我々は一度港山で下車する予定であるが、ここは次の610形の方が無難である。

  

というわけで、松山市駅12時15分発の高浜線610形に乗り込み、港山で下車する。かずまるには「お船に乗ろう」とごまかして、2度乗って戻って来、観月山公園下を馬鹿正直に探す。が、そのようなものは全くない。多分目的の碑は公園下とはいうものの、やはり少々は登らなければならなかったのであろう。我々は観月庵と石雲寺へ迷い込んだようだ。以前から気になっている電車から見える碑も内容が違っているようだ。しかし、すでに45分も時間を費やしており、これ以上はとどまれない。仕方なく、港山駅へ行くと、なんと「夏休みKID’Sチケット」がない。どこかで落としてしまったようだ。仕方なく、給料日直後でもあり、再度買いなおす。それくらい、600円というのは安すぎる。

そのまま、高浜まで行って、そのまま折り返す。13時28分発の電車で横河原まで往復2時間の旅に出る。地方鉄道でこれだけの距離を走るのは珍しいのではないか。と思っていたのだが、実際の私はほとんど、うとうとしていただけで、気がついたら見奈良に着いていた。おおっ、なんと暇つぶしのできる絶好の場所か!とつまらん感激に浸る。

  

が、帰りに意外な敵が待っていた。かずまるが「寒い」というのである。「お前は一体何歳だ」と思うが、仕方なく、通常持ち歩いているタオルを全く逆の目的で使用する。松山市駅からなんと「S3車掌」が乗車したので、かずまるを走らせたりしたのだが好転せず、あとはおしくらまんじゅうしたり、寒風摩擦したりしてなんとか終点高浜へ到着する。

そこで一度下車して?松山観光港へ行って俳句の碑を見つけ、同じバスでトンボ帰りし、次の電車で帰宅の徒についたのであった。ちなみに、かずまるは、またまた電車に乗りたいという。次は厚着をさせようか。(2005.07.24執筆、撮影は2005.07.23)

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