愛媛マラソンの考察 (19)

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第95話 次回愛 媛マラソンへ向けて

前々回愛媛マラソン対策として購入したターサージール6。

だが、前々回愛媛マラソンは、スタート800メートルあたりでDNFのうえに、前回愛媛マラソンもDNS。

現在の走行距離は88キロなのだが、「シューズは全く履かなくても3年が限界」という記事を見るし、何と言っても第59回愛媛マラソンは「一発勝負」にな るから、シューズを含め、「いでたち」も万全を期したい・・・という名の「藁をもすがる」状況になる。

そうなると、結局ターサージール6は、7月末頃からの「スピード練習」用として使用することになりそうだ。

まあ、ターサージールを練習用だけで履きつぶすということも贅沢なのだが、不安があるとすれば、「薄底」だから、心臓への負担がどうなのか?ということ だ。

というより、この1年間でライトレーサーを3足立て続けに購入したのも、「薄底」であるターサージールでの心臓の負担があったから他にならない。

というわけで、昨今の「厚底」云々以前に、まずはターサージール6で思いどおりの走りができるのか?

特に、2020年7月11日現在でライトレーサー2代目975キロ、3代目が802キロという状態では、そろそろ5代目の購入を考える時期でもあり、「ど こでターサージール6を投入するのか?」という問題と「時期的にライトレーサーの新作時期又は値引きされた旧作の購入」という問題があるわけだ。

いずれにしても、ターサージール6の投入時期は「少なくとも梅雨明け後」になるわけで、こちらの方も「そろそろ覚悟を決める時期」が近づいている。

一方で、メタレーサーは、いわゆるアシックスが開発した「厚底シューズ」。

「藁をもすがる思い」の私にとっては、気になるわけだ。

しかも、現在フルマラソン自己記録を出した「ターサージール」シリーズが終焉し、後継となるターサーエッジの走りも、まだよく解らないところで、目につい た「メタレーサー」。

ただ、問題がないわけでもない。

@そもそも、対象者がサブ3らしく、それより遅いランナーには「本来のメリットが見えにくい」らしい。

A購入が「一部の店舗又はオンライン」となっており、私としては、間違っても通販で購入する気はない。

B他の「厚底シューズ」もそうだが、例として私と同レベルの「やんやんさん」が試走したところ、今まで使っていなかった部分(筋肉?)を使うことになりそ うなことが不安材料ともなる。

特に、Bについては、「藁をもすがる思い」とはいえ、「バクチをするのも無謀」なわけで、間違っても、購入後10キロ程度の試走でレース本番ということは できないし、かといって、(ライトレーサーが2足以上買える)2万2000円程度のシューズを2足購入するのも「???」である。

そうなると、やはり今シーズンは「薄底」での再起を図り、「厚底」はその先というのが「常套手段」なのだろうが、やっぱり気になる「一品」ではある。

(2020.07.19)






第94話 次回愛 媛マラソンへ向けて

大規模なマラソン大会は、秋の大会を中心に軒並み中止になっている。

愛媛マラソンも大会要領が未策定(ゲストだけ決定、でも多分ハイタッチはできない?)なのだが、おそらく、2月頃の他の大会などを模索しているのだろう。

そして、模索先の大会は、多分次回東京マラソンの動向に注目しているのだろう。

そのような中、日本陸上競技連盟がロードレースに関するガイダンスを6月11日に公表。

時差スタートを始め、倒れこんだランナーの対応など、色々な指針が示されているが、その中で、気になる記事がある。

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(6)その他
@ 参加ランナー・チーム関係者、競技役員、大会役員、ボランティアなどが65歳以上の方、基礎疾患を有する方の場合、重症化するリスクが高い旨を認識した上 で参加いただく。
A 参加ランナーは競技を行っている時以外はマスクを着用する。
・マスクはウイルスが付着する可能性があるので、各自が持ち帰り廃棄をする。
※マスク回収のゴミ箱は設置しないことが望ましい。
・会場に万が一マスクが落ちていた場合は、使い捨て手袋着用の上、清掃トングを使うなど直接手に触れないことを徹底する。
・参加ランナーはフェイスマスク(バフなど)の代用品を認める。
B 迅速且つ簡易的な情報伝達を重視する為、申し込み受け付けはWeb受付、ナンバーカードの引き渡しは郵送が望ましい。
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あくまで、書面に書かれたことに対する「つっこみ」であることは認めたうえでの話。

スタート前にマスクを着用したうえで、そのマスクを捨てられないということは、そのまま持って走ることになる。

ただ、その線でいえば、次のような疑問が出てくる。

市民ランナーの場合、マスク回収のごみ箱を設置しないということは、マスクだけでなく、市民ランナーが持参する防寒用雨合羽、栄養補給グッズも捨てられな いということになる。(口等に接触しているということでは同じ)

→ということは、ごみ箱を設置しないということは、極端なことを言えば、給水・給食エイドのごみ箱も設置できない?(普通、そこで給水用のカップだけ捨て て、自分の持ち物を捨てないということは不可能ですわな)

→給水・給食エイドも設置できない?

→そもそも、給水用カップそのものが問題になる?

→キャップのついたペットボトルのみ置く?

→でも、それが捨てられないとなると・・・

→エリートランナーも含め、みんなウエストポーチにドリンクを持って走る?あるいは、リュックを背負って走る?

ちなみに、やんやんさんのブログを見ると、給水・給食エイドでは、担当の方との間にビニール幕、(ランナーの)手を消毒、会話禁止、手づかみ禁止、という ことだったらしいが、当然ながら給水用カップも指定の位置への(指定のものだけの)回収になるのだろう。

ものすごくロスタイムが気になりそうだ。

やはり、ウエストポーチにドリンクを持って走ることになるのだろう。

ちなみに、私は10月末灼熱の大阪マラソン以降、愛媛マラソンでも250mlペットボトルに少量のOS1を入れて走っているのだが、500mlボトルで走 ることになるのだろうなあ。

なんとなく、大規模な大会は、まともに開催できないような気がしてきた。

(2020.07.12)






第93話 復活の 日への「光」が見えた?

「復活の日」までの道のりは、「想像以上に苦しい」ものだったが、その一方で「光」も見えつつある。

というのは、ラスト2キロ〜ラスト1キロまでの1キロをキロ5分を切るペース、そしてラスト1キロは、200mを全力疾走ののインターバル走を開始したの だが、その結果は「記録は想定よりも悪い」ものの、「体調に問題がない」ことが解ってきた。

前者は仕方ないことだが、後者は「悪ければ、そもそも復活ができない」わけで、その意味では、まさに「光」が見えてきたと言える。

もちろん、無理はできないし、異状を感じたら「やめる」勇気は必要なのだが、今のところ、「むしろ心臓に負荷をかけた方が、回復を感じる」という、「少々 怖い」状況が続いている。

果たして、このままLT値を下げることができるのか?

まだ何とも言えないが、少なくとも「悪い状況にない」ことは言える。

というより、「何もないから、むしろ不気味」な感じさえする。

復活できますように。

(2020.07.05)






第92話 福澤式 ランの再考察

福澤式ランといえば、次のようなことが書かれている。

要するに「つらいと思ったら練習ではない」「苦しい練習はしなくてよい」というコンセプトで、「LT値以下でこつこつと10〜15キロを走ることにより、 LT値を下げていく」ということらしい。

要するに「スピード練習も必要ではない、ラスト1キロだけペースを上げましょう」という考えのもと、「ぜいぜい」と息を荒げて走るのは「ご法度」というこ とだ。

ただ、これが「楽」かどうかは解らない部分がある。

(1)氏の練習記録を見ると、週6回程度「こつこつ」走るわけで、走行距離にしたら、明らかに月間走行距離300キロを超える。

(2)フルマラソン3時間30分を狙う場合の10キロの記録を44分と設定しているが、その44分で走る方法論が全く書かれていない。

この疑問点を元に、自分なりの走り方を模索してきたところがある。

だが、「今の私は、長距離試走が非常に苦痛」な状況にある。

で、「捕らぬ狸の・・・」頃から、6月〜7月に長距離試走で「体力を維持しよう」とか、再起動後に「高負荷に対する不安から、先に長距離試走で体力を戻そ う」という「試行錯誤」をしてきた。

だが、昨今の長距離試走では「苦痛だけ」という状況になっている。

一方で、5キロ試走という観点からいえば、「確かに心臓への不安がある」ことは事実だが、1キロだけでいえば、「キロ4分台が見えてきている」、すなわち 「1キロだけならば心臓に対する不安が消えつつある」。

というところで、ふと思ったこと。

じゃ、福澤式ランで良いのでは?

いずれにしても、これから灼熱の世界が始まるわけで、長距離試走で楽な走りができるわけがない。

そこで「つらいと思ったら練習ではない」「苦しい練習はしなくてよい」というコンセプトをもう一度思い出してみた。

・そもそも福澤氏は、これでフルマラソンサブ3(私の場合はサブ3.5)をめざすことを目標としている。

・どうせ、今の自分の体力の限界がこれならば、今は福澤氏に「舵を託す」のも良いではないか?というより、託すしかないのではないか?

というわけで、42キロ走れる体力は、10月下旬まで先送りすることで、今は「土曜日は12キロあたりを軸に」「それ以外は7〜10キロを今走れるペース (計画ペース)」で良いのでは、と思うことにした。

今までの経験上、今長距離試走をしても、長距離を走れる体力は灼熱の時期にリセットされていたということもある。だったら、(今までならば、そのようなム ダも体力増進ではムダではなかったと思うが)今はそんなムダをするような余裕がないわけで、無理をするべきできはないのでは?

そして、向こう3週間は「負荷の停滞」をする中で、幸い心臓の不安が少しずつ解消していることもあり、隙あらば1キロだけでもキロ4分台での走りを模索す るのが良いのではないか。

ともかく、今は福澤式ランに舵を託そう。

(2020.06.28)






第91話 今走る ことの苦しさ

今現在「走ることが大変つらい」状態が続いている。

正確には、「長距離試走が大変つらい」ということだ。

術後2か月近くが経過し、たまに「脈が飛ぶ」ことはあっても、その後に起こっていた「頻脈・不整脈」は全くない。

また、1キロだけでいえば、キロ4分台が見えるところまでは来ている。

だが、10キロ試走でさえつらいわけだ。

正直なところ、想像以上に体力が落ちており、「距離を問わず、今は10キロ試走が限界」ということらしい。

ただ、そう思う時、同時に「じゃ、何のためにカテーテルアブレーションをやったの?」と問う「もう一人の自分」がいる。

そのために、以前「今シーズンは、楽な走り方を封印する」と書いたことがある。

まさか、想像以上の苦しみが待っていようとは・・・ではあるが、「これは覚悟のはずだったわけだから、もはや後戻りはできない」わけだし、「今ここで耐え れば、まだ先へ進める最後のチャンス」でもある。

半年前、クスノキさんがサブ3.5を達成されたとき、「スピード走に重点を置いたが、実際相当苦痛だった」という旨をブログで書かれているが、これは多分 「スピード走をすることで、LT値を下げたため、序盤のペースで体力を消耗せず、結果として終盤まで体力が維持できた」と理解している。

これと同様に、今は「ただひたすら、LT値を下げる走り」をするしかないのだろうとは理解している。

「@LT値が下がるのが先か?」「A諦めるのが先か?」

間違っても、自分の意志でAをとることは絶対ないと思っているが、オーバーワークだけは避けて、たとえ次回愛媛マラソンに間に合わなくても、「絶対にサブ 3.5への復活は可能」と信じるしかないのだろう。

(2020.06.21)