愛媛マラソンの考察 (25)

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第125話 フル マラソン復活のカギ

先日、フルマラソン相当距離の試走をやったわけだが、その結果は、「復活への光が見えた」一方で、「まだ絶望的な壁を感じる」ことになったわけだ。

まずは、甘い考え方をすれば、これで「今現在」だって、サブ4は可能なのだから、次回大会でアスリート枠をはく奪されても、向こう3年間は「おこぼれ=エ ントリー確率が70%近くになる」を確実にいただくことができる自信がついた。

だから、無理をせずに、十分時間をかけて復活すれば良いという考え方はある。

その一方で、「やんやん氏も復活できたのだから、私も!」という闘争心も捨てたくない。

それを考えた時、今私に足りないことは、ずばり「絶対スピード」と「心拍数管理」。

前者はこれから、無理をせずに(つまり短い距離から)やっていくべきであり、ビルドアップの距離が違えど「福澤式」「青山式」ともにあるわけだから、これ でキロ5分でのペース走ができるように頑張りたいものだ。

さて、問題の後者なのだが、ひとつ疑問がある。

それは、「青山式ラン」で、「@15〜20分ジョグ→A100メートルを4〜6本のウインドスプリント→B5キロ走」

@Aにより、心拍数を上げてから、5キロ走に入るというものなのだが(当ブログ2021/01/08)、ウインドスプリントで心拍数が上がらないわけだ。

一方で、先日の42キロ試走の心拍数なのだが、当然ながら後半に上昇している。

「UP RUN」サイトによる心拍数計測では、私のLT値での心拍数は133なのだが、これは練習次第で上げることができると書かれていた。

だが、42キロ試走で心拍数133を超え始めたのは、中間点以降であり、現実問題、そこからの練習は不可能である。

そこで、今度は「島田式TDR」が出てくる。

こちらは、「30分ジョグ→60分不整地・坂・意図的なペースアップダウン→30分スピード走」となっている。

で、そういえば?というのが、心拍数。

前半と後半の心拍数のピークなのだが、これはどちらも往路・復路の平田の坂の上りなのだ。

これで、対応方法は決まった。

心臓への負担を考え、最初はジョグで心拍数を整え、坂ラン(ジョグペース)で心拍数を上げ、そこから自宅までスピード走をする。

すなわち、平田の坂を利用すればよい。「ジョグ5キロ→坂ラン→スピード走5キロ」

坂ランは、土曜日ならば「4往復=8キロ、計18キロ」、翌日出勤日ならば「2往復=4キロ、計14キロ」かな?

毎週やったら飽きてしまうから、他の場所も考えながら、月2回程度はやってみたいものだ。

(2021.02.06)






第124話 果た して1年後にサブ3.5は可能か?

今現在の体力として、確実にサブ4を狙うならば可能と思う。

多分、今現在でも、多少調整すれば可能と思う。

だが、サブ3.5となると、今現在の体調では「暗中模索」。

そこで、LT値から現在の体力を確認してみた。

「UP RUN」サイトによると、次のとおり書かれている。

最大心拍数・・・220−年齢=162

安静心拍数・・・48

LT値の心拍数・・・(最大心拍数−安静時心拍数)× 0.75+安静時心拍数=133.5

この半年間で、ランニング時の心拍数が相当落ちてきたことは事実。

12 5:09 126
13 5:03 130
14 5:12 131
15 4:58 136
16 4:58 137
17 4:16 132

これは、先日1月23日(土)の記録で、左から「キロ数」「1キロの記録」「平均心拍数」。

これを見る限り、私のLT値はキロ5分00秒あたりにあることになる。(ラスト1キロはインターバルトレーニング)

以前、「(サリーさん風に)キロ5分12秒」と言っていたころに比べると、かなり改善されてきたように見える。

ただ、この数値には、ある種の絶望的な「値」が含まれている。

それは、58歳の場合は「本当に心拍数133bpm」なのか?ということ。

私の場合は心拍数が落ちてきたわけで、「58歳のLT値の心拍数133bpm」と言われたら、これはこれ以上の記録更新は不可能ということになる。

一方で、「光」があるならば、「但し、トレーニングにより改善の余地あり」とも書かれていること。

つまり、LT値が140bpmまで引き上げられたならば、多分サブ3.5は可能なのだろうが、このあたりの情報が判らない。

自分で試行錯誤しなければならないのだろう。

結局のところ、今私が試しているトレーニング方法(福澤式、青山式)を信じて走るしかないのだろうが、やはりその先には「5キロを22分30秒で走れる 力」が復活できるのか?ということになりそうだ。

(2021.01.31)






第123話 当面 のランニング目標

現在の体調は次のとおりと認識している。

@長距離走耐性ができていない。練習では現状30キロ走は無理でせいぜい25キロまでと考える。

Aサブ3.5の絶対条件である5キロ22分30秒まであと(5キロ)25秒足りない。

一 方で、私が指南書としている「福澤式」では、10〜15キロの距離をこつこつ走り、ラスト1キロのスピードアップが良い練習になる。「青山式」では、早く なっても7割はジョグである(ジョグとはサブ3.5の場合でキロ5分30秒〜6分30秒で、サブ3.5の絶対条件として5キロ22分30秒)としている。

この「青山式」については、逆に考えると「3割はジョグ以外の走り方をせよ」と言っているようにも見える。

そこで、当面のランニング目標を次のとおり考えてみた。

@土曜日は光洋台〜粟井川折り返しの19〜24キロをキロ5分30秒を軸に走り、復路平田の坂を下ってからのラスト4〜5キロでペースを上げる。つまり、 青山式の7割ジョグの解釈として、ラストは島田式TDRを取り入れる。

A日曜日は前日のダメージにより、前半のペースを考え、ラスト1〜2キロのペースアップを図る。(福澤式)

B平日の帰宅後ランについて、1回は「1.4キロジョグ→ウインドスプリント→5キロスピード走→1キロジョグ」を行い、複数回走れる場合は、「3キロ以 降をペース走(キロ5分)で、ラスト1キロのみスピード走」とする。(青山式及び福澤式)

そして、今年の4月頃にはキロ4分50秒の走りを(再び)掴み、10月頃にはそのペースで25キロ走ができるようになりたいものである。

(2021.01.24)






第122話 今ス ピード練習をする意味

当ブログで、時々書いていること。

「10キロを苦しいながらもなんとか余裕を持って走れるスピードから、キロ30秒を加算したタイムが、エネルギー切れを起こさない限り延々と走れるペー ス」と記載している。

これについて、そのソースを2015年4月20日に書いているのだが、改めてここへ記載してみた。

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これは、「ランネット・ランナーの広場」に書かれていたものである。

「ランネット→ランナーの広場→ランナーの知恵袋」

ここの左上にある「テキスト検索」で「3時間半」と入力すると、次の質問が検索される。
「フルで3時間半を切るトレーニングについて 疾風ダッシュ[6085572]」

ここの「トレーニング・メニュー(質問No.12503)フルで3時間半を切るトレーニングについて:疾風ダッシュさん」の回答No2で「koujih」 さんが「私の感覚では10キロを苦しいけど余裕を持って走れるペースの30秒落ちのペースが、エネルギー切れが起きなければフルを走りきれるペースだと 思っています」と述べておられる。
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まあ、無理をしてはならないのだが、今スピード練習に舵を切った理由は、「筑波大学の鍋島教授」の考え方による。

「JogNote」の運営終了とともに消えてしまった同教授著の「楽しく走ってステップアップ講座」なのだが、その中で、「夏のトレーニングは、ゆっくり と走った場合でも体力向上の効果がある」というコラムがあったと記憶している。

その趣旨は「自転車で低負荷走行で、夏と冬で計測したら、低負荷の場合、冬場はほとんど向上がなかったが、夏場は向上があった」というもの。

これは、夏場のトレーニングのことを書いているのだが、逆に考えると、冬場にLSDをしても、体力向上にはほとんど意味がないということになる。(但し、 心肺の向上について述べたものではない。)

ということは、心肺の保護という意味からも、最近始めた「最初2キロをジョグで入り、1キロをウインドスプリントしてから、ペース走又はスピード走」とい うのが良いのかもしれない。

(2021.01.17)






第121話 やは り今年は「福澤式ラン」に頼るしかない?

昨年5月の段階では、「苦しいながらも、キロ5分を切り続けることができる」はずだったのだが、結局それは「夢」に終わった。

だが、愛媛マラソンそのものが延期になり、次回大会にエントリーできることになったことに対し、全ての方々へ感謝するとともに、できる限りの努力をしなけ ればならないと思う。

ただ、今年のおみくじではないが、やはり無理をしてはならないとも考えるため、早ければ来週末にも行軍予定だった42キロ試走も延期することにした。

このような状況の中、やはり今年は「福澤式ラン」に頼るしかないと考えている。

福澤式ランといえば、次のようなことが書かれている。

要するに「つらいと思ったら練習ではない」「苦しい練習はしなくてよい」というコンセプトで、「LT値以下でこつこつと10〜15キロを走ることにより、 LT値を下げていく」ということらしい。

要するに「スピード練習も必要ではない、ラスト1キロだけペースを上げましょう」という考えのもと、「ぜいぜい」と息を荒げて走るのは「ご法度」というこ とだ。

ただ、これが「楽」かどうかは解らない部分がある。

(1)氏の練習記録を見ると、週6回程度「こつこつ」走るわけで、走行距離にしたら、明らかに月間走行距離300キロを超える。

(2)フルマラソン3時間30分を狙う場合の10キロの記録を44分と設定しているが、その44分で走る方法論が全く書かれていない。

この疑問点を元に、自分なりの走り方を模索してきたところがある。

だが、「今の私は、長距離試走が非常に苦痛」な状況にある。

その中で、考えることとしては、まだ時間があることもあって、やはり「福澤式ラン」を取り入れるしかないのかな?と言うことになる。

ともかく、ここは「騙されてみるしかない」のかもしれないが、一方で、氏の指南書への疑問点も考え「ただ盲目的に」ではなく、自ら試行錯誤をしながら復活 を模索するべきなのだろうなと思う。

(2021.01.11)