前回、愛媛マラソンコースの概要を述べたところで、今回から何回かに分けて、愛媛マラソンコースの詳細を述べてみたいと思います。 @スタート 愛媛マラソンのスタート地点は、愛媛県庁の真ん前で、4車線と中央に路面電車軌道のある国道11号の県庁側2車線を使用します。 坊っちゃん列車が停車しており、運転席から号砲一発となります。 ちなみに、スタートは午前10時。太陽はちょうど反対側のNTTビルに遮られて、寒さを感じます。 Aスタート〜1.2キロ スタート直後は混雑するので、どちらかと言えば、南側、つまり軌道側を走った方が、横からのプレッシャーが少ないと思いますが、軌道上は同時に足場も悪い し、スタート300メートルの「大街道電停」の構造物もあるので、私は位置取りとして「一番南側」のコースを走っています。(但し、テレビのカメラは北側 の沿道沿いにあります。) スタート600メートルで左折。ここが、愛媛マラソン最大の「ボトルネック」となる通称八坂通り。 2車線ではあるものの、道路が狭く感じられ、さらに上っているので、ペースが落ち、例年渋滞を起こす場所です。 この道路では、ここをウォーミングアップと考えるだけの余裕を持つことが必要と思います。 B1.2キロ(平和通り)〜4.0キロ(中央通り) 1.2キロで八坂通りから平和通りに出ると、同じ2車線ではあるものの、中央分離帯のある4車線道路のため、少しずつ走りやすくなります。 例年、このあたりで「蛇行しながら」ペースアップをしていく方々を見ますが、それは体力をムダに使っていると思うのですが・・・ 2キロあたりで最初のトイレがあり、2.5キロで今度は右折し、国道196号東側3車線へ出ます。 次に3.0キロで右折するため、道路中央側を走る方々が多いですが、最初の給水地点は道路の右側にあります。 3.0キロから4.0キロまでは中央通りを西進。この区間は再び道路が(1車線の幅が)狭いことと、路面も悪いので注意のこと。(私の通勤経路なもの で・・・) C4.0キロ(通称松山北環状線)〜7.5キロ(国道196号・平田の坂の下) 4.0キロで右折し、7.5キロの往路平田の坂までは、4車線道路の右側2車線を北上します。 通常7キロあたりからは、北側の海からの風を感じるようになります。 ※この区間の注意事項 ●1キロから7.5キロまでは、基本的にずっと下っています。また、この時期の松山地方の一般的な気候として、午前中はだいたい南風が吹きます。 つまり、1キロから7.5キロまでは「下り かつ 追い風」となるわけです。 もちろん暴走や蛇行走行はいけませんが、この区間は「無理をして自重する必要はない」と考えます。 例えば、サブ3.5を狙う場合、(グロスを考えると)キロ4分55秒の走りが義務付けられますが、ネガティブスプリットを唱える指南書では、この区間キロ 5分を超えるゆっくりとしたペースで入りましょう、と書かれていますが、愛媛マラソンに関しては、それは「逆に体力のムダ」と考えます。 私の場合は、むしろこの区間キロ4分50秒で走って、「キロ5分で走った場合3時間30分59秒となるその59秒のロス回収」に努めます。(グロスロスタ イムは残りますが・・・) ●2.5キロの国道196号から7.5キロの往路平田の坂の下までの5キロは「4車線(6車線)の右側を走る」ことになります。 これはどういうことかと言うと、通常マラソンコースは道路の左側を走ることが多いですが、右側を走るということは、道路が右側に傾いているということで す。したがって、まあ、序盤ですから足首に注意せよ!、ということはないでしょうが、やはりペースの上げ下げや、蛇行走行は控えるべきと考えます。 ※この区間での都市伝説 ●都市伝説1・・・スタート0.6キロから1.2キロまでの狭隘な八坂通り。ランナーからはこの狭い道路を走るよりも、電車通り沿いにずっと走った方が道 路が広いという意見が多々あります。 が、これが実現しない理由は、それを阻止しようとする「組織」があるのです。その組織とは「警察」です。この道路上に松山東警察署があるため、万一の場合 の警察活動に支障をきたす可能性があるため、この前を走らせないという「噂」があります。 ●都市伝説2・・・前述の狭隘な八坂通り。私の経験として、グロスロスタイム1分、キロ5分、つまり1キロを6分ちょうどで通過した場合、ぎりぎり渋滞を 免れる状態となっています。 つまり、これよりも速く走れるランナーを優遇しましょう、という制度が、愛媛マラソン名物「アスリート枠」という「噂」があります。 前述のとおり、渋滞を免れるためにはスタート6分00秒がぎりぎりということ、キロ5分00秒で走れば、フルマラソン3時間30分59秒だということを考 えると、あながち間違いでもないと感じております。 さて、いよいよ7.5キロからの往路平田の坂が始まります。 ただ、先に述べたとおり、確かに約40メートル上って、下るということに違いはないのですが、坂はかなり緩く、往路では「力を使わないと上れない」という ことはないと思います。 強いて言えば、若干前傾姿勢を保ち、腕振りを若干大きくする程度で良いのでは、と思います。 8キロを過ぎると上り坂も徐々に緩くなり、8.3キロあたりからは下り坂。 この下り坂は9.1キロの権現交差点(信号機)まで続きますが、間違ってもこの段階で「帰りはこの坂を逆に上るのか?」とは思わない方が良いと思います。 さて、この権現交差点から12キロまでの3キロが、私の述べる「平田の坂よりも注意するべき区間」と位置付ける場所です。 というのは、この3キロは小刻みなアップダウンがあるため、ペースを乱されるわけです。 具体的に言うと、 9.1キロから権現川の上り坂と下り坂 9.5キロの堀江小学校北側交差点(信号機)から10.0キロ堀江港方面交差点(信号)までの上り 10.0キロから10.7キロまでの往路大谷トンネルまでの下り坂と上り坂 と続いた後にトンネル区間へと続くわけです。 この辺りの坂も、特に坂を感じるような勾配でもないので、上りで無理してペースアップをしないこと、下りは下りを意識してペースを維持しようとブレーキを かけないことに注意すれば良いと思います。 ただ、10.0キロの堀江港方面交差点(信号)から10.7キロの大谷トンネルまでの間は、途中一度下って、上っているものの「下っているように見えな い」という錯覚を感じる場所なので、10.0キロの交差点以降の下り約300メートルは「下り」を意識した走りが必要かと思います。 そして、愛媛マラソン名物のトンネル区間。(上図のトンネル内の赤線は参考と思ってください) ここで注意するべきは、「往路大谷トンネルは上っている」ことと「往路粟井坂トンネルは下っている」こと。 しかしながら、トンネル内は暗いため、ペースを乱すことがあるということに注意するべきと思います。 つまり、大谷トンネル内は「上りを意識して、若干前傾姿勢を保ち、腕振りを若干大きくする」ことを心掛けること。 そして、次の粟井坂トンネル内は「下りを意識し、若干腕振りを大きくする」ことを心掛けること。 特に、粟井坂トンネルは、下っているのにペースが落ちているということが多いため、特にペースを上げることを意識する必要はないですが、少なくとも「下っ ている」という意識を持って走る必要があると思います。 実際、10-11キロの上りの1キロのペースと比較して、11-12キロのペースが落ちた場合、トンネルの前後の海面で高度が解るわけですが、下っている のにペースが落ちているという「絶望感」を味わってしまうことになります。 そして、往路粟井坂トンネルを過ぎると、いよいよ北条地区の「ほぼフラットなコース」へ出てきます。 この段階で、疲れを感じない走りが必要と思いますが、どうだったでしょうか。 【次回予告】 次回は、12キロから19キロまで延々と続く国道196号「通称北条バイパス」の紹介をします。 (2023.12.03) |
愛媛マラソンまで3か月を切ったところで、毎年同じ話題ではありますが、第61回愛媛マラソンの解説をしたいと思います。 愛媛マラソン概要編第2弾は、大会の話ではなく、愛媛マラソンコース試走に関するお話。 私の自宅は愛媛マラソンコースの4キロあたりにあるので、まあ、毎週愛媛マラソンコースでの練習をすることができるわけですが、それはともかくとして、一 度はコースに慣れるという意味で、実際のコースを試走してみられるのも良いと思います。 (1)自家用車でコース近くへ停めて、コースを走る場合 実際には、このような方々をよく見かけますので、駐車しやすい場所とそのコース案をお知らせします。(なお、一応固有名詞を出すと問題もあるので、そのあ たりは伏字とします。) @愛媛マラソン4キロあたりにある大型商業施設:ここは午前中であれば、まず駐車できると思いますので、そこを基点にして、愛媛マラソン4キロ地点から コースを走り放題。ちなみに、完全にコーストレースして、38.5キロ東長戸でコースを左折せずに、往路同様まっすぐに走れば合計約36キロになります。 ここを拠点にした場合、行軍後近くに「久万ノ台温泉」がありますし、「PSPO会員」であればシャワーを浴びることができます。(後者は一応施設に確認 し、「他の利用者に迷惑をかけない程度ならば可能」とのこと) A愛媛マラソン7.5キロ(往路平田の坂の下)付近にある商業施設:ここを拠点にすれば、街中のざわざわしたところをカットできるので、ストレスは少ない かもしれません。難点は「走り始めにいきなり往路平田の坂がある」ことでしょうか。 B愛媛マラソン15キロ(北条夏目)にある大型スーパー:ここを拠点にされている方は多いようです。ここから、コース沿って走れば約14キロ。また、ここ から逆に平田の坂(往路7.5キロ・復路36.9キロ)まで往復(往復15キロ)される方も多いようです。 C愛媛マラソン25キロにある公共施設:ここは、施設内にシャワーがあるため、正直なところ「愛媛マラソン試走会」など、もっと宣伝しても良いのになあ、 と常に思うところです。 (2)コース試走する場合の注意点 @これから、コースを試走をされる方々を見かけるのですが、多分初めてコースを走って「脚を痛めた」と思われる「とぼとぼと堀江小学校付近を歩かれる」方 々を結構見かけます。 もし、万一のことを考え、次のような対処をしておくべきと思います。 ・携帯電話を持っている場合は、万一に備えてタクシー会社の登録をしておくべきと思います。(怪我の場合は救急車という方法もあり)私の場合は、「タク シー●●」と一か所にまとめています。北条タクシー、北条粟井交通(北条粟井に事務所あり)、堀江・前道後タクシー、ハート交通平田などを登録していま す。実際、私も復路大谷トンネル内で転倒・左4指脱臼をしたことがあります。 ・足を痛めて走れなくなった場合は、復路大谷トンネルを過ぎた堀江の信号まで、つまり海が見えていることが条件ですが、ともかく前(ゴール方向)へ進むの ではなく、海側へ出ることをお勧めします。海側に旧国道(現県道)があり、バスは北条〜堀江間30分毎、北条〜松山間15分毎(休日は半分に減便)、JR の駅もあります。私は最近体調がよろしくないため、常に時刻表を書いた紙を持って走っております。 ・なお、上の場合を想定した場合、お金は持っている必要があります。私は常に2000円持参しています。 A脱水症状への対処 愛媛マラソンのコースはかなりの部分、国道バイパスを走るため、常に日差しが照り付けます。冬場の場合はむしろありがたい存在ではありますが、それでも私 自身12月上旬に帰宅後脱水症状で倒れたことがあります。 これは、北条バイパスの性格上、海側の片側2車線が先に開通したことから、ガソリンスタンドを含めた店舗が海側へ集中しており、復路を走った場合、自販機 さえないということがあったためです。 実際、10年前は往路15キロの大型スーパーの対面にあった復路29.5キロの自販機(現在はない)から復路37キロ(平田の坂の下)まで実に8キロ近く 自販機がなく(4車線道路を渡れば対面にはある)平田の坂を過ぎれば、自宅まであと5キロだと思ってそのまま走って、帰宅後倒れたものです。 現在は復路32キロ地点にコンビニができたこともあり、そこまで深刻な事態にはならないとは思いますが、念のため。 なお、前述のような脱水症状で堀江あたりをふらふらしている方々をよく見かけることで、堀江小学校(復路34.9キロ)の前に私設のエイド(給水サービ ス)ができ、さらに復路38.3キロの大川のところにも私設エイドがあったのですが、多分今回も「時節柄」設置されないと思いますので、給水確保にはくれ ぐれも注意をしてください。 (3)私がお勧めする愛媛マラソンコース試走 「コースの状態を知る」という意味で試走される方々は多いと思いますが、この中には「単にコースを走るので良い」という方と「実際にどこを注意すれば良い のか知りたい」という方がおられると思います。 というわけで、後者を選択される方への提案。 例として、愛媛マラソン4キロ地点の大型商業施設に車を停めて、愛媛マラソンコースを走る場合「別の場所を走って、自分の走行距離が4キロになったところ で愛媛マラソン4キロ地点を出発すれば、疑似愛媛マラソンを体験できる」というものです。 私の場合は、自宅が愛媛マラソン4キロあたりにあるので、そのままコース(通称松山北環状線)を走らず、1本西側の道路(大会当日の車両の迂回路)を和気 方面へ走り、自分の走行距離が7キロの場所がちょうど愛媛マラソン7キロ地点になるよう調整し、そのままコースを走ります。 そのことで、 ・往路平田の坂がどのようなものか体験できる。 ・(これから私がくどいほど書きますが)往路平田の坂に続く山岳区間、特にペースを乱されるトンネル区間でペースを乱されないよう練習ができる。 ・マラソンの指南書では「ちょうど3分の1となる14キロ地点で自分の体調を確認し、当日の目標で良いのか軌道修正すべきかを決める」と書かれています が、往路トンネル区間が終わった北条・光洋台(12キロ地点)で「自分の体調」を確認することは重要だと思います。 まあ、12キロ地点で「これから30キロ走が始まる」と思えるかどうか。正直なところ、ここで既に疲れを感じているのであれば、ペースを落とすべきです。 ちなみに、ここから折り返した場合(復路も平田の坂から5キロ走ると仮定した場合)21キロ、もう少し走って粟井川で折り返せば25キロ、さらに走って河 野川で折り返せば(私が先日述べた)30キロとなります。 つまり、このような走りをすることで、「往路は疑似愛媛マラソンを体験できる」「復路はそれまで走った距離は違えど、のこり距離が解る」というメリットが あるものと思います。 私は、11月以降毎週25キロ又は21〜22キロ試走をやっており、それが一部の方から「愛媛マラソンマニア」と呼ばれるわけであります。 (2023.11.26) |
愛媛マラソンまで3か月を切ったところで、毎年同じ話題ではありますが、第61回愛媛マラソンの解説をしたいと思います。 なお、内容は昨年と同じものではありますが、気づいたことなどを新たに書き起こしたいと思いますので、毎年見てくれている方はご承知願います。 とはいえ、集合場所の状況はどうか?スタート地点の状況はどうか?ゴール地点の状況はどうか?などということは、多分今説明しても「愛媛マラソンを始めて 走られる方々へはある程度直前に説明した方が良いし、愛媛マラソンを何度も走られている方々にとってはうるさいだけ」だと思うので、まずは概要編として、 次の2点に絞っていきたいと思います。 @愛媛マラソンコースの特徴 A愛媛マラソンコース試走方法 では、今回は、愛媛マラソンコースの特徴を述べます。 (1)愛媛マラソンコースを見ると、往路7.5キロと復路35キロあたりに、とてつもない急坂があることが判ります。 これは通称「平田の坂」と呼ばれ、愛媛マラソンを走られる方からは「平田さん」と呼んで、恐れられている方もおられます。 確かに約40メートルを一気に上って一気に下る・・・ように見えますが、そもそも、この道路は国道196号北条バイパスと呼ばれており、最近できた道です ので、勾配はかなり緩やかに作られております。 まあ、35キロからの復路平田の坂は確かにつらいかもしれませんが、少なくとも「往路平田の坂」はそんなに苦痛ではないと思っていただいて良いと思いま す。(というより、後日練習方法を述べますので、少なくとも往路平田の坂を苦痛に思わない程度には練習してください。) (2)そもそも、上図の高低図なのですが、冷静に考えてください。 復路平田の坂を下り、残り5キロ地点からゴールまで、13メートル上っていますね。 でも、よく考えてください。 まあ、上るには上ります。が、横は何キロありますか?そう、5キロあります。 5キロで13メートル上るわけです。絶対に上りには見えません。 実際には38.3キロあたりに天井川である大川の上りがあります。が、それ以外は絶対に坂には見えません。坂に見えないのですから、大川の坂を上ったら、 あとは「ゴールまでフラット」だと思いましょう。 このように、この高低図は「ものすごい目の錯覚をもたらす最悪の図」だと思って下さい。 ですから、12キロを過ぎて、北条・光洋台に出たところから20キロあたりまでは「小刻みな坂」になっていますが、多少川のところで小刻みなアップダウン があるものの、それがなければ「飽きてしまう」ほど単調です。 (3)次に20キロから23キロ当たりにある坂のお話です。 この区間は、立岩川に沿って上ります。川に沿って上るわけですから、当然上り坂です。 でも「私の目が確かならば」この区間、なぜか上っているようには見えません。 正直なところ「上ってないのに、ペースが上がらないなあ」と思う場所です。 これまた同様、上っているように見えないのであれば、自分にそう言い聞かせましょう。 (4)24.8キロあたりで折り返しがあり、26.7キロあたりで再び国道196号へ戻ってきます。 復路広田の坂まではあと8キロ少々ですが、ここから32キロまでは往路同様「ヒマな区間」となるのですが、復路の場合、32キロまでにある「いくつかの天 井川等の上り」に気をつける必要があります。 実際、最初の天井川である28.4キロ「復路河野川の上り」がかなり手前から見えるわけですが、「ああ、あの坂を上らなければならないのかと思うか?変化 があって良いと思えるか?」これが勝負の分かれ目となります。(ちなみに、私は大会3週間前を含め何度かこの河野川折り返し30キロ試走をするため、この 坂を見ると「ああ、帰ってきた」と思ったりします。) (5)32キロから始まる山岳区間の幻影への注意。 愛媛マラソンでは、2つのトンネルがあり、往復で計4か所のトンネルを抜けます。 このトンネルのいやらしいところは、2つのトンネルがいずれも勾配を持っていること。 よく、夜間に走ると「思ったペースで走れない」ということがありますが、実際「下っているのにペースが落ちる」ということが多々あります。 つまり、トンネル内でペースを乱さないことが重要になります。 このトンネル区間の特徴・走り方については、今後特集を組んで「くどいくらい」説明します。 で、簡単に言うと、32キロを過ぎると復路粟井坂トンネルが見えてくるのですが、32キロからトンネルまでの600メートルで一気に10メートル上り、さ らにトンネル内でも上り勾配が続きます。 次の復路大谷トンネル内では途中から下り始め、堀江に向かって下る・・・わけですが、何度も上り下りを繰り返し、35キロを過ぎると「おまけのような権現 川の上り下り」があった「その目の前」に復路平田の坂が待ち構えているわけです。 【結論】 マラソンの指南書では、ネガティブスプリットを推奨しているものが多いのですが、愛媛マラソンの場合は「35キロからの復路平田の坂」が目立ちますが、個 人的には「28キロから32キロまでの小刻みなアップダウン」そして「32キロから35キロまでの山岳区間」があって、その先に「復路平田の坂」があるた め、余裕はできるだけ残しておく必要がある、と考えます。 第55回大会で川内選手が「前半追い風にのってペースを上げ、32キロ以降我慢の走りで2時間10分切り」をされましたが、そのように「後半我慢ができる 上級者」は「27〜32キロの区間で最高のペースを刻み、あとは我慢」という戦法があるでしょうが、初心者の方や慎重な方は、32キロから先の山岳コース とその後に続く平田の坂までは体力温存すべきと思います。 というわけで、「ざっくりと」愛媛マラソンコースの説明をしてみましたが、次は「区間を区切って」それぞれの区間の特徴と注意事項を述べたいと思います。 そして、先ほど「余裕はできるだけ残しておく必要がある」と述べましたが、実は愛媛マラソンは「北条地域の風」が3種類あり、それぞれに前半と後半のペー スを考える必要があります。 これらも、後日「くどいほど」説明したうえで、大会が近づいてきたら、風予想をしてみたいと思います。 (2023.11.19) |
「ランニングフォーム」についての指南をしていただける手段はないものか?と常々思っているのだが、なかなかそのような方(機会)が見つからない。 例えば、歩幅を1歩あたり1センチ縮めた場合、10キロで10000歩と仮定すれば、「10000センチ=100メートル」となり、概ね30秒記録を縮め ることができるわけだ。 そこで、ふと思ったこと。 信号等で一度停止した時、再び走り始めた際に、一時的にペースが上がること。 例として、キロ5分で走っていて、一時停止し、再び走り始めたら、一時的にキロ4分50秒で走っているということである。 これについては、多分加速をつけようとしているからで、ベクトル的に前方への推進力が大きくなっているのではないか、と考える。 つまり、その走りが継続されれば、少しでも速く走れることになる理屈になるのだが、なんとか対策はないものかと思いながら、いつも走っているわけである。 (2023.11.12) |
ここへ来て、ようやくキロ5分の走りができるようになってきた。 ただ、これは全盛時の時ならば、既に9月の段階での練習であり、10月の今治シティマラソンで100分切りができなくても、あくまで目標は坊っちゃんマラ ソンに照準を合わせることができていた。 だから、11月は愛媛マラソンコース25キロ以上走をメインにやっていたわけだ。 ただ、今年に関しては、ようやくハーフマラソンでキロ5分を切る走りができるようになったわけで、これば愛媛マラソンコースを(途中調整して行軍距離=マ ラソン距離7.5キロで)走った場合、確実にペースの落ちる「往路平田の坂」をどうするか?という問題が出てくる。 スピード練習もしたいが、スタミナ練習もしたいという「相矛盾した練習」を強いられるのが、今年の11月のランになりそうだ。 まあ、難しく考える必要はなく、祝日と土曜日で交互に「25キロ距離走と21.1キロスピード走」とすればよいのだろう。 問題は、その時の体調と天候で、そのような走りができるのかどうかであるが、この辺りは、それこそ「天」に任せるしかないだろうし、なるようになるしかな いと「開き直る」しかないのだろう。 というわけで、ようやく走れるようになったのだから、文句を言わず、できる限り頑張ろうと思う。 (2023.11.05) |
昨日の15キロ試走は当初の予定どおり、73分台で走ることができ、ようやく一昨年のペースで走れるようになった。 あとは、左大腿直筋のメンテ次第で、要は「下半身の機能低下を防ぐ」ことが今後の課題になりそう。 一方で、心肺に関しては特に問題もないので、もう少し追い込んで心拍数を上げに行っても「心臓機能的には」問題ないのかもしれない。 これも、やはり筋トレの影響なのかもしれない。 坊っちゃんマラソンまであと5週間であり、これは、キロ5分10秒で25キロ、キロ5分を切るペースで20キロを交互に走り、坊っちゃんマラソン翌週に最 初の30キロ試走に入るのが良いのかもしれない。 とにかく、まだ諦めるのは早い、ということが分かっただけでも、昨日のランは今後の走りに影響を与えそうである。 (2023.10.29) |