ランニ ング編

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 【2】 第25回今治シティマラソン!  その1  その2

い よいよスタートの時刻が迫ってきた。当初ハーフは先着300名さま限りだったのだが、どうも400名以上はいるようだ。それでも、スタートの位置を考える と、今日はネットとグロスの差はほとんどあるまい。というわけで、今日は初めてグロスタイムでの計測をすることに決めた。

そして、号砲一発。ハー フマラソンがスタートした。グロスロスはわずか7秒。しかも、前半を抑える戦法をとったものの、とりあえず、スタート直後の混乱は、200メートル以降道 路が広いこともあって、とりあえずは難を逃れる。とにかく、序盤は抑える。できれば、最初の1キロを5分10〜15秒で入れば最高だ。

  

ペー スを守ったまま、2キロの部折り返し地点を通過する。正確にとはいかないだろうが、ここを1キロ地点と思って間違いあるまい。5分17秒で通過。まさに、 狙いどおりのペースである。さらに、「10キロの部3キロ地点」を15分30秒で通過。なんだか少々速い入りをしているような気がするが、とりあえず、そ れ以上ペースを上げなければ問題なかろう。なにより、昨年11月の大会と違うのは風である。少々北風が吹いているから、ここまでは基本的に追い風になって いる。

さて、今日は地元今治ということもあって、コースの一番南の地点では、私の両親が応援に来ている。この大会のうち、ハーフマラソンは周 回コースとなっている。周回コースといえば聞こえはいいが、3キロあたりから10キロの部の折り返しの先まで実に3往復、5回の折り返しがある。だから、 両親の応援場所はなんと6回通ることになるのだ。

ちなみに、当然ながら、前半は抑えて走っている。だから、両親は、なかなかやってこない私が、やってきたと思ったら、やたらちんたら 走っていることに少々ハラを立てていたらしい。それを解説してくれたのが、両親が偶然みかけた母親の通院先の方であった。彼は、今回故障で走れなかったら しいのだが、「20キロを超えるレースではあれぐらい力を抑えているのが良い」という言葉で納得したらしい。

が、この周回路に入ってから、ひとつ心配なことが出てきた。それは「10キロの部」の3キロ地点と(復路)7キロ地点は見つけた。多 分、5キロ折り返し地点がハーフの5キロと16・0975キロになると考えてよかろう。ところが、それ以外に表示がない。つまり、5キロを通過した後は、 3回目の折り返し地点がちょうど中間点だろうとわかる以外、距離表示が全くなくなるのである。これは、1キロごとのペースで走る私にとっては困ったことに なった。しかも、最初の折り返しが終わり、2度目の両親の前を通過したあたりで、初めて実は、周回路を3回往復することに気づいたのであった。それまでは 2往復だと思っていたのだが、確かに距離と所要時間を考えるとそのとおりであった。仕方がないから、往復する間の時間を測ることにしたのだが、距離がはっ きりしないため、結局はペースが落ちているかどうかの確認にしかならない。

そうして、3回目の折り返しを通過。折り返し1〜2回目の所要時間が13分20秒、2〜3回目が13分10秒ととりあえず、イーブン ペースのようではあるが、この3回目イコール(ほぼ)中間点の通過が55分20秒となっている。昨年11月の大会と比較して、5キロは1分10秒早かったも のの、中間点では40秒早いだけである。つまり、5キロから中間点までの約5・5キロで30秒ほど余分に時間がかかっていたことになる。

それでも、距離表示がはっきりしないから、ここでのペースアップはやめ、あくまで最後の折り返しからのペースアップを決める。しかも、 4回目の折り返し地点では1時間後に出発した10キロの部のランナーの集団がこちらへ向かって走ってきている。まもなく、10キロの部のハイペース集団に 抜かれ始める。3回目の折り返しを過ぎてから、ハーフのトップのランナーに抜かれ始めたわけだが、もはやここまで来ると、もう何がなんだかわからない状態 の大会となってくる。10キロとハーフはナンバーカードの色が違うのだが、そもそもナンバーカードはおなかの部分にしかつけないから、振り返らないと一緒 に走っているランナーがどの部で走っているのかが判らない。

た だ、最後の折り返しを過ぎて、5キロの折り返し地点(ほぼ16・0975キロ地点)を過ぎれば、私が1時間50分で走れば、そのあたりの10キロの部の方 は50分(1キロ5分)、1時間45分で走れば、同45分(1キロ4分30秒)の方々が走っていることになる。終盤5キロのペースアップでは彼らのスピー ドを借りればよいということになる。ただ、この大会は終盤に10キロの部の方々のスピードに飲み込まれることを考えると、終盤まで体力温存していないと大変なことになる大会でもあることもわかった。

実際、あと5キロ地点を1時間22分20秒で通過したところで、この後1キロ5分で走れば、1時間47分台、少しがんばれば46分台が 出ることに気づく。終盤前回大会よりもペースが落ちても、当初の目標よりはかなり早い記録が出そうだ。しかも、終盤に来てペースが上がった。10キロの部 の方々のペースに遅れずに走れる。

そして、残り1キロを1時間39分50秒で通過。これ、前回大会よりタイムがいいですがな。しかも、この4キロを18分30秒といえば、1キロ4分37秒程度で走っていることになる。これって、1時間45分台で走れるぢゃないか。

そして、いよいよ今治城の堀端、通称御厩通りの交差点を通過すると、その向こうにゴールである美須賀中学が見えてくる。ここでスパートをかける。なんで、かける必要があるのかはわからないが、かけてしまった。最後の最後に前の方々を抜くという快感を味わえる。

が、そのペースはさすがに最後のカーブで苦しくなる。あとは、中学校の正門を左に折れて、運動場へなだれこめばいい。そのあたりはペー スを落とそうと思ったら、運動場に入ったところで、なぜか隣のランナーとデッドヒートしてしまった。周囲は盛り上がったようなのだが、我々はいい迷惑で あった。多分、勝手に気分が高揚してしまっていたのだろう。だから、あとで使わない筋肉を使って、筋肉痛になったりしたのである。

そして、記録は1時間45分12秒

2回目のハーフマラソンだから、前回よりもタイムがよければ自己記録なのだが、まさかこの時期にそのペースで走れるとは思っていなかった。

ただ、いえることは、次の坊っちゃんマラソンの目標値が高くなってしまったことだけがわかったのでもあった。
(2011.10.09)

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