ランニ ング編

愛媛の「鉄」の紹介 > 鉄分ダイエット編 > 目次 > フルマラソン
 
 【5-5】  第52回愛媛マラソン完走!  その1   その2   その3   その4   その5

愛 媛マラソンもついに37キロを過ぎた。昨年はここからペースが落ちた。今年の37キロ地点通過タイムは昨年よりも2秒遅いというタイム。ここでもブドウ糖 塊をかじってから2度給水する。その給水地点の間に残り5キロ地点がある。37キロから残り5キロまでの時間は58秒。今年は落ちていない。

ただ、ペースが落ちていないというだけで、これ以上ペースを上げられる状態でもない。ともかく、38キロ地点のタイムをみて決めよう。

その38キロを3時間07分55秒で通過する。この1キロは4分58秒。この段階で昨年と同タイム。試走のときは、この1キロはペースが上がる。それは前 回大会の42・2キロ試走のときでも同じだった。だが、今日も思ったよりもペースは上がらない。が、昨年のようにペースが落ちていないのだから、前向きに 考えるしかない。

  

そ して、東長戸の交差点で往路のコースと別れる。一度左折し、しばらくして39キロ地点が近づくあたりで右カーブとなる。昨年コース右側いっぱいを走り、あわやコーンを蹴りそうになったところだ。

39キロを3時間12分55秒、この1キロは5分00秒と再びペースが落ちる。だが、昨年と比べるとペースの落ち込みは少なく、ここでついに昨年よりも7秒早くなる。コース右側いっぱいを走っても、昨年ほどふらつくこともない。

これはいける。と思ったのが悪かったのか?昨年は39キロを3時間13分02秒で通過したから、残り3キロあまりで58秒の余裕を取り 崩そうと考えた。だが、今年はこの段階でまだ1分以上の余裕を持った。だから、脳裏にこれは少なくともまだ3時間28分台が狙える、という信号が発せられ た。

これがまずかったのか?このあたりから、昨年同様の悶絶が始まったのだ。遥か前方、40キロ地点にある増田病院が少しずつ近づいてくる。

ここで思ったことは、私は少なくとも余裕を持った状態で復路平田の坂までやってきた。だが、前半オーバーペースで入り、後半ペースが落 ちる方々はどのような心理状態で走っているのだろうか。私はあと、もう15分も苦しむことはないだろう。だが、この状態が1時間も、いやそれ以上続くとい うのは、どのような心理状態になるのだろう。

そんなことを考えながら、40キロを3時間17分57秒で通過。35〜40キロは24分46秒でこの1キロを5分02秒。昨年と比べると15秒早くなった。つまり、ここでついに1キロ5分をオーバーしたものの、残り2・195キロ1キロ5分00秒で走れば、3時間28分台は可能だ。

その一方で、サブ3・5を狙うだけならば、1キロ5分50秒で走っても可能だという計算にもなる。だから、あと1キロ地点までは若干ペースが落ちようとも、力を蓄えよう。

実は、その間にある本町6丁目、ちょうど松山市中央消防署のあるあたりで、妻が応援に来ていたらしいのだが、私は全く気づかず、妻によ ると「完璧に逝った状態だった」という。そのような中、41キロを3時間22分55秒で通過。この1キロを4分58秒と、ペースを落とすはずが逆に若干 ペースが上がった。

ともかく、ここまでくれば、3時間28分を狙わざる得ない。そして、今気をつけることは、転倒しないことだ。平和通りの交差点を過ぎ、西堀端に入る。いよいよ最後のカーブが近づいてくる。42キロ3時間27分53秒で通過。この1キロを4分58秒と、ついにイーブンで走りきった。

あとは、堀之内へなだれ込むのみ。そのままゴールへ飛び込んだときは、まだ3時間28分40秒台であった。

とりあえず、30秒少々とはいえ、ようやく今シーズン初めての自己記録更新となった。

だが、昨年よりも30秒少々記録を更新した代償として、昨年よりもゴール後は相当ふらついたのであった。今回は誰も知り合いはゴール地 点にいない。給水サービスを見つめることもできず、そのほかのサービスどころでもなく、そして更衣室である会場は工事中ということで自販機がないため、外 の自販機で購入し、着替えたら、あとは自宅に帰るしか手段が見当たらなかったのであった。

ともかく、次のフルマラソンに向けての課題は、筋力をつけることだということを強く認識した大会であった。(2014.02.18)

このページのトップへ >>