坊っちゃんマラソンは、だいたい3・8キロ、7・1キロ、8・8キロ、14・2キロで折り返しがある。 目安として、今回の場合の風は、第1折り返しまでは前半向かい風、後半追い風、第2折り返しまでは前半向かい風、後半追い風、第3折り返しまでは向かい風、第4折り返しまでは追い風、そこからゴールまでは残り1・5キロまで向かい風、そこから追い風となる。 だが、今回は追い風区間では左からの風を受ける。そして、向かい風区間では、明らかに向かい風となる。 つまり、追い風を感じる区間がなかった。 いや、実際には、10キロからは走っていて「無風」を感じたから、これが追い風効果だったのだろう。
10キロ46分50秒、5〜10キロは23分22秒。 ペースはキロ4分37〜47秒をきっちりと刻む。これは、今回装着した「ガーミン」でペースがはっきりとわかるから、それによるものだろう。 だが、ひょっとすると、これが私の体力を奪った原因かもしれない。 実は、19キロまでは、キロあたりの差は実に12秒だったのだが、これは、1キロあたりのペースであって、実はその中では、結構ペースの上げ下げがあったのかもしれない。 それはともかくとして、8・8キロから14・2キロまでは追い風区間となる。 だが、ここでペースが上がらない。特に河川敷内に入ってからはキロ4分40秒台が続く。 無風状態の中でペースを上げることができない。 これは、「暑さ」か?「大腿部の違和感」か?ともかく、走ることが「苦痛」に感じる。 本当に「スタート地点からは最も遠い位置へと向かっているが、実際には既に半分を過ぎている」「最後の折り返しでは既に全行程の3分の2である」という思いで走っていた。 そして、14・2キロの最後の折り返しを過ぎると、いよいよラスト1・5キロまでは向かい風が続く。 だが、そこからペースが上がる。 実は、向かい風を感じた方が「涼しく感じる」ということか? 15キロを70分24秒、10〜15キロは23分33秒。完璧なフラットペースである。 そこからは、渾身の力をこめて、キロ4分40秒を切るペースで走る。 今までの経験上、100分を切るためには、キロ4分44秒フラットが必要で、10キロ47分、15キロ71分以内で走ればよいことは解っている。 だから、14キロ以降キロ4分40秒を切るペースで走れていることは、すなわち100分が切れる。 20キロを93分24秒、15〜20キロは23分00秒。 ここへきて、99分を切れるのではないか?という期待が脳裏をよぎる。 あとは、ガーミンの正確性とコースそのものの正確性だ。 ガーミンはキロ4分30秒を切るペースとなる。 絶対的なスピードは期待できないが、あとは気力のみ。 スタジアムに入って、表示時計をみた時、まだ97分50秒台であることを確認する。 あとは、懇親のラストスパートで、3年ぶりとなる自己記録を4秒縮める98分10秒でゴールしたのであった。 ただ、自己記録はでたが、大腿部にはそれ以上の大ダメージを受けたのであった。 このあたりが、次回愛媛マラソンの最大の「課題」となったのであった。(2017.12.03) |