坊っちゃん列車を研究の巻

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第6話 坊っちゃん列車の客車の自走能力

客車に電動アシストが装着されて以来、客車のブレーキスイッチ付近、左下の写真では向かって右側に別のスイッチが取り付けられていることがわかる。また、客車の前後どちらかに、自走させるためのモーターが収納されているのでは?と思わせるボックスも取り付けられている。(2002.08.19、写真は左2002.08.19、右2002.08.31撮影)

  

坊っちゃん列車の客車の自走能力

7月25日に古町駅で面白いシーンをみた。坊っちゃん列車が自走して11番留置線に走っている。実は客車の左前方の見えない位置に元気君がいて、電動アシストのボタンを押しているのである。そのシーンを別のアングルでみたのが右の写真である。こちらを先頭として、手前客車の左前でスイッチを押しているM車掌が見える。かつての「重ーーい!!」とか「誰か手伝ってー!」とかいう会話は過去のものとなってしまった。(2002.07.28)

  

(左は2002.07.25、右は2002.07.27撮影)

坊っちゃん列車の客車の進化!

今日はハ1+ハ2で運転されていたが、やはりハ31と同様、ういーん、という音がするし、人力回送がやけに軽そうなので、思い切ってK2さんに尋ねてみたところ、やはり、電動アシストが組み込まれていた。しかも、それは最近になって設置されたのだという。やっぱり、人力は重たかったか?(2002.07.20、2002.07.28加筆)

(2002.07.20撮影)

坊っちゃん列車のハ31の謎!

坊っちゃん列車の車両は、復元されたとはいえ、かつての車両とは違い、現在の安全基準に沿っものとなっているため、下回りの機器が複雑である。
さて、7月6日(坊っちゃん列車のある風景・第9話)でハ31に電動アシストがあるのではないかと掲載した。そして、その直後の午後3時40分頃の伊予鉄古町駅にて、その謎が深まった。
ハ31が例のモーター音とともに自走したように見えたのである。当時のメンバーは客車が1両ということで、車掌がK3さん1人のみ。それに詰所で待機していた運転手が2人出てきた。が、そのとき2人は確かにハ31に触れていなかった。私の見ていなかったもう1人が押したくらいで、あれほど滑らかに動くものであろうか?と、謎の深まるハ31であった。(2002.07.07、2002.07.28加筆)

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第5話 坊っちゃん列車の給油の話(2002.05.26撮影)

坊っちゃん列車の給油の話

坊っちゃん列車は蒸気機関車の形をしているが、実はディーゼル機関車であると言うことは周知の事実である。だが、ディーゼルであるならば給油をしなければならない。一度某HPで「道後温泉駅にタンクローリーが横付けされて・・・」という話があったが、私は見たことがなかった。
さて、今日古町駅にて、午後坊っちゃん列車の出発がタイミング的に遅れた。すると、司令室から「給油中か?」という言葉が飛んだ。おおっ、と思って2番線に行ったところ、この写真は作業が終わったあとであり残念ながらその写真を収めることはできなかったが、なんと!灯油のポリ缶のようなもので、クルーが人力で給油している。そりゃまあ、灯油も軽油も危険物としては似たようなものであるり、ガソリンほど指定数量が低くないから、多分危険物取扱者がいなくても、いや多分技術士が近くにいれば監視のもとで給油はできるだろうが、まあ、本当に給油(例えばバッテリー水とか、オイルとかでなければ)ならば、結構まぬけなシーンである。真相や如何に。(2002.05.26)

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第4話 坊っちゃん列車客車のブレーキ装置(2002.04.20撮影)

スクープ!!決定的瞬間

 なーんて、大げさなものではないが、ついにその瞬間を写真に収めました。ちなみにこの日は、機関車への連結直前に減速のため、再びスイッチを押しました。(2002.04.20)

(2002.04.13撮影)

 

 ついにその瞬間をカメラが捕らえた。車両の右後ろにいる車掌が渡りポイントを超えた瞬間、体をかがめてスイッチを押す瞬間・・・のはずだったのだが、車掌さん自身が邪魔になってしまった。次は、違うアングルからとってみようと思う。(2002.04.14)

松山市駅にて発見
 松山市駅では、機回しの都合上一度客車の押す方向を変える。その時に注意してみると、客車が機回し線に入った瞬間、車掌が左下の写真にあるスイッチを押した。やはりこのスイッチがブレーキであると思われる。(2002.04.13)

(2002.03.23撮影)

  

 坊っちゃん列車の客車の下回りは、子規堂や古町駅に留置されている旧客車と比べてかなり複雑になっている。これらは、もちろん現在の安全基準に即した結果であると思われる。
 客車を松山市駅で人力回送する場合に、一度機回し部分で停車する時等に車掌さんが必ず、客車の下回りに手を入れている。それがこの装置である。
 右は乗車デッキ下部分で、右側がその右隣の車両の端の部分。推測ではあるが、左側の写真に写るスイッチがブレーキで、右側写真のレバーが車両を人力回送する際のニュートラルにするかどうかのレバーではないかと思われるが、真相やいかに。

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第3話 坊っちゃん列車2号機への動き

坊っちゃん列車のクルーから聞いた話。すでに坊っちゃん列車2号機運行に向けて、現在の車掌の中から3人が免許取得中だという。車掌は新たに路面電車の運転手を抜擢する。ということは、2号機が運行されれば、運転手は現在の5人から8人になる。坊っちゃん列車は運転手、車掌とも3人でローテーションを組んで、うち2人が運用にあたり、その間1人が待機となっている。5人中3人から、2号機運転開始後は8人中6人が運用にあたることになる。当然運転手といえども休暇の日はあるはずだから、かなり過酷なローテーションとなるなあ、と思っていた。すると13時30分頃、道後温泉駅を出発する市内電車の運転手があいさつされたので、よく見ると、おや、あなたは坊っちゃん列車の運転手ではありませんか。そうか、労働時間上現在は余裕があるから市内電車の運転に回っているのか?と納得してしまった。そう言えば、気になる坊っちゃん列車クルーの制服だが、まもなく、合服に切り替えて、真夏の制服については現在検討中だそうだ。ワイシャツという案もあるようだが、汚れが目立つのでいやだなあ、反対しているのだという。

 なお、坊っちゃん列車の汽笛だけは、伊予鉄道の自社製造なのだという。3名の新規運転手が免許取得したら、当然現在の1号機の運転手としてローテーションに入るはずだから、現在の運転手が市内電車を運転しているところに会うことが多くなるだろう。もしかしたら、深夜に坊っちゃん列車1号機で試運転しているシーンに出会うかもしれない。(2002.04.06かずまるの自己主張に掲載、2002.04.07転記のうえ加筆)

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第2話 坊っちゃん列車客車にあるビューゲル(2002.02.09撮影)

 坊っちゃん列車、その本来あるべきでないもの〜ビューゲル〜について。これは信号切替用スイッチとしての機能を持たせるためのものである。ということは、ポイントのある、西堀端、南堀端、上一万電停付近でピューゲルを上げるのは理解できる。ところが、それ以外でも上げることがある。上の写真は、勝山町交差点である。坊っちゃん列車の客車からビューゲルが上がっているのがわかる。果たして、この場合のビューゲルの役割は?

という訳で、伊予鉄道の問い合わせたところ、次のような回答がありました。伊予鉄道さん、ありがとうございました。(以下原文)

坊っちゃん列車をご愛顧いただきましてありがとうございます。
◎勝山町でのパンタ上昇についてお答えします。
 勝山町交差点は上り、下りの電車が行き違いすることが多く、行き違い直後に横断歩道の信号が青信号に変わると歩行者との事故の危険度が増すことから、行き違いが終わるまで横断歩道の信号が変わらないようにするためです。
 お分かりいただけたでしょうか。
伊予鉄道株式会社 乗務課

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第1話 坊っちゃん列車客車の下回り(2002.02.16撮影)

  

  

 坊っちゃん列車の客車「ハ1+ハ2」の連結図。左上機関車と連結している方が「ハ2」で、下図後尾車両が「ハ1」。2両の根本的な違いは、いわゆるジャンパ栓の位置。つまり、「ハ1」はジャンパ栓が片側(この写真では、いずれもこちら側)にあり、「ハ2」はクロスの位置にある。
 なお、右下は、客車の下回り。子規堂や米山工業製の客車と比べると、かなり複雑な下回りとなっている。

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