坊っちゃん列車・千夜一夜小話の巻

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第15話 坊っちゃん列車の形状について

かずまるが入院した。だいぶ回復したので、「しおかぜ」さんの作成した「坊っちゃん列車のすべて」のビデオを病室に持ち込んで二人で見た。途中、道後温泉から古町までの運転風景があるのだが、それを見ていて思ったことは運転士は常に機関車の窓からではなく、ほとんど左窓から顔を出して視界の確認をしている。

蒸気機関車を路面軌道に持ち込むこと事態が無謀である

蒸気機関車はその形状上、右前に大きな死角があることから、昔から通常専用の線路を走るものと相場が決まっており、松山の街の路面軌道を走ることは困難が付きまとうということである。助手の存在は蒸気機関車時代とは違った意味で重要なのだと思う。

現に、彼らからは「モニターよりも助手の指示のほうが信用できる」という話を聞いている。そういえば、例のビデオの中で、運転士(しょうゆ顔の好青年)はモニターを全く見ていない。ひょっとして、坊っちゃん列車の一人運転を視野に入れたものかもしれないが、安全の前にはそのような現実がある。が、人件費の問題もあるだろうが、坊っちゃん列車を見る人々からは2人が運転台に立つことに対して、贅沢という声があるのも事実である。

が、私から言わせると、安全をよーく考えてみろと言いたくなる

単に坊っちゃん列車への愛着ではない。昨年の1月4日の吹雪の中、「大将」「しょうゆ顔の好青年」は機関車の窓からのぞくことなく、降りしきる雪の中でずっと顔を外に出していたのを私の妻が見て、いまだに彼らの苦悩を話すのである。

が、とりあえず、まだ坊っちゃん列車は運転中の接触事故を起こしたと言う話を聞いていない。そりゃ、3人のプロの目が見ているのだから当然かもしれないが、今後とも観光都市松山のシンボルであり続けて、坊っちゃん列車の車掌をめざすかずまるの目標であってほしい。

ん・・・!?

(2004.06.27)

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第14話 3億円当たったら・・・!?

今回の宝くじのCMで「1万円当たったら温泉に入る、3億円当たったら温泉を掘る」というのがあった。

では、私の場合「1万円当たったら坊っちゃん列車に乗る、3億円当たったら坊っちゃん列車を買う」というのはどうだろう。

そして、伊予鉄道に寄贈するのだ。

1号機は約2億円、2号機は1億円少々だった。1号機のときは設計の別費用がかかり、14号機のときはその分が割安になったのであろう。つまり、1号機か14号機と同形式であれば、もっと安くなるのではないか。なんてことを、「ゲンちゃんに言ったら」

「我々の身にもなってくださいよ」と言われた。

やっぱり・・・(2003.12.20)

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第13話 お金の価値観て・・・!?

なぜ私はかずまる特攻隊と称して「坊っちゃん列車」と「アンパンマン列車」を追っかけるのか?これには決定的な理由がある。松山市内某大型児童福祉施設に行けば、3歳以上は遊戯施設が大人と同額である。一方、最近のJR四国も伊予鉄道も遊び心が旺盛なようで、JR四国には「アンパンマン列車」が、伊予鉄道には「坊っちゃん列車」が走っている。これに乗車した場合、大人等が付き添えぱ、

未就学児はお金が要らない!!

なんということか!?乗車距離も長く、なんといっても本物に乗車するのである。遊園地の場合、いくら現実に忠実であっても、本物にかなうはずがない。なぜ、本物に乗ったらかずまるの運賃が無料になるのか?

本来、乗物とは、移動する手段である。が、坊っちゃん列車の場合は、どう考えても移動手段であるとは考えにくい。アンパンマン列車は移動手段であるのだろうが、松山〜今治間を単に往復してくるだけであれば、やはり同じである。

松山→今治→松山→道後温泉→松山と移動して親子で500円

移動距離約110キロ、移動時間約3時間。どう考えても、お金の価値観を根本的に覆す現実がある。かずまるが就学するまで、あと1年8ヶ月弱。恐るべき現実がここにある。(2003.08.02)

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第12話 坊っちゃん列車どこぞな?

かずまる自転車特攻隊を観光、いや敢行する場合、通常は、ポケットに時刻表をいれておけば、あとは大体どのあたりを走っているかは想像がつく。が、もっと詳しいことが知りたい場合、つまり、どのあたりで坊っちゃん列車同士がすれ違うのか?という時には少々困ることがある。が、私はこのたび、晴れて携帯電話を持った。つまり、

「坊っちゃん列車どこぞな?」にアクセスすれば、問題解決!!

というわけで、さっそく活用してみることにした。道後温泉駅で坊っちゃん列車が出発する。時刻表では、上一万〜南町間ですれ違い、先の坊っちゃん列車が出発して約7分後に次の坊っちゃん列車がやってくることになっている。

おおっ、今は南町付近を通過中か・・・

などということを、かずまるに話していると、突然「ぽぽーー」という音とともに坊っちゃん列車が道後温泉到着ホームにやってきた。

ちょっと待て!

これはおかしい。到着ホームで乗客を降ろし終わったタイミングを見計らって、「K4兄ちゃん」に見せる。なんと、

「現在、公園前を通過中です。」

「K4兄ちゃん」も絶句・・・!これなら、私の頭のほうが優秀である。(2003.06.16)

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第11話 かずまるの将来観。

かずまるが5歳になった。幼稚園では誕生日の記念品として、ノートに将来のことなどを書かせている。その中で、ほしいものとして、「機関車トーマスの絵本」「坊っちゃん列車の絵本」と書かれてあった。

「坊っちゃん列車の絵本」・・・て何?

結局のところ、私がコンピュータで作ることになってしまった。というよりも、かずまる自身「機関車トーマス」と「坊っちゃん列車」がごっちゃになっていることが露呈してしまった。

次に、かずまるか将来なりたいもの。というのがあった。「飛行機の操縦士」「坊っちゃん列車の車掌」「市内電車の運転士」「電車の車掌」とあった。

なんで「坊っちゃん列車の運転手」でなくて「車掌」?

これは坊っちゃん列車の乗務員のほうがご存知であった。「R(「翼君」の姓でなくて氏名のほう)そのまんまじゃないか」

まだまだ、知識の範囲が狭いかずまるであった。が、かずまるが就職するときは、彼らはみんな50歳前。ばりばりの中年・・・もとい、ばりばりの中間管理職に違いない。かずまるの就職時には力になってくだされ・・・!などと言ってると、反対に16名全員が、こう言うかもしれない。

却下!!

(2003.06.08)

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