ランニ ング編

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 【3】  第11回坊っちゃんランランラン!  その1  その2   その3

というわけで、最低最悪の体調の中、大会当日は午前8時過ぎに会場へ自転車で乗りつける。

昨年はテニスコートの隣の多目的広場がスタートゴールであったが、ここも今日は少年野球をしている。今年はマドンナスタジアムがスター トゴールであり、昨年着替えたクラブハウスは少々距離があるのだが、今年もここで着替える。今年は案の定午後の10キロの部に出場される方がひとり荷物を 預けに来ていただけであった。

着替えた後、8時30分頃にトイレに行き、テニスコートでかずまる発見。かずまるは第1試合出場ということで、あわてて妻に電話しておく。

  

ようやくここで会場に到着し、荷物を預け、再び8時55分頃にJR市坪駅前のトイレに出かける。このあたりは保険だ、と思っていたのだが、それ以上に体調がおかしい。

が、ここで私に幸運が訪れた。9時を過ぎて開会式が始まったのだが、これがまた実に長い。当然ながらまだスタート地点には誰も並んでい ない。ここで悩みながら、なんと9時10分頃もう一度トイレに並ぶ。今治シティマラソンを考えると危ないかな?とは思っていたのだが、戻ってきたのは9時15分で、なんとまだ開会式をしていた。

というわけで、スタート地点に並び始めたのが上の画像のとおり。今日もグロスタイムでの計測を決める。

そして、9時30分に号砲一発。スタート地点を12秒で通過する。

スタジアムを抜けたところのカーブでは予想どおり渋滞をするが、道路に出ると、幸いながら走路は歩道でなく、車道を1車線使用させていただいている。

ただ、気になるのが、距離表示のないことである。そういえば、前のかずまるのテニス大会に同行したとき、坊っちゃんスタジアムの東側に「2k」という表示があった。あそこが今日の2キロだろうか、と思ってみたものの、結局役に立たない。

そうこうこするうちに、2周目に入り、前回東京マラソンで3時間10分切りをはたした後輩が猛スピードで私を抜いていく。なんで、彼がこの場所に?と思いながら周回道路を走る。

坊っちゃんスタジアムとテニスコートの間にて、かずまるらしき姿の生徒が試合をしているのを見かけたが、その段階では詳細は不明。後 で確認したところでは、その姿はかずまるに間違いなく、予選3チームリーグ戦で全勝し、決勝トーナメントに出場したらしい。まあ、ボールを投げつけられることはなかったわけである。

そして、私が危険箇所に上げていた、重信川北岸への上り口。とりあえず、私は急カーブの交錯はなかったが、ここで足止めされたランナー もいたらしい。その河川堤頭を上りきったところに「5キロ表示」があった。25分10秒は出発直後の渋滞を考えると、ネット24分台になるわけで、思った よりも早い。しかもスポンサーだから文句を言うわけには行かないが、「水ing」と書かれていると、その先に給水地点があるような錯覚に陥る。

その後は、国道56号への対面では特に交錯もなく、そこから河川敷へ下る連続Uターンはというと、私程度の速度ではあまり関係なく、無事給水を済ませて、河川敷を一路国道33号へと向かう。

10キロ地点を50分50秒で通過。ここは1キロごとの表示がないから、1キロあたり5分を若干超えた速度の積み重ねだと思うことにする。1キロごとの表示がほしいが、あまり無理を言うべきではないことも承知している。
そのうち、復路15キロの表示を見かけ、そのあたりで復路の給水地点準備をしているのを見かける。

このあたりで、すでに先頭とすれ違うのだが、幸いなことに、このあたりから往路と復路のコースが違う。だから、重信川南側堤頭をゴールへと向かうランナーを横目に我々は、ただひたすら折り返し点へと向かう。

が、このあたりで、疑問を感じ始める。復路15キロ地点の場所はわかっている。だから、そこから走った分だけ折り返さなければならな い。イーブンペースでは走っていると思うのだが、いかんせん1キロごとの表示がないだけに、自分のペースが判らない。このあたりは、走る方にもよるのだろ うが、私のように地点を見ながら人間ペースメーカーのごとく走る者として苦しいものがある。

そして、国道33号のガード下を超えたところで折り返す、結局時間としては何も判らないのだが、距離があっているならば、ペースが落ちているとは考えられない。しかも、体調はそんなによろしくないため、今の段階で、これ以上のペースアップは危険である。

というわけで、15キロは1時間17分00秒。10-15キロは26分10秒かかっている。自分としては1キロ5分ペースだと思ってい ただけに、このペースダウンは苦しい。昨年よりは1分00秒早かったわけであるが、昨年はこの後5キロを23分台までアップしている。今日は、今このペー スを上げることは難しい。しかも、前を走っている方々が近くならない。つまり1キロ5分弱の維持が限界ならば残り6キロが30分、あと0・0975キロの端数に30秒を加えると、今日の記録は1時間47分をなんとか切れる状態ということになる。

だんだんと疲労の色が濃くなる。体調不良が原因か?ただ、自分としてはペースは上げられないが、落ちていないはずだと言い聞かせなが ら、再び自転車道橋を北上し、重信川北岸へと出る。この先にはトレイルランのような下り坂がある。が、いいかげん、20キロ表示があってもおかしくないの では、と思い始める。というのも、目の前にはすでに坊っちゃんスタジアムが迫っている。その向こうにあるゴール地点マドンナスタジアムを考えると、ある程 度の距離感覚はできてくるものだ。

そして、ついに工事区間へと下り、周回道路を渡る手前で「残り1キロ」地点を見つける。1時間37分20秒。

いや、それはあまりにおかしくないか?

15-20の5キロを20分20秒で走ったことになる。そんなことはありえない。だが、20キロを過ぎた私には、すでにゴール時刻しか頭にない。

なんだかよく判らないが、とりあえず、今治シティマラソンよりははやくゴールできそうだ。というより、1時間42分台という、とてつもない記録ができそうだ。

が、あとで考えると、残り1キロの距離にも疑惑はあったようで、ゴール300メートル手前で、目の前を走る(前回愛媛マラソンのトンネル内で追い越した)先輩に襲い掛かり、最後は短距離走並みの筋力を使ってのゴールをしてしまった。

記録は、1時間42分10秒。

この記録は、大会10日前に試走した1時間42分30秒をも上回る。

とりあえず、体調不良の中、今治シティマラソン以来、無意味に目標のあがってしまった坊っちゃんランランランを自己記録で走りきった瞬間でもあった。(2011.12.04)

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