ランニ ング編

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 【4-3】  第51回愛媛マラソン完走!  その1   その2   その3   その4   その5

第51 回愛媛マラソンもいよいよ旧北条市へとやってきた。12キロ地点では試走時同様にペースが落ちた。普通試走時は12キロ地点の位置が間違っているかのごと く、13キロ地点では妙にペースアップしているのだが、今日の場合は13キロ1時間04分41秒と、あまりペースは上がっていない。が、7キロまでの今日 のペースを考えると、このあたりは惰性で走る方が後半のためにも良いと判断する。

だから、15キロ1時間14分32秒で通過、10〜15キロを24分51秒かかったことになるが、特定区間を除き1キロ5分超とならな い限り、特に何も考えないことにする。あとはイーブンペースを続け、平田の坂を下った残り5キロからペースアップすれば、それだけでサブ3・5は可能だ。

いずれにせよ、グロスロスタイム16秒、トイレロスタイム40秒の効果はあまりにも大きく、さらに、7キロまでの貯金で気分的にも楽に なった。

  

そ の一方で、15キロ以降は1キロを4分50秒から4分55秒というイーブンペースで進む。13〜15キロあたりではなんとなくペースが上がらなかったが、 ここへ来てようやく巡航速度に入ったということか。19キロを1時間34分05秒で通過。ここから立岩川を上っていくルートとなる。

だから、当然ペースが落ちる特定区間だ。だが、初回を除いた過去2回と比べて、今日は膝の違和感がほとんどない。1回だけ右ひざにはじ けたような痛みが走ったが、特に引きずることもない。ここ1ヶ月ほどそうだったのだが、膝の具合が非常に良いのだ。昨年36キロ過ぎの平田の坂の下りで膝 が急変したとき、「ひょっとして膝に爆弾がなければ私は3時間20分で走れるのか?」と思ったものだが、今日の場合、絶好のチャンスだ。

ただ、ひとつ気になることもある。人間の体はかなりいい加減なもので、ひとつ大きな痛みがあれば、他の小さな痛みが気にならないことが ある。特に2年前は足裏の痛みがあって、足裏と膝の痛みが交互にやってきたものだ。

膝に爆弾を抱える者にとって、膝が痛くないということは大変良いことなのだが、その膝に痛みがないということで、なんとなく私の体の中 で妙な違和感がうごめいているような気がしないでもない。そりゃ、人間50年も生きてりゃ、いろんな違和感は出てくるだろうし、ここ4年間は月間300キ ロペースで走っていたのだから、そりゃそれで全くガタが来てない方がおかしい。

そんなこんなで、気になる違和感はないものの、なんとなく気になる重さのようなものを感じながら20キロを1時間39分10秒で通過す る。15〜20キロは24分38秒。この1キロは予定どおり5分05秒かかるが、この5キロとしては、昨年同様ペースが上がる。

さらに、21キロを1時間44分10秒、中間点を1時間44分36秒で通過する。一昨年は「もう中間点?」、昨年は「こんなに楽なマラ ソンもあったものだ」と思った。今年は「いよいよ来たな!さあこれからだ」と思う。グロスロスタイムもトイレロスタイムも含めて1時間45分かかっていな いのだから、これまでの練習、これまでのレースを考えれば、これでサブ3・5を視界に捕らえたと考えてもおかしくはないだろう。

3ヶ 月前の試走でペースを落とした23キロを1時間49分05秒とこの1キロを4分55秒で通過した段階で、あとは、もはや平田の坂以外に1キロ5分超となら ないよう気をつければよいと考える。なぜなら、これで1キロ5分00秒を維持したとしても42キロを3時間29分05秒、つまり残り195メートルを55 秒で走ればサブ3・5は可能だ。しかも、まもなくやってくる23キロまでの下り坂と37キロまでの平田の下り坂という2つのペースアップ区間では確実に貯 金ができる。

事実、下り坂となる23キロでは1時間53分50秒で通過。すでに1キロ5分ペースの貯金を作り始める。私がもっとも嫌がる第2折り返 し地点でもなんとかキロ5分を切るタイムを続け、25キロは2時間03分38秒、20〜25キロを24分28秒で通過する。

26キロまでの間に今年もあるパンを捕食。昨年は、まずスポーツドリンクをとり、そのまま走ってパンをとり、水分と一緒に食べたため、 すでにゴミ 箱がなかったということがあった。今年はちゃんとその先にもゴミ箱があった。ありがたいことである。あと2個持参したチューブ式栄養剤。今年は森永ウイ ダーではなく、一回り小さいものを持参した。理由は簡単小さいから2個入るのだ。1個目は15キロ直前で食し、その給水地点のゴミ箱に入れさせていただい た。もう1個は29キロあたりで食する予定だ。そういえば、今年は塩を見なかったな。

さて、問題の風なのだが、スタート時は追い風だったのが、現在予想どおりの西風になっている。だから、23キロまでの下り坂では相当の 向かい風を受けた。26〜27キロの2回の左折で一度は再び向かい風を受けるのだろうが、再び国道へ戻ってしまえば、向かい風ということはあるまい、と考 えた。

ただ、この第2折り返し区間を意外に良いペースで走れている理由にこのあたりではまだ気づいていなかった。26キロは2時間08分20 秒とこの1キロを4分50秒で走ったときには、どのあたりでペースアップしようかと考えたりしたものだ。信号を左折し、北条北中前交差点で国道へ戻るまで の間の向かい風も、ここは我慢のしどころと考える。が、左折して国道へ戻っても向かい風は変わらない。あれっと、思ったが、この先27キロ地点の信号まで はさらに左方向へ曲がるから風向きも変わるだろうと考える。

27キロを2時間13分23秒で通過する。ゴールまではあと15キロ少々。だが、風向きは変わらない。当初気象庁は南東のち西の風と予 想していた。この場合、西南西の風であっても進行方向へのベクトルの問題があるから結構な向かい風に感じる。だが、これは明らかに正面からの風を感じる。 つまり、26キロ付近でペースが上がったのは、体調が良かったからではなく、単に追い風だったからだ。

案の定、28キロは2時間18分23秒と、ペースが上がらなくなったのである。(2013.02.13)

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