ランニ ング編

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 【9-3】  第54回愛媛マラソン完走!   その1   その2  その3  その4

中間点を過ぎると、愛媛マラソンのコースすべてを知り尽くしている私にとって、唯一地点の光景が浮かばない区間へと入る。それが22キ ロから24キロだ。要するにスタート地点が最も遠いから、そうそう何度も足を運べないわけだ。

気になる大腿部はまだ違和感だけで、異状というまでは至らない。ただ、後半のペースアップも今の段階では考える余裕もない。ただひたす らキロ5分をわずかでも切り続ける限り、3時間30分への貯金が増えることになる。

というわけで、今回の愛媛マラソンは、ここから貯金との闘いと化してしまったわけである。

  

22キロを1時間47分33秒と3時間30分へ1分27秒の貯金を得た後は、下りのある23キロで1分40秒、そして折り返し地点とな る私の最も苦手とする区間にある24キロで1分50秒の貯金を作り続ける。

だが、上りのある24-25キロの1キロで5分00秒、25キロを2時間02分10秒(20-25は24分29秒)で通過する。上りと はいえ追い風だったわけだが、その前の1キロからキロ10秒落ちた。そろそろ左ひざの違和感が本格的になりつつある。これから、国道に戻ると、天井川の小 さな上りが始まる。2年前に感じた大腿部の異状はどうか。それよりも、次の1キロでペースが落ちないか。それだけが気になりつつ走る。

が、 下りとはいえ今度は最後の向かい風となる26キロを2時間06分58秒秒とついに貯金が2分を超える。そして、もう少し我慢すれ ば、国道へと戻りそして再び追い風となる。我慢区間の30キロ前後の区間とはなるが、追い風の中での失速はないと信じて走る。そして、30キロ試走の折り 返し地点となる河野川に今年も戻ってきた。ここからは、知り尽くしたコースへ戻る。そして、走ってきた距離は違えど、残り距離は同じとなる。長いトンネル の中で最後に鍛錬を続けた32キロから37キロまでの走りはできるか?そしてその後の最後の5キロは練習どおりに走れるか?

幸い、28キロ過ぎの河野川の長い上りでも、高山川の急坂でも特に大腿部の異状は発生しない。大腿部の状態としては2年前よりも信号 がないくらいなのだが、現状の速度を維持するだけが精一杯の状況にある。つまり、一度ペースが落ち始めたら、神戸マラソンの時のように、もはや立ち直りが できないのではないか?という思いがよぎる。だから、1キロあたりのペースが気になる。だが、この我慢区間でもキロ5分を超えることはなく、30キロを2 時間26分51秒(25-30は24分41秒)で通過する。

そういうような精神状態が良いはずはないのだが、復路粟井川へ過ぎると、ここからはもう秋から毎週走り続けたコースになる。

そして32キロを2時間36分46秒で通過。貯金は2分14秒。さあ、いよいよ昨年の屈辱を晴らすべく、復路のトンネル区間が始まる。 ペースを上げることはできないが、ここから5キロは走り方を変える訓練をしてきた。もはやペースが上げられなくても、前傾姿勢をとって、上りを意識して足 を踏み込む。昨年まで失敗してきたこれからの2キロは上りを意識するのだ。

その結果は、33キロ推定2時間41分46秒、34キロ2時間46分39秒で通過。33-34キロの1キロは4分53秒と昨年よりも 14秒速いペースで走り抜ける。さあ、35キロまでの下りで一度ペースを整え、いよいよ復路平田の坂へと向かう。

35キロを2時間51分39秒(30-35は24分48秒)。じわじわとペースは落ちているが、その状態でも貯金は作り続けている。

さあ、いよいよ復路平田の坂に入る。ここも前傾姿勢で足を踏み込む。さらに、この1キロは過去そうだったように腕の力も借りる。そし て、36キロを2時間56分41秒とこの1キロを5分02秒で通過。記録としては悪くない。だが、この段階でもう、左大腿部の異状がはっきりと出てきてい ることを感じる。

36キロの段階での貯金は2分19秒。単にサブ3・5を目標とするならば、これ以上の貯金を必要とはしない。それよりも、この左大腿部 の異状を考え、残念ながらこれ以上のペースアップどころか、終盤の失速を防ぐことの方が重要になりそうだ。このため、下りの1キロは無理をせず安全運転で 下ることを決める。

平田の坂を下った37キロを3時間01分36秒で通過。これは自己記録だった一昨年よりも1分21秒速い。だが、この段階で神戸マラソ ンで苦しめられた左大腿部は既に限界に来ていた。昨日の接骨院での治療でも「これで37キロまでは走れる」だった。つまり、37キロ以降の自分が見えない 状態で走っていたことが現実のものとなったのである。

しかし、37キロの段階で、サブ3・5への貯金は最大となる2分24秒となった。これはサブ3・5すなわち次回アスリートエントリー枠 への恐怖を今すぐ味わうことなく走れることを意味する。

サブ3・5への恐怖はまだ先ではあるが、それでも左大腿部の異状は、かつての神戸マラソンの恐怖を呼び覚ますものとなっていったので あった。

(2016.02.17)

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