ランニ ング編

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 【10-2】  第56回愛媛マラソン完走!   その1   その2   その3   その4

第56回愛媛マラソンが始まった。

前回(第54回大会)は出発段階で相当後ろ向きだったのだが、今回はかなり前向きなスタートが切れたことは幸いだった。

ともかく、「突発的な事故さえなければ3時間30分は切れる」と思うことができたるのだが、不安材料は、やはり「今回のけた外れの寒 さ」だ。

特に、前半追い風になることは解っているから、当然ながら後半は向かい風になる。

だが、今回は、それを恐れず、前半無理してブレーキをかける走りはしない、後半は向かい風に敢然と立ち向かう、という気持ちを持つこと ができた。

  

スタートした後、最も気を遣うのが1キロ地点である。

これは、スタート後600メートルあたりから道幅の狭い八坂通りを走るうえに、1キロあたりまでは上っているから、どの程度のペースで 走れるかなのだが、幸い1キロを4分57秒で通過。

平和通りに出ると、いよいよ通常の走りに入る。

2キロまで4分45秒、3キロまで4分42秒と予定どおりペースがあがり始めるのだが、今回は特にブレーキをかけるつもりはない。7・ 5キロからの平田の坂で調整すればよい。

と思っていたのだが、思ったよりもペースが上がらない。いや、キロ4分51秒を3キロ続けたわけだから、決して遅いわけではないのだ が、当初はキロ4分40〜45秒あたりで突っ走るのかな?と思っていただけに、まあ、仕方ないか?という状態が続く。

というわけで、5キロ通過はネットタイム24分06秒、2年前よりも4秒遅い。(以下特に称さなければ全てネットタイム)

だが、とりあえず、6キロで最初の1分の負債を返す。この1分の負債とは、要するにキロ5分00秒で走れば、3時間30分59秒になる から、それを1分の負債と考えている。次の負債はグロスロスタイムだ。今回は2年前よりも大幅に後ろから出発してしまったから、グロスロスタイムが1分以 上 ある。

今日の「暴走=無理にブレーキを掛けないぞ」という走りは、7キロあたりからやってきた。これは、高橋尚子さんが「7キロあたりから ペースを上げるのを悪魔のささやき」と称されているわけだが、まあ、多分「肩甲骨を使って走り」がこのころから安定してきたのだろうとは思う。

10キロ47分59秒で5-10キロは23分53秒。ついに5キロ24分切りという未知なるスピードになってきた。同時にこのあたりで グロスロスタイムの負債も完済。

ここあらあとは、キロ5分00秒で走り続ければ、サブ3・5が達成できる。

その後は、往路粟井坂トンネル区間の11-12キロを除き、ずらりとキロ4分40秒台が続く。

15キロを1時間11分45秒、10-15キロは23分46秒。もちろん、後で聞いた話だが、このとき「応援NAVI」で私の記録を確 認していた妻も不安になったという。

実際、国道196号を延々と北上する場合、16キロ以降は「あまりにも単調でペースがペースが上がらない」区間であり、実際2年前はも ののもごとにキロ4分50秒台で走っていたものだから、それに比べると「成長」しちのかもしれない。

ただ、ひとつ気になると言えば、既に12キロあたりから、左大腿直筋のだるさを感じ始めていた。今すぐ致命傷になるような感じで はないが、気になるということは、他の部位に異状がないわけでもあり、2年前の神戸マラソンの失敗を考えると、左大腿直筋の違和感については無視を決め る。

そうこうしているうちに、19キロあたりで国道196号を離れ、立岩川の上りが始まるわけだが、このあたりから、徐々に「私の今回の大 会の調子が動き始めた」わけだ。(2018.02.09)

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