ランニ ング編

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 【3-5】  第50回愛媛マラソン完走!  その1  その2   その3   その4   その5

元々爆弾をかかえていたとはいえ、右膝に異常が発生した。平田の下りでペースを上げられないまま、いよいよ中心部へと戻ってきた。37キロ3時間12分45秒、この1キロは5分05秒で通過する。

と、 直前を走っていたランナーが、急に左へと進路を変えた。そこに坊っちゃん団子があった。今日は今までと違って、人だかりがない。完全にフリーの状態で手に 入れることは可能だ。だが、この状態では、無理にコースを変えようとも、食しようとも思うことはできなかった。ということで、残念ながら、今年もパス。

  

(左:オールスポーツ38・4キロから記載、右:ランネット・ゴール地点から掲載)

その膝の状態であるが、ペースを上げなければ、いわゆる臨界点には行かないという状態が続く。38キロ3時間18分00秒はこの1キロを5分15秒で通 過。当初の予定ではこの1キロだけは、平田の下りの走力の惰性が続くと思っていただけに、すでに10秒余分にかかっている。いわゆる35キロの壁が今回も なかったという事実は既に脳裏から外れてしまっている。

まもなく、38・4キロで往路との重複区間から外れて、北環状線入口を左折する。今までの練習コースから外れるわけだが、今回は、この区間は全く試走していない。必要もないのだろうが、記憶から飛んでしまっている部分もある。

39キロ3時間23分20秒、この1キロを5分20秒で通過。徐々にペースが落ちている。心肺機能は問題ない。まだ鼻で息ができる。だ が、右ひざの関係で徐々にペースが落ちているのが悔しい。色々と走り方を変えてみて、膝に負担のない走り方を考える。ただ、このあたり、まさかこんなこと で苦労するとは考えもつかなかった。

実は、私は膝の爆弾がなければ3時間20分で走れるのか?

ま あ、それは、後で考えよう。ここで気になったこと。この区間の道路は松山方面2車線、北条方面1車線で、その東側に川を挟んで自転 車・歩行者専用道路がある。そこを風船をつけた方が反対方向へ走っているのを見かけた。後で録画を見たところ、6時間のペースメーカーが複数いたこと、具 体的には5時間50分頃に到着したペーサーをテレビで見たのだ。ひょっとすると、私の見た風船をつけた方は3時間のペーサーで、6時間のペーサーの10分 前あたりに急きょ配属されたのでは ないか?もし、そうならば、大変な功労だと思う。いや、企画も功労だが、そのペーサーに敬意を表したいと思う。

39・195キロ、つまり残り3キロ地点を3時間24分15秒で通過。体力だけはまだ何キロでも走れると思うものの、膝の具合で後のな い私にとっては、まさに残り距離が気になる。ネットタイム3時間40分をめざすならば、残り15分45秒。1キロ5分00秒ならば、あと45秒の貯金があ る。だが、1キロ5分20秒かかっている現状ならば、かなりシビアな状態でもある。

当初の予定とは別の意味で苦しみながら、目の前に増田病院の看板が迫ってくる。ここが40キロだ。40キロを3時間28分35秒、35 -40キロは26分13秒、39-40キロは5分15秒で通過。確かにペースは落ちている。過去2回と比べて、フルマラソンで35-40キロでペースが落ちたのは初 めてだ。ただ、走っている間は、1キロ単位で計算しており、前の1キロとと比べてどうなのかだけしか考えていない。だから、この1キロはペースは落ちていないとい う記憶しかない。

残り2キロを3時間29分35秒で通過。残り3キロ地点からは5分20秒かかっている。だが、ここへ来て、右ひざは最悪の状態を脱しつ つある。あと2キロを10分20秒で走れるか?いや、最後のペースアップは可能だ。とりあえず、あと1キロは様子を見よう。それが答えだった。

いよいよ、本町へ戻ってくる。41キロの表示は記憶にない。むしろ、その先の残り1キロの表示が気になる。その残り1キロ地点を3時間34分40秒、この1キロを5分05秒で通過。

右ひざは重くのしかかる違和感はあるものの、ペースを妨げる気配はない。すでにあと1キロを切っている。グロスタイム3時間40分は無理だろうが、ネットタイム3時間40分切りは大丈夫だろう。

とはいえ、札の辻、つまり堀端のいつもの昼行軍コースに入ったところで、自然とペースアップする。過去2回ほどのペースではないが、それでもペースが上がっている。いつものゆっくりと入る1キロ4分45秒と同じペースだ。

そして、西堀端からゴール地点へと左折する。残り100メートルを切ったところで、判ってはいたものの、3時間40分の掲示板が無情にも表示される。

仕方はないものの、ネットタイムでは3時間39分30秒で無事ゴール!

最後の1キロは4分50秒では走っていたらしい。

ちなみに、妻はその南側で応援していたらしいが、悪いが、全く気づかなかった。

ともかく、グロスタイムでは達成できなかったが、ネットタイムではひそかに狙っていた3時間40分切りを達成した。

さあ、次はどうしようか。1キロ5分00秒ならば、3時間31分という現実がある。だが、今はしばらく考えたくない。だから、夏まではスピードを考えずに、ある程度標高差のある風光明媚なところを走ってみようかと思うのだが。(2012.02.11)

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