(画像の一部は「カシミール3D」から転載し、地図 画像は「カシミール解説本5万分の1地図」から作成しております。また画像中「赤抜数字」はスタートからの距離(41キロ、42キロは40キロ減算のこ と)、「赤数字」はスタートからの距離に20キロを減算したものを示します。)
さあ、30キロを過ぎた。フルマラソンでは、30キロの壁という言葉がある。だが、残りの距離と復路平田の坂を考えると、ここで体力を消耗するわけに はいかない。 だから、愛媛マラソンはこのあたりの小刻みなアップダウンを考慮して、前半を乗り切らなければならない。というより、このあたりは前半
も走っている。ただ、前半はこのアップダウンをアップダウンと感じないだけなのだ。 粟井川を過ぎると、いよいよその前方に復路のトンネル区間が見え始める。 粟井川を下ったあたりが31キロで、標高4メートル。終盤の我慢区間である。 というのも、ここから1キロはほぼ直線のフラットコース。そして、その先に復路のトンネル区間がある。だから、体力温存に努める必要が あるのだ。 32キロ地点、標高3メートル。というよりは、残りはほぼ10キロ。これからトンネル区間を始まりとして、坂道区間と入る前に、最後の体調 チェックするべきところだ。 ちなみに、第50回大会では高橋尚子さんが、25キロ地点に続き、このあたりでハイタッチをしてくれていた。実は、25キロ手前の折返 しをそのまま直進すれば、この場所に出るのだ。 第53回大会も高橋尚子さんがゲストとして予定されている。 いよいよ復路のトンネル区間に入る。粟井トンネル北側入口で大体標高13メートルだから、32キロ地点から一気に10メートル上ることになる。そして、トンネル内も延々と上ることになる。 トンネル内の33キロ地点。あと100メートルで出口という辺りにある。 さらに、これはさすがに理論に乏しいが、トンネル内の換気のせいか、光洋台方面から走ると、いつ走っても向かい風となる。 粟井トンネルを出たあたりが標高28メートル。 このあたりで、ペースが落ちても当然だ。 だが、上の画像辺りでは、毎年「オールスポーツ」のカメラマンが構えている。だから、表情に注意が必要だ。 ちなみに、復路のコースは、往路のそれよりも一段高い場所を走っている。つまり、往路よりも上っているという認識が必要だ。 大谷トンネル北側入口の標高は25メートルで、出口は16メートル。こちらのト ンネルは復路は下っている。 ちなみに、往路のトンネル内は歩道を走る方々が多いが、復路のトンネルは注意が必要だ。というのも、復路のトンネルの歩道は、こちらのトンネルの方が新しいのに、歩道はタイルによっては数センチ陥没しているところがある。 事実、私は平成26年1月4日の試走時にこの歩道で転倒、左手薬指脱臼・靭帯損 傷した。原因は先のタイルが1センチほど陥没し、その段差に足をとられたことらしい。 さて、トンネルを出ると、いよいよ堀江へと戻ってくる。34キロの標高は約13 メートル。 ここで気をつけるべきこと。実は、往路でも指摘したことだが、復路大谷トンネル
からは3メートルほど下っているのだが、その先の信号では若干上っているため、下りが下りに見えないこと。 |