(画像の一部は「カシミール3D」から転載し、地図 画像は「カシミール解説本5万分の1地図」から作成しております。また画像中「赤抜数字」はスタートからの距離(41キロ、42キロは40キロ減算のこ と)、「赤数字」はスタートからの距離に20キロを減算したものを示します。) 「ラ ンネット」大会評価でここ3年間1位・2位を競い合う大会となった愛媛マラソン。第48回大会から愛媛県庁前スタート(第50回から一部コース変更)と なった。このコースは、第47回までの山中を陸連登録者のみが走る「ほとんど変態レース」と比べると「フラット」になったということを強調されている。 が、個人的には、それを真面目にとらえたら大変なことになると考え、(ブログでは掲載しているが)改めて掲載することにした。
なお、愛媛マラソンコースは、第53回大会では、立岩川沿いの道への入り方が変更になるらしいので、新コースで掲載する。 また、特に断らなければ、距離及び標高は「ルート・ラボ」で(私が個人的に)測定したものを使用 するため、実際の距離については最大100メートル誤差が、標高についても多少の誤差が出る。特に、標高については、高架、トンネル、切りとおし区間では かなりの誤差が出る。このあたりは、できる限り適宜補足する予定。 スタート地点の標高は25メートル。話はそれるが、全国47都道府県庁を見たとき、この25メートルというのは全国第17番目に高い位 置にある。標高372メートルの長野、270メートルの山梨県を始め、あと100メートル台が山形、岩手、栃木、群馬の4県が続く。「県庁・標高」で検索 したらすぐに出てくるが、それを考えると、結構標高の高い県庁だということが言える。 ちなみに、松山といえば、夏目漱石の小説「坊っちゃん」に出てくる坊っちゃん列車。平成13年10月に色々な諸問題をクリアして復元さ れた。現在はディーゼルで走っている。号砲はこの坊っちゃん列車からなされる。もっとも、過去坊っちゃん列車368回乗車した私としては、坊っちゃん列車 の乗務員が誰なのか?の方が気になる。 なお、コースは県庁前、国道11号一番町4車線のうち、県庁側(北側)2車線のみを使用する。 南側2車線のうち、南側は路線バスが運行、内側は緊急車両等通行車線となる。全4車線を使用した方がスタート(グロス)ロスタイムが少 ないと思われるが、この道路は中央に複線の路面軌道があり、県庁前及び大街道電停の安全地帯構造物を考えると、やはり危険だ。 ちなみに、下の画像はスタートから約200メートル地点。前方に大街道電停安全地帯交差構造物が見える。 スタート地点から東進し、500メートル先の「かに道楽」と「松山第一ホテル」の交差点を左折、通称八坂通りへと入る。この交差点標高 は28メートル。 この道路は、コース最大のネックだ。コース幅そのものは、それまでの一番町2車線とそう変わらないのだが、車線全てがコースであること と、歩道が狭いため、圧迫感がある。おまけに、上っているため、ペースが落ちる。経験上、最初の1キロをグロスタイム5分30秒以内で通過すれば、あまり 渋滞を感じないが、それより後方の場合は、相当渋滞を感じるはずだ。 その1キロ地点は、ロープウェイ街との交差点である東雲神社付近(標高31メートル)の50メートル先にある。 ここまでは、我慢あるのみ。いわゆるウォーミングアップと思えるかどうかである。 1・2キロを左折して平和通りへと出る。標高29メートル。 ここも全4車線中南側2車線のみがコースとなる。が、歩道が広く、中央分離 帯があることもあり、開放感がまるで違う。このあたりから渋滞が解け始め、あるいは前のランナーを強引に抜いていく方々を見かけ始める。 その平和通りであるが、この名前がついたのは実は昭和19年。よく圧力がかからなかったな、と思う。 その平和通りを進み、左手に「ダイキ」が見えてくると、その先のパチンコ店の前に2キロ地点がある。標高26メートル。1キロで5メー トル下ったことになる。(2014.03.17) |