(画像の一部は「カシミール3D」から転載し、地図 画像は「カシミール解説本5万分の1地図」から作成しております。また画像中「赤抜数字」はスタートからの距離(41キロ、42キロは40キロ減算のこ と)、「赤数字」はスタートからの距離に20キロを減算したものを示します。)
6キロを過ぎると国道196号へ戻る。ここから7・6キロの平田の交差点までは、往路・復路とも同じ場所を走る。つまり、往路は道路右 側2車線、復路は道路左側2車線を走ることになる。 「すし天狗」の前あたりが7キロ。標高8メートル。1キロで3メートル下る。 松山地方の一般的な冬の天候では、午前中は南風が吹く。つまり、スタート直後は基本的に追い風となる。ということは、1キロを過ぎる と、 下り坂・追い風状態となる。ただし、毎日そうだという訳ではないので念のため。 それが、このあたりから若干ではあるが、堀江・北条の海が近づいてきたこともあり、北西の季節風、つまり向かい風を感じ始める。 もし、トイレが気になるようならば、平田の坂の手前にあるJA平田にトイレがある。 ただし、最近できた、特に歩道の設置されたバイパスの場合は、バリアフリー法の関係があって、一応勾配が5%に抑えられている。この数字は車椅子対応とい うことだが、実際には車椅子どころか、自転車でも危険だとは思うが。 いずれにせよ、往路のまだ体力のある段階では、「どうにもならない急坂」ということはないと思う。 その途中、そろそろ勾配が緩やかに見え始めたあたりが8キロ。標高約29メートル。 ちなみに、ここから19キロ地点までは、国道の歩道から見える範囲に、起点からの距離を表示した小さいプレートがある。たとえば「59・3キロ」とかいう 表示だ。この小数点第1位の数字が「3」であるところが、大体愛媛マラソンの「○キロ地点」に相当する。 ちなみに、ルート・ラボで標高を表示すると、ピークが2つ出る。これは、トンネルや高架橋、そして切り通しをそのまま計測するからである。で、この松山中 心部側のピークは8キロ地点あたりの切り通し区間である。 つまり、8キロを過ぎると、徐々に勾配が緩やかになるとはいえ、まだしばらくは上り坂が続く。 国道の上部に橋があるあたりが、平田の坂の頂上。特に復路はこの橋が真正面に見えるから、目安になる。 そこからは、一気に下り坂となる。 平田の坂の頂上が8・4キロで標高44メートル。そこから約600メートル下り、だいたい下りきったあたりが9キロ地点。標高19メー トル。 だが、愛媛マラソンは「平田の坂」がアップダウンの象徴となっているが、実際には、この先トンネルが終わり、光洋台へ出るまでの3キロの細かいアップダウ ンが命運を分けるといっても過言ではない。9キロといえば、だいたい体がほぐれてきて、スピードの乗ってくる頃だが、この9〜12キロの3キロで無理をすることは避けたい。 まずは、9キロの先に権現川交差点(標高12メートル)の信号が見える。ここから、天井川(砂防河川?)の権現川へと上っていく。 川を上りきると、右前方に堀江小学校を見ながら、堀江小学校北交差点(標高10メートル)を過ぎると、いよいよトンネル区間へと向かう上り坂が始まる。 さて、ここまでどうしてもトイレロスタイムが気になるが、トイレに行けなかった方には、ここに裏技がある。但し、10キロをグロスタイム1時間40分以内 で走れる場合に限る。 このコースのうち7・6キロの平田交差点から19キロ地点あたりまでは、この時間帯全車線通行止めとなっている。つまり、反対側車線も全面通行止めだ。 で、9・9キロあたり(復路34・4キロ)の反対側車線に復路用のトイレが見えるはず。このトイレを使用するわけだ。道義上どうかという問題はあるが、違 反ではあるまい。実際、2年前に利用しているランナーを見かけたが、特に制させた様子もなかった。ただ、先頭ランナーはこのあたりを約1時間50分あたり で通過するだろうから、先頭ランナーが近づいてきたら、制される可能性は高い。 それと、その直後に10キロ地点のセンサーがあるわけだから、それには十分注意すること。 そして、10キロ地点は標高13メートル。但し、この下に道路があるから、実際にはもっと高いかもしれない。 (2014.03.17) |