坊っちゃん列車が松山市に復活

2001年10月13日(土)

愛媛の「鉄」の紹介 > 坊っちゃん列車の話題 > 初めての坊っちゃん列車
 

@JR松山→松山市  A大街道→道後温泉  B大街道→松山市  CJR松山←→古町
D松山市→大街道  E道後温泉→大街道  F松山市→JR松山

写真は特に記述がなければ当日撮影。

坊っちゃん列車一般乗車初日の2001年10月13日、JR松山駅10時11分発、松山市駅行きの始発列車に乗りました。その前にJR松山駅ー古町ーJR松山駅の全席当日席の列車があり、10時10分頃に古町からやってきました。とてもかわいくて、まさに「マッチ箱」のような客車(画面右)。多分坊ちゃんの時代とは日本人も大型化してるのでしょうけど、板張りのロングシートに片側6人は少しきつかった。車掌さんもまだ初々しくて、緊張気味にアナウンスしてくれました。でも、後でわかったのですが、彼らにはもうひとつ大きな仕事があるのです。それが、下の車両転換。体格のいい者から選ばれたのでしょうか。

  

で、ここで気になること。まず、JR松山駅ー古町ーJR松山駅間の列車には誰も乗ってなかったこと。古町で途中下車したとも考えられないことはないが、乗客ゼロとは。次に私が乗った列車。確か指定席は24席中20席が予約されていた。つまり、定員から言えば、当日分として12+4の16人が乗車可能。従って、指定席を持っていない乗客が列をなしているものと思っていた。ホームにはかなりの人がいた・・・が、乗ってきたのはわずか。結局私の乗った後ろの車両は立客1名。推測にはなるが、当日分の客は5〜6人ということになる。これで、坊っちゃん列車は採算がとれるのだろうか、ということ。
ま、とにもかくにも坊っちゃん列車が松山市に復活した。松山市の観光スポットができた。松山市が活気あふれる街になれば・・・と期待する。

   

松山市駅での光景。坊っちゃん列車の方向転換。方向転換の説明については、伊予鉄道のホームページに動画つきで載っているので、そちらを参考にしてください。方法は@機関車を客車から切り離す。A機関車を到着線から出発線への渡り線上で方向転換(こういう方向転換の方法もあるのですね。)B客車を2両つないだまま渡り線で出発線へ移動して機関車の後ろへ連結。C出発線後ろの留置線の坊っちゃん列車専用ホームへ後退。それにしても、作業する人は今後雨の日も雪の日もずっと作業をされるのですね。ご苦労様です。

    

くるりんに乗ってから道後温泉・・・の考えは甘かった。くるりんは1時間待ち・・・で、仕方なくそのまま道後温泉へ行く途中、さきほどの折り返し便に大街道で出会いました。
そこで、気になること、その2。確か、私が乗った便の道後→大街道→松山市駅の便は、予約できなかったはずだが・・・(愛媛の交通新着情報「坊っちゃん列車」の欄で「予約できる便で」とあるが、その予約できない便というのがこの大街道の画像にある便。昨日の予約状況では突如当日席36席となっていた。)もしかすると、何かのイベント用として予定していたのが中止になったのか。昨日のイベントが今日にズレ込む可能性を見越しての配慮だったのか。それは私にはわからない。ただ解るのは、この下車客は全員当日券での乗客であること。

  

道後温泉駅での車両転換。こちらは奥の渡り線にホームがないので機関車は到着線上で方向転換。人力で押していった客車は到着線一番奥へ。出発線への移動は、機関車が再度到着線へ渡り線で移動して連結・従って松山市駅よりは労力が少ないと思うが、それでも大変な作業です。もう一度言います。本当にこれを毎日やるのですか?ただ、松山市駅と違って、道後温泉駅ホーム上に渡り線があるため、通常の路面電車はこちらを使って次々と折り返し(つまり、坊っちゃん列車を追い抜い)ていきました。(そりゃ当然か。追い抜けなかったら時速10キロの坊っちゃん列車のあわせてゾロゾロのノロノロ運転になってしまう。)でも、私はホーム上の渡り線を路面電車が使用するのを見るのは初めてなので、ちょっと感動してしまいました。
ただ、この引込み線。夜間の観賞用とは言っていましたが、このおかげバスの運行に支障がでている様子です。

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