かずまる特攻隊が行く(11)

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全55話完結!!引き続き「新かずまる特攻隊が行く」でお楽しみください。

第55話 新かずまる特攻隊前夜・後編(撮影は全て2003.03.23)

最近のテレビを見ていると「最終回前編」というのがある。なんじゃい?と思う。それでは最終回と言わないではないか?というわけで、今回は来週からはじまる「新かずまる特攻隊」の前夜を一昨日にやってしまって、その後編ということになってしまった。3月23日(日)、午前10時15分に古町駅へ出没する。14号機は定刻に到着する。乗務員は「紳士松井」「元気君」「K4兄ちゃん」。10時31分発の城北1番線に「坊っちゃん2世」が出発していく。10時41分発の城北2番線で「大将」が下車してくる。

14号機は10時41分に古町を出発する。乗客は2名だったが、JR松山駅前で20名ほど乗車してくる。今日は定刻で運転されていて、1号機とのすれ違いは、今までで最も東よりの県庁前電停付近であった。

  

道後温泉駅前では、昨日の写真のおじさんが、今日は臨時で座っていた。「かずまる特攻隊」の写真が貼られている。今日は朝1便を除き、松山市駅行きはこれまで全て満席となっている。今日は初めて、11時38分発の松山市駅行きLRTに乗車する。松山市駅で、朝乗車した14号機を見送る。ここで、今日はB電器店に向かう。が、たいしたパソコンはなく、再び大街道から道後温泉をめざす。ちょうど、先ほどのLRTが1往復半してやってくる。

道後温泉では、久しぶりに道後公園で遊んだり、湯築城に登ったりして、14時15分道後温泉発古町行き1号機に乗車して帰途につく。乗務員は運転手が同じで、車掌は「翼君」「S3車掌」であった。乗客は朝ほどの混雑はなく、後客車は大街道で我々2名、前客車も南堀端までには全員下車する。

  

古町では、一度宮田町電停まで電車で移動してD電器店へと向かうが、これまたたいしたものはなかった。仕方ないし、かずまるが眠たそうなので、「1dayチケット」は使えないが、ちょうどやってきた「パルティ衣山」行きのバスに乗って帰ったのであった。

さて、来週はいよいよ「新かずまる特攻隊」の第1話が始まる。いよいよJRもからめた話が始まる。姫路からYoshikenさんがやってくる。そして、その次の週のことは解らない。解らないが、新しい「かずまる特攻隊」が始まる。(2003.03.23)

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第54話 新かずまる特攻隊前夜(撮影は全て2003.03.21)

3月21日(金)、三連休初日は、当初の天気予報を裏切り、良い天気であった。明日土曜日は5週間連続の雨というわけで、予定どおり10時15分、古町駅に出没した。今日は宮田町近くの大型スーパーが昨日リニューアルオープンしたことから、多くの乗客が古町で下車した。と、その電車の車掌は「JTB君」であった。市内電車も城北2番線宮田町方面行きは満員である。坊っちゃん列車14号機は定刻にやってくる。乗務員は「イチロー」「坊っちゃん2世」「S1車掌」であった。ここ1週間乗務員によく言われるが、今日も「イチロー」から私の転勤話で花が咲いた。しかも、皆さん私が家を引っ越すものだと思っておられるようだ。松山から通勤することと、今後も週末は多分回数は減るものの「かずまる特攻隊」出撃は継続すると聞いて、みなさんどう思われているだろうか、とも思う。まあいいや。

  

10時41分定刻に14号機は出発する。乗客は2名。宮田町電停は前を行く城北1番線から下車した客でごったがえしている。伊予鉄道の乗務員が1名整理に当たっているのが見える。それよりも、道路の混雑がすごい。さすがは大型スーパーである。

JR松山駅前電停で乗客が大勢乗り込んでくる。ちょうど着席定数の22名となった。乗客としては、実にちょうどよい状態で一路道後温泉をめざす。道後温泉では久しぶりに街角案内人に会う。そして、これまた久しぶりに駅前で写真撮影していて、かずまるがお世話になったおっちゃんに会った。金土がここの当番で日曜日は社長が座っているのだそうだ。ここ数週間土曜日が雨だったせいで、いつもみていた人は社長だったのか。と、まあ、先月23日に約束したとおり、少々遅くなったが、坊っちゃん列車100回乗車記念ということで、撮影してもらった。が、2枚とも、かずまるはいずれも目をつぶっていた。で、1枚はしばらくの間、道後温泉駅前の写真一覧に飾られることになった。まあ、こんな客がいると思われるのもよかろう。

  

さて、今日の坊っちゃん列車の道後からの便は乗客が多かった。11時29分発の便は満席。次の便も立客が出た。我々はその後ろから、LRTで追いかける。本当は、11時38分発の松山市駅行きLRTに乗車する予定であったが、写真の現像の都合で間に合わなかった。ということで、今週月曜日と全く同じ方法で、松山市駅へと向かう。

昼食を子規堂でとることまで、月曜日と同じであったが、ここからは私の執念がかずまるを上回った。今日のLRTは城北1番、2番とも朝は在来車であった。が、途中で運用に入ったのであろう。14時06分松山市駅発城北2番線はLRTであった。しかも、運の良いことに、一度しまった扉を再び開けてもらったにもかかわらず、後ろのかぶりつき席に座れた。これで、大街道経由という逆ルートで古町をめざす。元々松山市駅発が5分程度遅れていたので、我々のために再度扉を開けていただいたのは申し訳なかったが、結局上一万〜平和通1間の複線区間で1番線と離合し、鉄砲町電停では行き違いがなかった。しかも、やはり宮田町へ向かうと思われる乗客が多く乗ってくる。が、なんとか古町駅着は3分遅れまでに遅れを取り戻していた。

  

そして、まもなく坊っちゃん列車1号機がやってくる。さらにもう一度道後温泉をめざす。運転手は朝と同じ、車掌は「K4兄ちゃん」「木田君」。15時01分の城北2番線で「K3車掌」が運ばれていった。15時01分発の城北1番線が遅れているらしく、城北2番線、1号機ともに、1番線を待たずに定時に出発していった。

JR松山駅ではかなりの乗客が乗り込んできて、前後の車両とも立客が出た。大街道でさらに乗ってくる。まあ、この時間帯はやむをえないか。が、今度はかずまるが眠たくなったようだ。道後温泉に戻ると、遅れていた東循環バスに乗って帰ることにした。ちょうど道後温泉駅前にさしかかった祭りの行列を見ながら帰ったのであった。(2003.03.21)

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第53話 かずまる特攻隊52週間連続出撃の日(撮影は全て2003.03.17)

3月14日(金)再びかずまるが39度の熱を出した。仕方がないので、土日と休ませて、3月17日(月)仕事を休んで、週末坊っちゃん列車追っかけ「かずまる特攻隊」がついに52週間、つまり1年間連続の出撃となった。日曜日のうちに、熱は少々無理をさせてもあがることはなくなった。3月17日(月)午前10時35分、妻の運転する自家用車で古町駅に乗りつける。やがて坊っちゃん列車14号機がやってくる。ついに、「かずまる特攻隊」52週間連続出撃が達成された。乗務員は「がんばれ運転手」「JTB君」「T車掌」であった。

  

古町駅で出発を待つ間に城北2番線から「大将」が降りてくる。出発直前の城北1番線LRTは「翼君」が運転していた。14号機は定刻11時01分に古町を出発する。乗客は4名、JR松山駅で2名乗車する。JR松山駅前進入時に5番線道後温泉駅行きが少々遅れたため出発が遅れたが、14号機は快調に走り、予定どおり県庁前交差点で1号機とすれ違う。途中JR松山駅行きの電車に「紳士松井」が乗車しているのをみかける。大街道で乗客が大勢乗り込んで、立客が出る。

道後温泉では、月曜日ということもあって、街角案内人はいなかったが、観光ボランティアの人たちがいて、いろいろと案内をしている。かずまるが大きくなったら、そういうことをやってみてもよいかな?と思ったりもする。

  

さて、これからどうするか。かずまるに余り無理をさせることはできない。と思っていると、案の定かずまるはLRTに乗りたいという。松山市駅で昼食をとるのだというが、3番線松山市駅行きLRTは先ほど出発してしまっている。14号機を見送ってから、11時58分発のLRTでJR松山駅前をめざす。が、かずまるはあくまで松山市駅へ行きたいという。だが、城北2番線は県庁前交差点ですれ違い、城北1番線は南堀端から前方を走っていって、結局JR松山駅前では間に合わなかった。では、どうするか?一度JR松山駅へ行って、再び道後温泉方面へ引き返す。南堀端で本町線に乗務している「坊っちゃん2世」を見かける。そして、県庁前電停で下車する。さきほどの14号機が走り去っていく。しばらくして、3番線松山市駅行きがやってくる。そして、その後ろを坊っちゃん列車1号機が迫ってくる。というわけで、ようやく松山市駅へ到着する。間髪をいれずに坊っちゃん列車が到着する。1号機は「イチロー」「しょうゆ顔の好青年」「紅顔の美少年」「S3車掌」だった。ということは、運転手の場合「元気君」だけが休んでいることになる。

  

最近かずまるは、松山市駅に到着中の坊っちゃん列車専用ホームの扉を閉めたがる。それでは営業妨害になるので、仕方なく、そそくさと昼食の場所へと移動する。というより、平日の坊っちゃん列車は休日に比べて各号機1往復ずつ少ないので、折り返し時間が長い。現在12時45分で、まだこれから15分もある。できれば13時30分発の西循環バスで帰りたい。で、近くのコンビニに行って、子規堂へと向かう。

帰りは、松山市駅13時30分発の城北1番線でJR松山駅前から、同じく松山市駅13時30分発の西循環バスに乗ろうと考える。少々危険だが、この電車はLRTである。と、なんと運転手は「翼君」であった。運転手の直ぐ後ろの席を陣取るが、かずまるは普段のとおり「翼君」に話し掛けようとする。「翼君」は今日は運転手なのだからと言うと、かずまるは珍しく聞き分けが良い。で、西循環バスは西堀端付近でLRTを追い抜いていく。また、5番線道後温泉便が前にいる。これはまずい。5番線がJR松山駅前で出発ホームに入るまでは、城北1番線は進入できない。さあ、どうなるか?が、バスはJR松山駅前を出ると、直ぐに同電停前の信号にひっかかる。なんとか、間に合いそうだ。ということで、「翼君」に手を振って、足早に横断歩道を渡って、宮田町バス停をめざす。なんとか間に合ったようだ。というわけで、最後は少々焦ったが、かずまるも今日は無事に帰ったのであった。(2003.03.17)

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第52話 執念・・・かずまる特攻隊51週間連続出撃の日(撮影は全て2003.03.09)

3月9日(日)午後2時15分、かずまるが平熱になって、すでに46時間が経過していた。明日以降の幼稚園のことも考え、とにかく一度外の空気に触れさせる必要はあった。ということで、かずまる特攻隊が出撃した。タイムリミット2時間。どこまで坊っちゃん列車に乗せるか?ともかく、かずまるは完全防備での出撃となった。14時30分に郊外電車で古町駅に出没する。

  

坊っちゃん列車1号機は14時41分発の城北1番線の後にやってくる。昨日もそうだったが、今日も城北線はやや遅れ気味である。休日の午後はやむをえない。乗務員は「元気君」「しょうゆ顔の好青年」「翼君」「K4兄ちゃん」。当初私よりも乗車回数の多かったはずの夫婦も乗車してきた。車掌の都合上、かずまるは前客車に乗る。前7名、後ゼロ。

城北1番線が遅れ、15時01分発の城北2番線は1番線を待たずに出発するが、坊っちゃん列車は出発を見合わせ、7分遅れで出発する。JR松山駅では後客車に立客が出る。大手町で郊外電車に足止めされ、今日は坊っちゃん列車のすれ違いは見られなかった。

  

かずまるの調子次第では、途中でも下車する予定だったが、結局道後温泉駅まで行く。ちょうど東循環線バスが20分遅れで到着する。これで帰っても良かったのだが、かずまるはLRTに乗るという。まあ、体力はまだあるようだ。時刻表では15時52分発の5番線JR松山駅前行きがLRTである。2001号機ではあったが、かずまるはご満悦であった。その後はかずまるの体力を考え、JR松山駅前からタクシーでの帰宅となった。

これで、週末51週間連続の坊っちゃん列車追っかけ、名づけて「かずまる特攻隊」となった。いよいよ来週、52週間連続、すなわち、1年間連続出撃となる。天気予報は雨。さて、最大の危機を乗り越えた「かずまる特攻隊」は来週出撃できるか!?(2003.03.09)

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第51話 坊っちゃん列車100回乗車達成の日(撮影は全て2003.03.02)

3月7日(金)ついにその日がやってきた。社内報で「坊っちゃん列車」に関する随筆を書くことになったが、その中で「坊っちゃん列車に100回乗車した」と書いた。締め切りは3月10日である。したがって、今週中に100回乗車をしないと矛盾する。しかも、木曜日からかずまるがインフルエンザB型に感染した。今週末の坊っちゃん列車乗車は絶望である。というわけで、金曜日の仕事帰り、ささやかに100回乗車を敢行することになった。

当日は現在の職場の一昨年の上司3人の定年退職祝いをすることになっていた。かずまるの体調を考え、欠席を覚悟していたが、午後4時になって熱が37・0度まで下がった。ということで、古町まで行って、また街へ戻ってくることにした。

  

私の仕事は17時15分に終了する。3月以降の最終古町行き坊っちゃん列車の大街道出発時刻は17時24分である。職場の位置から見て、乗れないことはないが余裕はない。それでもなんとか17時20分頃には電停に到着する。しかも、だいたいこの時間帯の松山市駅、JR松山駅方面は全体的に電車が遅れ気味である。今日も遅れている。道後温泉行き最終の坊っちゃん列車が先に大街道を出発する。「元気君」の姿が見えた。坊っちゃん列車は八坂の交差点ですれ違って、14号機がやってくる。「大将」「しょうゆ顔の好青年」「翼君」が乗務している。乗客は着席定員の6割ほどである。

出発してまもなく、職場の近くを通る。知っている人を何人か見かけるが、誰も私には気づかないようだ。讃岐うどんの話をしながら、これから高知へ帰るらしい人がいる。松山城を撮影しようとしている乗客もいた。それぞれに印象の残るたびであってほしいと思う。

古町到着時の乗客は2名だけだった。これで100回目の坊っちゃん列車乗車を終了した。ただ、かずまると乗車することを考えて、調整をしてきただけに、なにか釈然としないものがある。まあいい。かずまるは現在88回乗車している。かずまるの100回目の乗車時には、乗務員に拍手でもしてもらおうか。

古町で坊っちゃん列車の回送シーンを見て、再び松山市の中心部を目指す。城北2番線にはLRTがやってきたが、2001号機であった。まあ、そのうち、LRT乗車巡りをすることもあるだろうと思う。ともかく、ひとつの区切りがついた。そして、別に何が変わったわけでもない一日が過ぎたような気がした。(2003.03.08)

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