かずまる特攻隊が行く(7)

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第35話 かずまる特攻隊 with Shi−Mamutaさん。

12月7日(土)、高知からShi−Mamutaさんがやってきた。が、あいにく冷たい雨が降る中で、はたしてどうなるか、考えずに出撃することにした。妻に自家用車で送ってもらって、8時10分に古町駅に到着。Shi−Mamutaさんも妹さんに自家用車で送ってもらったらしい。駅のコンビニでジュースを買っていると、「がんばれ運転手」「紳士松井」等も店にやってきた。

8時41分定刻に坊っちゃん列車1号機は古町駅を出発する。先程コンビニで見かけなかったもうひとりの車掌さんは、なんと「翼君」であった。当然かずまるは後車両へ乗り込む。乗客は4名。JR松山駅前で若干乗車してきたが、それでもゆったりとした中で道後温泉へ到着する。

  

道後温泉に着いても雨はやまず、観光客の姿もまばらである。道後温泉9時28分発の便は乗客2〜3人の状態で出発していく。が、次の9時55分発は立客10名以上、合計34名乗車と言う満員状態で出発する。運転手は「大将」と4週間ぶりにお会いした「しょうゆ顔の好青年」。ところが、その全員が大街道で下車し、貸切状態となる。これは意外であった。「我々は古町まで」と申し上げたところ、なんとJR松山駅前を一旦停止の上、そのまま出発する。宮田町を過ぎると右から郊外線の線路が近づいてくる。この風景は実にいい。

古町に到着すると、予定どおり10時31分発の城北2番線で南堀端を目指す。「元気君」が城北1番線ですれ違い出発していく。南堀端から伊予銀行本店前まで歩く。ここで坊っちゃん列車の離合シーンを撮影しようとする。が、問題は確率論である。過去18週間中この列車に乗ったのが15週間だったとして、ここですれ違ったのはただの1回、市役所前と警察本部前が2〜3回程度ずつ。古町発が遅れてすれ違わなかったことが2回。残りが県庁前交差点である。圧倒的な確率論の前に、やはり今日も県庁前交差点で離合した。1号機と伊予銀行本店前で離合した路面電車の運転手は「元気君」であった。後悔の念の中で松山市駅へ向かう。

その後は子規堂で昼食をとった後に大街道へ向かって、2度ほど坊っちゃん列車を撮影するが、撮影の天敵はやはり自動車である。なかなか良い写真が撮影できない。そうこうするうちに、帰宅の時刻がやってきた。Shi−Mamutaさんの同行の中で、少々物足りない特攻隊であったような気もするが、天候を考えると、また次に・・・と思った特攻隊であった。(2002.12.08、撮影は2002.12.07)

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第34話 「大将」とかずまるの風景。

11月30日(土)、昼過ぎから雨の予報であったが、日曜日に年賀状を作成しないといけないので、強行出撃する。今日は久しぶりに9時42分衣山1発のバスで出撃し、150円を節約する。午後のアンパンマン列車を見れない可能性があるので、先にJR松山駅へ向かう。かずまるは「坊っちゃん列車の寝るところを見たい」、つまり夕方の坊っちゃん列車の片付けシーンを見たいなどと悠長なことを言っている。夕方までおる気なんかい!

10時07分JR松山駅発の城北線で古町駅へ向かう。坊っちゃん列車は定刻どおりやってくる。着席定員で満席であった。運転手は「大将」「JTB君」、そう言えば最近「しょうゆ顔の好青年」を見ないなあと、思う。「大将」が「年賀状の写真はできましたか?」と話し掛けてきた。「ええ、できました。100枚ほど無駄写真をつくりましたけどね」で、その後かずまるは「大将」となにやら話し込んでいる。と、城北1番線に「元気君」が、その電車の木屋町離合城北2番線で「坊っちゃん2世」がそれぞれ路面電車運転手として勤務についている。

  

坊っちゃん列車は10時41分に出発する。JR松山駅前で8人ほど乗車したが、今日の便はまだまだ余裕があった。先程の「元気君」と伊予銀行本店前ですれ違う。いつものように道後温泉に到着する。今日は道後温泉発松山市駅行き1便と古町行き1便つまり先程の便と最終3便が満席である。通常空席の目立つ最終古町行きは団体列車になったか?

11時29分の便の車掌に「翼君」が登場して出発していく。立客が合計8名でる。次の11時57分で松山市駅に向かうが、この便にも立客が5名ほどでた。前に座った乗客から「せっかく車掌がいるのだから、停車駅と時刻くらい案内があってもよいが」という声が聞こえる。どうも、松山の地理に疎い観光客は、行き先に不安があるようだ。以前のように観光ガイドはともかく、出発直後に案内があったほうがよさそうだ。

松山市駅で坊っちゃん列車を見送っているうちに雨が降り始める。子規堂に行く頃からは傘が必要になった。仕方なく、紀伊国屋書店でかずまるのたのんでいた本を購入した後、13時27分千舟町5発の循環バスで帰宅したのであった。(2002.12.01、撮影は2002.11.30)

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第33話 なにがなんでもかずまる特攻隊。

11月23日(土)、そういえば、昨年はこのときの3連休に出撃をせず、坊っちゃん列車運行開始以来始めての出撃記録が途切れた日であった。つまり、今日出撃したことにより、あと出撃していないのは、3月14日頃ただ1週となった。

今日も寝過ごして、10時15分頃に郊外電車で古町駅に出没する。また、坊っちゃん列車も遅れたようで、LRTの後にやってくる。運転手は「イチロー」「大将」であった。「イチロー」が土曜日に運行についたのは、8月のダイヤ改正後の運用が落ち着いて以来はじめてのような気がする。

  

今日は土曜日の午前中ということもあってか、乗客は少なかった。JR松山駅で乗車があったものの、着席定員でも約7割程度であった。道後温泉まで快適な旅であった。道後温泉でも今日はさすがに午前中「満席」の表示がない。ただ、最終の古町駅行きに「満席」の表記があった。これは多分団体客が入っているにちがいない。道後温泉駅では「元気君」「坊っちゃん2世」が路面電車の運転手として出発していく。

14号機が出発してから7分後に、1号機が道後温泉駅に到着する。「がんばれ運転手」「紳士松井」「S車掌」「K4車掌」あれ、今日は「翼君」はいないのか?と思いきや、出発直前「K4車掌」と交代して出てきたーーっ。かずまる感激!立客2名のやや満員状態の後客車の最後部に陣取るかずまる。あげくは松山市駅で彼の足にからまったかずまる。だが、かずまるよ、彼は元々サッカー選手である。足蹴りに気をつけるように。

松山市駅では坊っちゃん列車を待つ乗客がいなかった。が、その後地元客が「乗ってみようか」という感じで次々と乗り込んで、結局は出発時に立客が出た。

その後は、子規堂で昼食をとって、伊予銀行本店前で写真とって、JR松山駅でアンパンマン列車を見て、帰りのバスを待つ間、JR松山駅前に再び坊っちゃん列車がやってくる。運転手は朝の古町駅と同じ。そんなこんなの、あんまりいつもと変わらなかったかずまる特攻隊であった。(2002.11.24)

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第32話 やや体調不良のかずまる特攻隊が出撃したこと 。

11月17日(日)、木曜日からの風邪が土曜日になってようやく回復に向かうが、かずまるは逆に今日のほうが若干体調不良のようであった。かずまるが途中で眠くなったのは薬のせいかも知れない。今日もやや寝過ごして、午前10時11分衣山駅発の郊外電車からの出発となった。古町に到着すると、ちょうど「坊っちゃん2世」が乗車してくるところであった。これから松山市駅に向かうようである。

  

今日の坊っちゃん列車はパソコンで確認したところ、道後からの便が遅れ気味であったが、この便も遅れ、城北線LRTの方が先に到着し、それに続いて坊っちゃん列車14号機が到着した。乗務員は「紳士松井」「元気君」「木田君」である。古町到着時は乗客ゼロであったが、道後温泉発は満員に近く、全員南堀端で下車したのだという。西堀端付近で会議か何かがあったらしい。10時41分発、坊っちゃん列車出発直前の城北2番線から、坊っちゃん列車2期生の車掌K4さんが運転手交代で降りてくる。

今日の古町駅は閑散としていた。乗客は4名。うち1人は、客車の中で新聞なぞを開いたりしている。実に良い雰囲気である。やはり乗客が少ないときはハ31の方が良い。JR松山駅で10名ほど乗車してきたが、まだまだ余裕がある。1号機とは県庁前交差点で出会った。その後車両に「翼君」を発見する。まずは、第1ラウンド上々の特攻隊である。

道後温泉では、やはり今日も松山市駅行き朝3便が「満席」と出ている。11時29分発の便は立客は出たが、「満席」マークがつかなかった。ということは、整理券発行所前に次の便の乗客が並んでいない。次の便で松山市駅へ向かおうと思う。14号機一行を見送ると、次の路面電車に「大将」が運転手として出発していった。整理券を受け取って、次の1号機を待つ。乗務員は「イチロー」「がんばれ運転手」「紅顔の美少年」「翼君」の4名。おおっと、運転手、車掌ともに最強メンバーではないか。次の当番となる予定のS車掌も加わって、5名での機関車転換が始まる。さっきの14号機の時は3名で作業をしていたが、なんだかさっきは細々と・・という感じがしてくる。1号機と14号機は乗務員数の都合上、陽と陰ができてしまうような気がするのは私だけだろうか。

  

さて、我々は3週間ぶりに道後温泉11時57分発の便で松山市駅を目指す。今日も我々は前客車に座る。1番先に乗って、一番後ろの座席に座る乗客って何だろな?と思う。もちろんかずまるの目的は、「翼君」である。しかしながら、しばらくの間に寒くなって、「翼君」との間にはガラス窓で遮蔽されてしまっている。まあ、次の暖かくなる季節までがまんせよ。かずまるよ。なお、後車両に小団体客が入っている。前車両にも立客が4人ほど出る。先の団体客も含めて、大街道でかなりの人が下車する。やはり観光客は松山城へ向かうのであろうか。

松山市駅に到着して、今日は折り返しの便の乗客が少ないなあ、と思っていたら、やっぱり来ました。いかにも、という団体客が約10人後車両に乗り込んだ。休日の道後温泉発午前中の乗車率の状況、そして、古町や松山市駅から乗り込んでくる団体客。ひょっとして、1号機の場合、2両あるということで、このような団体が、意図的かどうかは不明だが、一般の個人客を邪魔しない範囲で振り分けられて、送り込まれているのではないか?と、ふと妄想してしまったのであった。いずれにしても、2両が運行開始して3ヶ月以上たって、この状況では、もはや「坊っちゃん列車は採算がとれていない」などとは言わせない。という乗務員の心意気というものが伝わってくるようである。

さて、この後は、いつものとおり子規堂で昼食をとって、再び松山市駅13時12分発の坊っちゃん列車を見送って、城北2番線で逆周りに古町へ向かったら、案の定かずまるが眠いというので、結局「アンパンマン列車」を見ることなく、帰宅の徒に着いたのであった。(2002.11.17)

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第31話 年賀状撮影がなんとか成功すること 。

11月10日(日)、若干寝過ごしたため、通常利用している循環バスに間に合わず、衣山駅10時12分発の郊外電車で古町駅へ出没する。古町駅10時19発の高浜行きの電車に続いて、坊っちゃん列車1号機がやってくる。運転手は「紳士松井」「元気君」、車掌は「翼君」「Sさん」。かなりの乗客が降りてくる。で、「元気君」の協力のもと、坊っちゃん列車の前でかずまるの写真撮影を敢行する。なんとか1枚良い写真ができあがったようだ。「元気君」ご協力ありがとうございました。

  

今日も坊っちゃん列車を待つ人が多い。また、遠くからやってきた友人を初めて乗せるらしい人もいて、いろいろと坊っちゃん列車の説明をしている。と思っていたら、さらに観光バスから下車してきた観光客約10名も乗り込んできた。このまま道後温泉に行くようであるが、現在日曜祝日の午前中の道後温泉発の便は軒並み満席である。従って、一度古町まで乗客を運んできて、再び道後温泉から次の目的地への旅行に出かけるということかもしれない。そういえば、タクシーなどで乗り付けてくるということを見たことはあるが、さすがに観光バスでというのは始めてみた。坊っちゃん列車盛況というところである。

かずまるは、めずらしく「今日は前に乗る」と行って、前車両の一番後ろに陣取ったが、「翼君」は後車両に乗車したので「後ろに行きたい」と言い出す。考えが甘いというか、「Sさん」に悪いではないか。だが、今日は珍しく後車両のほうには立客が出ている。が、JR松山駅で前車両も2名の立客が出る。大街道で2名降りたが、さらに4名乗車してきた。今日も満員の坊っちゃん列車古町発2便であった。

  

今日の道後温泉もにぎやかであった。道後温泉発の始発以外は全て満員である。道後温泉から乗車する場合は整理券を必要とするが、整理券を配布するのは、現在前の便の乗車が終了して、乗務員が整理券を窓口に返却してからである。従って、前の便が満員の場合は、すでに窓口の前に列ができることになる。(余談になるが、8月12日は次の便の予約もできていた。そのときの整理券は紙切れの走り書きであって、私は今でも所持している。現在の方法に改められたのは、買占めや予約したのに現れないなどのトラブルがあったのかもしれない。)

結局、今日も道後温泉からは市内電車で大街道へ向かう。そして、坊っちゃん列車のすれ違いシーンを撮影しようとしたが、はははっ・・・坊っちゃん列車がやってきたら、思わず手を振ったりなんかして、撮影タイミングを失してしまった。その後は、またまた子規堂で弁当を食べて、市内電車の環状線を逆周りで走っているうちに、かずまるが眠たくなったらしく、アンパンマン列車を見ることなく、帰ったのであった。(2002.11.10)

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