かずまる特攻隊が行く(4)

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第20話 しつこすぎるのか?かずまる特攻隊。

9月8日(日)、本当の今日のメインイベントは午前10時30分から、松山市民会館での「しゃぼんだま」の公演であった。が、我々にはそんなことは関係ない。予定どおり、8時15分に郊外電車で古町駅に親子3人で出没する。

日曜日の今日も、朝の坊っちゃん列車の乗車率はよろしくない。1号機の前車両に1名、後車両にかずまるを含めて5名である。JR松山駅で若干乗車してきたが、やはり快適な旅である。大街道付近で14号機とすれ違う。「ぽぽー」と汽笛を掛け合うが、妻曰く「ドップラー効果のせいか、こちらの汽笛が変に聞こえた」うーむ、薬剤師の言うことは違う。そう言えば、職場でも聞こえるこの音。おかしく聞こえるのはそのせいかもしれない。

  

道後温泉に到着すると、ものすごい人だかりである。次の便は団体客でいっぱいのようである。道後温泉の朝はやはり早いようだ。かずまるはこのまま南堀端まで帰る必要があるが、次の14号機には整理券1〜3で乗ることができた。運転手は「元気君」と「紳士松井」であった。全員着席で余裕が多少あり、の状態で出発した。

県庁前付近で、1号機とすれ違う。まもなく南堀端が近づいてくる。この列車は古町行きである。目的地が市民会館なので、下車せざるえない。

メインイベントのことを書いていては、「鉄の血」のホームページではなくなるので省略する。だが、そこからが今日のかずまる特攻隊はしつこかった。まず、南堀端から昼食場所を探しに松山市駅へ行く途中、南堀端で坊っちゃん列車に会う。「元気君」「紳士松井」「M運転手」にまた会う。昼食をとって、松山市駅に行くと、1号機が来ている。運転手は「イチロー」「がんばれ運転手」であった。この列車を見送ると、妻はデパートへ、我々は子規堂へと向かう。

  

1時間近くしてから、松山市駅に向かうと、1号機に「元気君」「紳士松井」「M運転手」が乗車している。現在坊っちゃん列車には昼部隊があるが、その関係で昼の時間に乗車サイクルがひとつ後ろへズレるようである。その間に昼食をとるのである。昼部隊はそれ以外は通常の市内電車の運転手となるが、このひとつ後ろズレには、別の意味があると思われる。坊っちゃん列車の機関車は通常毎日夜間駐留場所が変わる。従って、乗務員も出勤場所と最終勤務場所が異なる。ひとつ後ろにズレれば、これが同じ場所となる。なるほどと思う。しかし、そうすると、朝古町駅からの便で、客車の座席下にあるリュックサック?これについては、彼らの拠点が道後温泉だからか?と解釈すればできないこともない。坊っちゃん列車は午後から急激に混雑し始めた。

さて、我々はこの後リニューアルされた「メロンパンナ号」を見るためにJR松山駅に向かった。その内容は別に掲載する。で、西循環線で帰ろうとしたときに、再び「元気君」「紳士松井」「M運転手」がJR松山駅経由で古町駅に向かってやってきた。坊っちゃん列車とともに過ごした一日であった。(2002.09.08、撮影同日)

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第19話 かずまるのいないかずまる特攻隊。

9月6日(金)、夏休みをとって、2学期最初の坊っちゃん列車を見ようと思っていたら、なんとかずまるも幼稚園であった。仕方がないので、針治療と散髪に切換え、意味もなく、古町駅から道後温泉駅まで坊っちゃん列車で行って、そこから拓南中近くの鍼灸院と理容室に行ったのであった。

はっきり言って私は「ひとり旅」が好きである。学生時代は、上野から青森まで一日かけて、しかも、仙台からは延々10時間かけて客車列車に揺られたものである。その客車に古町駅から道後温泉駅まで20分余り・・・極上の旅が楽しめるとはなんと幸せなことか、と思ってしまう。乗車賃も値下げになって、距離も伸びて、どこへ旅するよりも、気軽に旅の気分に浸れるようになったのである。

  

8時15分に古町に出没し、8時51分発の坊っちゃん列車14号機に乗車する。今日はM車掌が近づいてきて、「1dayチケット」客用の切符ができたのだとおっしゃって、はさみを入れてくれた。うーむ、だんだんと旅の雰囲気が出てきたではないか。乗客は3名、さすがに9月の平日の朝の坊っちゃん列車に乗る人は少ないようだ。運転者はメインが「紳士松井」、サブが「がんばれ運転手」である。おやっ、いつぞのテレビ中継と同じではないか。あ、逆か。JR松山駅で数名乗ってくるが、まだまだのんびりしたものである。しかし、一体自分は何をしに行くのかとも思うが、まあ、それは言うまい。それにしても、ごろごろと走っていて、何気なく外を見ていて、市内電車とすれ違うと、ふと向こうの電車の窓ガラスに写る蒸気機関車の姿が、妙に不思議に思える。

14号機は9時19分、3分延着で道後温泉駅に到着した。次に乗る電車はさきほど出発したばかりの電車であった。仕方がないので、8番線のバスに乗り込んで、日の出町バス停まで乗って、徒歩で鍼灸院と理容室に向かう。

さて、それらは、12時頃に終了して、帰宅の徒につく。が、東南ループバスは出発直後であり、仕方なく、勝山町まで歩いていくと、結局松山市駅13時30分発の西循環線しかないので、一度道後温泉に逆行して、坊っちゃん列車で帰ることにした。

  

帰路も再び14号機となる。西循環線のバスは先に道後温泉を出発する。坊っちゃん列車は着席率ほぼ100%で、南町と上一万間で1号機とすれ違う。八坂町で西循環線が現れる。まあ、14号機が遅れるようなら、南堀端で下車すればよいのだが、結局私は、松山市駅まで乗車して、西循環線バス乗り場まで全速力で走って、間に合ったのであった。かずまるがいないと、のんびりすることもあるが、結局走ることもあるようである。よーく考えたら、今日は自分の乗った坊っちゃん列車下車後は、次のバスめがけて突っ走っただけであった。(2002.09.08、撮影は2002.09.06)

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第18話 夏休み最後の週末の坊っちゃん列車。

8月31日(土)のかずまる特攻隊は、折からの台風の影響で、出撃を見合わせることになった。まず8時00分、一度は家の外に出た瞬間の降雨。その後の回復した時には、かずまるのお絵かき中。再び降雨。結局、午前中はこれより遅れたら、14時出撃となるという、10時00分ちょうど、晴れてきて、雨がやんだ。というわけで、10時15分に古町駅に出没する。

坊っちゃん列車は10時18分古町駅着であるが、道後温泉からの出発になって、多少遅れることが多くなった。今日も10時21分発のLRTの方が先に到着する。古町駅での折り返し時間が13分から23分になったのも、これらのことを考慮してのことだろうか。また、古町駅午前10時過ぎは、市内電車、郊外電車ともに入換が多いことは前述のとおりである。10分の間を縫って入れ替えをしている市内電車にも興味があるが、乗車で並んでしまうと、撮影の追っかけはできない。今日は古町駅からの乗客がいつもより多そうである。夏休みの宿題で外出を控えていた子供たちが、最後の週末に繰り出してきたのであろうか、子供づれが多い。

確か先週のこの便も14号機であったが、今日も14号機である。なんで?どこかで意図的な入換があるはずであるが、一度確認してみたいとも思う。運転手は「元気君」「濃目の好青年」、10時41分古町発の14号機ハ31は着席乗車率で90%(残り3席)で出発する。この駅での出発はいつ乗ってもいいものである。ただし、その旅情はすぐに崩れる。JR松山駅から10名以上が乗車してくる。6歳未満の者を加えると、定員いっぱいとなる。こうなると、すでにラッシュである。坊っちゃん列車が値下げして以来、それなら一度乗ってみようかと思った人たちの印象はいかがなものであったかと、多少気になる。

道後温泉到着後は、道後温泉からの乗客を確認してみた。14号機折り返しの11時29分発の便は全員着席できたようだ。ホームでの人も先週のような群ではない。それならばと、次の便の整理券をとった。番号は3番と4番、つまり乗車券を必要としないかずまるにも番号が与えられた。このHPでそのことの必要性を掲載してみたが、まさか、私の意見が取り入れられたとは思わないにしても、やはり、これは親切である。乗車が始まると、整理券番号1番から順番に乗車が始まる。先の便には「大将」が乗車していったが、彼も現在は順番に乗車させている。が、我々が着席した後、今度の便は「32番の方ー・・・」、おいおい、満席ではないか。ハ1客車の場合、成人男性6名での横座りが困難としても、子供が定員に入っていると、6名着席は可能である。従って、10名立席の超満員で出発する。運転手は「がんばれ運転手」と「紳士松井」。ただ、この便は途中の大街道で半数近くが下車した。

松山市駅に到着後、坊っちゃん列車を見送る。ダイヤ改正後と比べると、松山市駅からの乗客は落ち着いてきている。次の便も全員着席できたようである。その後は、子規堂の旧坊っちゃん列車の客車で昼食をとる。そして、千舟コミュータでコミセンへ。千舟コミュータは「1dayチケット」では乗車できないことは判っているが、時間の問題と今日の蒸し暑さの中ではやむをえない。しかも、目的地はかずまるの図書の返却であったが、今日は月末定例の休館日であった。しかたなく、返却のみ済ませて、いよいよ今日のもうひとつのメインイベント、JR松山駅に向かう。アンパンマン列車リニューアル「ばいきんまん号」を見に行く。

その内容は別に掲載したので、ここでは書かないが、帰路の循環バスを待つ間にちょうど午後の古町行き坊っちゃん列車がやってくる。運転手は「元気君」であった。(2002.09.01)

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第17話 Yoshikenさんと2度目の松山道中記。

8月24日(土)大阪出張の前日、逆にYoshikenさんが姫路から松山にやってこられた。一緒に大阪行きかと思ったが、彼は今日の夜行で帰る。今年4度目だというが、多分アンパンマン列車リニューアル後、また来られるのであろう。彼は時々彼の甥と旅行されておられるということで、誠に申し訳ないが、かずまる特攻隊ということで、かずまるを同行させていただく。結果は、前回とあんまり変わらない単調なものとなってしまった。まあ、次回はプランを考えておくことにしよう。

待ち合わせは、古町駅に8時30分頃。かずまる特攻隊は、予定どおり1便前の郊外電車で古町駅に着く。古町駅の8時過ぎの郊外電車は結構にぎやかである。2便続けて、4両編成の後ろ2両の切り離し作業が見られる。その状況は別の欄に掲載している。そして、かずまると見とれているうちに、Yoshikenさんが市内電車ホーム側からやってきた。彼はもちろん14号機に乗りに来たのであるが、あと、ハ31客車も乗ったことがないそうであった。ただ、今日の古町駅発の始発は1号機であった。

  

古町駅8時41分発、運転手は「がんばれ運転手」、2両をあわせて、乗客は我々3人だけである。やはり古町駅からの出発は味があってよい。Yoshikenさんもご満悦であった。JR松山駅ではかなりの乗客が乗車してきた。昨夜からの「ムーンライト」からの乗客もいたようである。ただ、それでも坊っちゃん列車は座席定員以下の状態で道後温泉に向かう。途中上一万付近で14号機とすれ違う。運転手は「大将」。25分間の実に快適な旅である。私としては、これをテーマパークのアトラクションと考えれば、日本中のどこに25分間300円という、こんな強烈なものがあるか!と主張してしまう。

この列車があまりにも快適なので、つい早朝は乗客が少ないのでは?という考えは甘かった。道後温泉駅はすでに次の乗車を待つ人の渦であった。いつのまにか、「坊っちゃん列車乗場」という立札までできている。ここで、あることに気づく。坊っちゃん列車の乗務員のローテーションが毎週違うのである。あるいは、通常の市内電車の運転当番を乱さない範囲で、彼らにローテーションがまかされていて、試行錯誤しているのかもしれない。我々は乗客が多すぎるのでやむなく、松山市駅までは坊っちゃん列車を追いかける。

松山市駅着は9時44分。坊っちゃん列車の転換シーンを見る。さすがにこの時間帯の乗客は少なく、おそらく全員座れたのでは?ただ、我々は出発を待たずして、再び古町駅へと向かう。LRTやラッピング循環バスなど、特徴ある乗物に何度も会う。坊っちゃん列車は14号機導入以降、道後温泉からやってくるため、以前と比べると遅延することが多い。前回は城北線との走行順序が逆転していた。運転手は「元気君」と「JTB君」であった。「元気君」も当然Yoshikenさんはご存知であった。

  

坊っちゃん列車は好きだが飽きっぽい性格のかずまるをむりやり乗せて、再び14号機で古町駅を出発する。今度は座席定員の8割ほどの乗車であったが、JR松山駅からの乗客がいなかった。再び快適な旅が始まる。1号機とは県庁前交差点ですれ違う。前客車の車掌はMさんだったが、手を振ると「なんでそこにいるの?」と言わんばかりにずっこけていた。

道後温泉11時06分着。かずまるは子規堂の坊っちゃん列車の客車が見たいと主張する。ちょうど昼時でもある。そこで昼食をとろうと思う。ふと、思い立って、次々便の整理券を発行してもらえないかと思って、案内所に行くが、次便が出発してからでないと、と言われる。待っても良いが、次便も満員である。あえて、乗る必要はないとのYoshikenさんに従い、市内電車に乗ることにする。ちょうど、次の坊っちゃん列車の行き違いシーンが大街道で見られるので、そこを経由して松山市駅へと向かう。松山市駅での乗客は午後になって増えたようである。乗務員が整理券を所持していない人に「立席になりますが」と答えている。

子規堂で雨が降ってきたので、松山市駅に戻ると、13時26分着の坊っちゃん列車が入ってくる。しかし、やはり予想どおりこのあたりでかずまるが帰りたいと言い始める。というわけで、13時30分発の城北線1番線はちょうどLRTであり、JR松山駅方面へ向かう。帰るのであれば循環バスがあるが、市内電車と同時に出発する。YoshikenさんはこれからJRで内山線方面を目指すとのことで、JR松山駅で別れる。市内電車は宮田町でちょうど信号が4車線が赤になっている。かずまるを担いで、やっとの思いで横断する。循環バスには間一髪間に合ったのであった。それにしても、Yoshikenさん、お疲れ様でした。またのご来松をお待ちしております。(2002.08.24、撮影は全て同日)

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第16話 13回目の坊っちゃん列車乗車と自転車特攻隊復活の話。

8月19日(月)、実家への帰省疲れなどなんのその。今日も夏休みとって坊っちゃん列車に乗りに行った。夏休み中は平日も休日ダイヤで運行されている。盆も過ぎた平日なので、多少は乗客も減ったかなと思って出かけてみた。

自宅からは自転車で行き、10時10分過ぎに古町駅に出没する。ところが、おっと10時18分着なのに、その後の21分発の市内電車LRTが先に到着し、慌てさせられたが、その後ろすぐにやってきた。が、列車は1号機であった。ダイヤでは14号機のはずである。M車掌に尋ねたところ、金曜日の事故の件で夜古町に運ばれたため、順序が逆になったのだという。ということは、金曜の最終便で、「イチロー」が事故に遭遇したわけだが、1号機を宮田町でM運転手を見送った後、1号機は古町で休むことなく、再び道後温泉駅へ回送されたのであろうか。

  

さて、坊っちゃん列車1号機は約20人ほどの乗客を降ろした後、転換作業をして、10時41分に古町駅を出発する。前車両は子供も含めて約10名、後車両は7名で出発する。JR松山駅で満席になるかな?と思ったものの、なんと松山駅での乗客はなかった。列車が少ないから乗らないのか?少ないから列車本数が少ないのかはともかくとして、松山市駅での盛況ぶりとは大きな違いがある。伊予銀行本店前にはカメラマンが数名並んでいる。1号機は大街道で前客車に7〜8名乗車して立客がで、道後温泉駅へ到着する。一度は古町からDVCで流し撮りしたいものだ。

さて、今日も1便待って14号機を、と思っていたら、チケット販売場所前に人の流れがある。前の列車が出発するまで、次の列車の整理券を発行しないのだそうだ。うーむ、これでは松山市駅以上の惨状である。並んだ場所としては、座れないこともないのであろうが、超満員の中で乗ることもあるまいと思って、11時29分発の1号機の後を松山市駅行き市内電車で追っかけて、上一万から城北線で古町駅へ戻る。

こうなれば、後は自転車特攻隊である。古町駅出発の時刻は11時55分。先の1号機を南堀端で見て、次に来る14号機を松山市駅で迎え撃つ。まもなく14号機がやってくる。相変わらず超満員である。ただ、松山市駅の次の便の乗客は、先週よりは少なくなっているように思える。つまりは、地元客の多いといわれる松山市駅は盆も終わって、今日は月曜日だから仕事に出る人が多いのではないか。また、道後温泉から乗車することが多いといわれる帰省客や観光客は、まだまだしばらくの間は乗客が多いのではないか。と推測した。

  

さて、14号機が松山市駅出発と同時に、かずまる自転車特攻隊も出撃。千舟町側から近道して、松山市役所から電車通りに出る。県庁前から道路左側に出て、昼休み中の官庁街の真っ只中をつっ走る。が、今日は近道をするわけには行かない。前から今度は1号機がやってくる。やってくる・・・やってこないではないか!結局は上一万駅前で離合した。というわけで、東環状線交差点で信号待ちをした坊っちゃん列車を横目に、先に道後温泉に到着する。

道後温泉駅前には写真撮影してくれるカメラマンがいて、1枚1000円である。その中に8月8日の第1回目の離合シーンを撮影した写真がある。1枚500円。マスコミよりも良いアングルであったと自慢されていたが、確かに良い写真である。しかし、私としては「イチロー」の写った壁かけ1300円がほしいのであるが。

帰りはやはり14号を追っかけて、南堀端まで走らせる。途中、大街道と八坂の交差点の間で坊っちゃん列車のすれ違いがあったが、車が邪魔であてずっぽうで撮影したのが上の写真である。というわけで、当分の間は自転車特攻隊も共存しそうな様子であった。(2002.08.19、撮影は全て同日)

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