かずまる特攻隊が行く(5)

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第25話 雨にも負けず、風邪にも負けず。

10月5日(土)にかずまるの運動会と秋祭り「ちょうちん行列」、7日は本祭り。で、その間の6日は何にもないことをいいことに、かずまる特攻隊が出撃した。が、今日は午後から雨である。かずまるも風邪が完治したわけではない。ということで、出撃を30分早め、先にJR松山駅へと向かった。

JR松山駅の様子は別に掲載することとして、10時07分発の市内電車で古町へ向かう。14号機は定刻に到着する。「紳士松井」「元気君」「翼君」の3人。おおっと、かずまるご用達の最強メンバーではないか。

  

今日の古町駅は予想以上に乗客が多い。先程の「アンパンマン列車」でやってきたらしい家族連れもいるようである。が、実際に乗車したのは思ったより少なく、それでも15名ほどを乗せて出発する。今日のかずまるは、珍しく後部座席に座ろうとする。で、後部扉からM車掌に声をかけている。道後温泉に到着したときには、私の知らない会話が成立していた。

松山市は明日本祭りである。というわけで、道後温泉駅の坊っちゃん列車留置線は、鎖が取り外されていた。午後3時過ぎには留置線全体が埋められて、明日の早朝みこしの鉢合わせがある。その間坊っちゃん列車は道後温泉奥の留置線に引き上げられ、夜間もそこで駐留するらしい。

  

この後、かずまる特攻隊は、通常どおり次の1号機で松山市駅を目指す。運転手は「イチロー」「がんばれ運転手」に車掌「紅顔の美少年」他1名(名前教えてくれー)。乗客は、ほぼ着席定数満員に近かったが、この場合、後客車の方が空いている。どうも皆さん前車両に乗りたがるようである。かずまる特攻隊の場合は、前客車のビューゲルが上がるのを見るため、たいてい後客車に乗っている。また、乗客が少ない場合はハ31に乗ったほうが旅情がある。

さて、松山市駅で坊っちゃん列車が専用ホームに到着したところで、「イチロー」君が手をかざした。雨がぽつぽつ始めたのである。仕方がないので、12時30分発の循環バスで帰宅したのであった。(2002.10.07、撮影は2002.10.06)

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第24話 「ゆうゆうアンパンマン」をすっかり忘れたかずまる特攻隊。

9月28日(土)は午前10時10分頃に自転車で古町駅に出没する。コースは先週、先々週と全く同じである。ただ、古町駅10時19分発の高浜行き郊外電車は、8時15分頃から610形に変わっていたようで、先週、先々週のような4、5番線での乗り換えはなくなっている。

道後温泉からの坊っちゃん列車14号機は、10時21分発の城北線よりも後にやってくる。乗務員は先々週と全く同じである。

  

古町駅10時41分発だが、松山市駅からの郊外電車回送が入って出発が遅れる。乗客は4名。実に良い乗り心地である。はっきり言って、私にとっては、これで旅行できたような気分になれる。当HPのトップページの目標にとうとうたどり着けたような気分である。

JR松山駅で10人以上が乗車してくる。後ろに道後温泉行きの電車がつく。松山へやってきた旅行客が多いようである。男性3人連れが「道後温泉まで300円は高い。後ろの電車なら150円で行ける」という会話が聞こえる。南堀端で親子連れの母子が2名、大街道で3名下車して、ゆったりとした状況で道後温泉に向かう。松山市内の市街地を走っている路面電車だが、南町県民文化会館を抜けると、急に郊外に出て、温泉街が近づくという様子になる。急に道路が狭くなるということもあるが、道路は順次広げられており、一瞬のタイミングで「温泉街」という様相に切り替わるような気がするのが楽しい。

今日の道後温泉はいつもと違っていた。従来城北線に集中的に投入されている1001号機が本町線に、2005号機が5番線の運用についている。今後しばらくは1001号機に絞って様子を見ることにしてみよう。

  

さて、11時57分発の坊っちゃん列車が道後温泉に到着する。が、詰所から出てきた車掌は「翼君」ではなかった。うーむ、残念と思っていると、なんと、方向転換している坊っちゃん列車の向こうに赤い見慣れた車が・・・おおっと「翼君」ではないか。かずまるは坊っちゃん列車なぞそっちのけで、「Mさーん」と駆け寄っている。なんだか、坊っちゃん列車追っかけというより、個人ストーカーとなってきたようだ。

11時57分の坊っちゃん列車1号機は定刻に道後温泉を出発する。乗客は着席定員で9割程度、これでは1日平均640人には届かないが、乗客にとっては心地よい。運転手は、これまた先週、先々週と同じ。前車両にいる坊っちゃん列車2期生のW車掌は、前々から元プロ野球(巨人→オリックス)の木田投手に似ていると思っていたので、彼を「木田君」と呼ぶことにしよう。1号機は松山市駅に到着して、またまたかずまるは「紳士松井」に話し掛けている。その後子規堂に行って昼食をとる。

さて、ここからが、今週のかずまる特攻隊の愚行であった。「ゆうゆうアンパンマン」列車松山駅出発は13時34分。

13時05分頃、松山市駅に行くと、14号機に「坊ちゃん2世」「元気君」「翼君」がいるではないか。14号機は13時12分に松山市駅を出発する。ここで何を考えたか、13時16分発の2番線、つまり大街道経由の城北線に乗ってしまった。2003号機だったため、かずまるは前方に足が伸ばせず、文句を言うので、本町6で本町線に乗り換える。城北線13時38分着で、本町線13時40分発、運転手は「木田君」であった。先週はこの電車に「翼君」が乗っていた。だから、このルートで乗ってみようと思ったのであるが、当の「翼君」は先程の14号機の運用についていたのである。いかにも愚行であった。結局かずまる特攻隊は「ゆうゆうアンパンマン」列車出発15分後JR松山駅に到着して、いつものとおりアンパンマン列車を見たのであった。今週はリニューアル車はなかったが、「カレーパンマン」「おむすびまんトリオ」が一般塗装となっていたので、来週あたりリニューアルされるのであろう。(2002.09.29、撮影は2002.09.28)

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第23話 先週と全く同じサイクルのかずまる特攻隊。

9月21日(土)はお月見ということで、15時頃から伊予鉄西衣山駅沿線に住む妻の実家に行くことになった。というわけで、今週は自転車でなく、郊外電車で10時15分に伊予鉄古町駅に出没した。まもなく坊っちゃん列車1号機がやってくるが、運転手は「大将」「JTB君」であった。今日は珍しく、坊っちゃん列車は客車ごと13番留置線へ回送される。そういえば、古町駅司令室の黒板には「9月25日(水)夜坊っちゃん列車点検」と書かれている。また、10時41分発の城北線1番ホームには「元気君」が降りてくる。今日もこの後道後温泉12時40分発の昼部隊となるらしい。

  

さて、坊っちゃん列車は10時41分に古町駅を出発するが、乗客は我々2名のみである。いつもながらなかなか良い雰囲気である。JR松山駅で、前客車の5、6名、後客車に女性1名が乗ってくる。県庁前交差点で14号機とすれ違う。このすれ違うタイミングは当然ながらその日の運行状況によって変わってくる。先週はまさに伊予銀行本店前ですれ違った。先々週は市役所前。今日が今までの経験上最も東寄りであり、最も西寄りの場合は道後温泉発の便が南堀端から松山市駅方面に左折してすれ違わなかったこともある。

道後温泉では先週と全く同じ風景が見られることとなった。14号機の車掌は「がんばれ運転手」「紳士松井」、車掌は道後温泉11時57分発に昼部隊の「翼君」がついた。さぞかずまるはうれしいだろうと思ってハ31の最後部に座ったら、かずまるは前の方に座りたかったらしく、「Mさんとは話したくない」などと訳のわからないことを言っていた。しかも、この車両には撮影用カメラが入っており、さぞ迷惑な乗客だったに違いない。乗客は立客なしのほぼ満席状態だった。もう1本前の便は立客が5、6人いたから、この時間帯はいつもながら、結構乗客が多いようである。乗客の半分とカメラも大街道で下車したため、かずまるは客車の最前部に陣取った。

  

松山市駅到着後は、かずまるは「紳士松井」にいつものようになにやら話し掛けている。先週と全く同じサイクルの運用であるが、だいたい同じ週の同じ時間帯の運用があたるようになっているのだそうだ。ということは、最近土日に見かけない「イチロー」とか「紅顔の美少年」とかは土曜日が休みなのだろうか。

いつものように子規堂で昼食をとり、再び松山市駅で昼部隊の「坊ちゃん2世」「元気君」を見送ってからJR松山駅へと向かう。途中、西堀端で信号待ち中、前からやってきた本町線には、なんと「翼君」が乗車していた。今週のアンパンマン列車は「しょくぱんまん号」「あかちゃんまん号」がリニューアルされていたが、リニューアルされていない一般塗装車が見られなかった。ということは、来週の新車両はないということだろうか。JR松山駅を出た我々は、古町駅経由で西衣山駅へ向かったが、途中古町駅で「坊ちゃん2世」が待機しているのに会った。午前中の「元気君」もそうだが、道後温泉から古町まで移動してきての運用は仕事とはいえ、大変なことである。元気君は道後温泉〜松山市駅の運用にあたっているのだろうか。坊っちゃん列車昼部隊のその後の姿を感じ取ることができたかずまる特攻隊であった。(2002.09.23、撮影は2002.09.21)

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第22話 水曜日の帰宅時と坊っちゃん列車。

毎週水曜日はも職場のノー残業デーの関係で、定時に帰る事ができる。今の時期、ちょうど松山市駅発最終の坊っちゃん列車を見て、JR松山駅付近で道後温泉発最終の古町駅行きに追い抜かれることができる。

さて、この抜かれる方の坊っちゃん列車であるが、歩く速度とほとんど変わらないのである。今日のドキュメント。南堀端手前ですでに坊っちゃん列車と並ぶ。運転手は3週間連続で「坊ちゃん2世」「元気君」である。が、前に本町6丁目行きがとJR松山駅行きがいる。南堀端に入れない。かずまる父は西堀端の信号にかかる。14号機も信号にかかる。が、ここで問題は、本町6丁目行きが前にいることである。この電車は、道後温泉で14号機の出発1分前に出発する。従って、ずっと後ろをついてくることになる。そして、青になった後は国道196号を直進するため、停車するのである。14号機も後に続く。国道196号が青になって、本町6丁目行きが出発した後、14号機は残される。そして、次の国道196号本線の信号が赤になってから左折を始める。結局、かずまる父が14号機に抜かれるのは、JR松山駅前交差点手前200メートル付近である。これは結構楽しめる。水曜日の楽しみである。(2002.09.18)

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第30話 年賀状撮影に坊っちゃん列車を追っかける。

9月14日(土)、ついに26回、つまり半年連続のかずまる特攻隊となった。自宅から自転車で、10時15分頃に古町駅に出没する。まもなく坊っちゃん列車がやってくる。が、ふと気になり始めたものがある。それは、LRTの導入によって、余剰が出始めた在来の路面電車である。伊予鉄道は今後、年2両ずつの導入を計画していると発表している。つまり、いずれ廃車となる車両が出てくることは容易に予想される。まず考えられるのが、呉からやってきた1001号機だが、問題はそこからである。車齢50年を超える50番台機が予想されるのだが、最近気になるのが、むしろ70番台機である。古町駅の12、13番留置線の後部に陣取っているように見えるのが70番台機なのである。50番台機より10年以上新しい70番台機に何が?と気になるので、これからしばらく本気で様子を見てみることにする。

  

坊っちゃん列車14号機は10時41分に出発するが、直前に古町駅に到着した2番線の城北線には、なんと「元気君」が乗っていた。これから、道後温泉に行って、昼当番で1往復道後温泉〜松山市駅を坊っちゃん列車で運転して、その後は3番線で定時まで運転するのだそうだ。結構ハードなスケジュールである。

さて、坊っちゃん列車14号機は「大将」「しょうゆ顔の好青年」が運転して、古町駅を出発する。乗客は我々2人のみ。うーむ、大変旅情豊かな出発となってしまった。JR松山駅で数名乗車したが、土曜日でもあるし、午前中はこのようなものかもしれない。

道後温泉に到着すると、なんと「元気君」がすでにやってきている。原付で来たのだという。「坊ちゃん2世」も姿を見せ、道後温泉駅での車両入換や「い〜カード」などの整理をしている。かずまるは道後温泉駅で「Mさーん」と連発している。と、そこへ、なんとかわいい普通乗用車に乗ってやってきたのは、なんとM車掌であった。ここで、M車掌のニックネームを決定した。今回は直接本人の了解を得た。彼は少年時代からサッカー選手だったのだそうである。というわけで、「翼君」と名づけることにした。「坊ちゃん2世」「元気君」「翼君」の3人が昼当番のようである。

すなわち、朝から坊っちゃん列車の当番にあたっている、運転手4名と車掌3名は、土日ダイヤで12時40分道後温泉発の便(車掌はもう1便前)に昼当番が運用に入り、約70分ほどの昼休みに入る。ということは、列車が1便ずれるので、午前中に古町へ来たクルーは、午後2時過ぎにも古町へやってくるということになる。で、昼当番はそれから市内電車の運用に入るようである。

  

かずまる特攻隊は12時前の便、すなわち1号機で松山市駅へと向かう。車掌はM運転手である。かずまるは当然M運転手のいる側に乗るという。が、少々考えが甘かった。松山市駅に到着するので、後部のドアのところで、「Mさーん」と黄色い声援を送ってしまった。乗客のみなさん、大変失礼しました。ちなみに、乗客は着席率で1、2名程度余裕のある程度、折り返しの松山市駅では立客が出た。やはり、土曜日は午後からの乗車率が高くなる。日曜日や祝日は特に顕著にでるだろうと推測する。

その後は、例のごとく子規堂に行った後、JR松山駅でアンパンマン列車を見て、再び古町へ行って、自転車でJR松山駅から宮田町方向へ本日最後の坊っちゃん列車を追っかけたが、かずまるは帰宅までには意識がなかった。(2002.09.15、撮影は2002.09.14)

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