かずまる特攻隊が行く(10)

愛媛の「鉄」の紹介 > かずまる特攻隊が行く > かずまる特攻隊が行く
 

1〜5話へ  6〜10話へ  11〜15話へ  16〜20話へ  21〜25話へ  26〜30話へ

  31〜35話へ  36〜40話へ  41〜45話へ  46〜50話へ  51話以降へ

 
第50話 LRT2次車に目移りしながらのかずまる特攻隊(撮影は全て2003.03.02)

3月2日(日)、前日4週間連続の雨で足止めを食ったかずまる特攻隊は、この日は「かずまる父の坊っちゃん列車100回乗車」と「かずまる特攻隊週末1年間連続出撃記録」の記録、特に前者に王手をかけるべく、古町始発の坊っちゃん列車乗車に踏み切った。が、ここで大誤算が発生。日曜日は古町駅に8時30分頃到着する郊外電車は運休であった。しかたなく、結局妻の運転で古町駅へ到着する。

休日の古町駅の朝はたいくつである。我々が乗れなかった休日運休の郊外電車が松山市駅始発となるべく、古町駅を出発していく。ホームの乗客もまばらである。今回からは、城北2番線にもLRTが登場するようになった。「大将」が出発していく。

  

14号機は「イチロー」「がんばれ運転手」「紅顔の美少年」が乗務にあたり、4名の乗客を乗せて出発する。これで坊っちゃん列車95回乗車となる。JR松山駅でもあまり乗車はなく、快適な乗り心地で道後温泉へ到着する。道後温泉は逆で、たいへんな賑わいである。今日も暖かくなりそうだ。このまま順調に暖かくなるとは思わないが、この冬最も寒かったのは、やはり正月明けの4日だったように思う。

今日は、とにかく乗車回数を稼いでおきたい。9時55分発の1号機で再び古町をめざすことにする。「紳士松井」「(元気君の代打)坊っちゃん2世」「木田君」そして、おーっと「翼君」の登場だーっ。我々の整理番号は「1、2番」だが、「29番」の整理券をもっている人もいる。予想どおり立客6名の満員(満席表示はつかなかったようだ)状態で道後温泉を出発する。これで乗車回数96回。大街道、JR松山駅前で多少下車する乗客もいたが、古町へは15名ほどが下車したようだ。やはり、休日朝の道後温泉発は混雑する。

古町駅停車中「坊っちゃん2世」に「職場報」で使用する写真撮影をしてもらい、再び道後温泉をめざす。先ほど10名ほどの一族らしい団体客がそのまま後客車に乗車する。我々は「翼君」の都合上、前客車に乗車する。うーむ。皆さんわかってはいると思うが、今日の場合は「木田君」に申し訳ないような気もする。

  

3月からは最終古町行きが1時間以上遅くなったので、今後しばらくは朝早く出て、午後の古町便で帰宅するというパターンを考えている。が、かずまるは(実に)久しぶりに、「アンパンマン列車」を見たいというので、12時40分発の便で松山市駅をめざすことにし、それまで道後公園で昼食がてらでかけてくる。かずまるはあちこちと走り回って、走りつかれたようだ。そのうち、帰りたいといい始める。まあ、疲れたというよりも、自宅小屋裏の鉄道模型に目覚めただけのことであるが、まあ、帰宅の徒につくことにする。

12時40分発の1号機は、新たに「T車掌」がつく。この便も立客が3名程度出た。松山市駅に到着し、13時12分発の1号機を見送って、13時30分発の西循環線で帰る。これで、つてに坊っちゃん列車乗車回数が98回となった。いよいよ来週乗車回数100回、そして、再来週にかずまる特攻隊週末出撃1周年を迎えることとなる。前者は濃厚だが、後者はともかくかずまるの体調維持を願うのみである。(2003.03.02)

このページのトップへ >>

第49話 坊っちゃん列車冬ダイヤ最後の週末のかずまる特攻隊3連荘(撮影は最初の1枚が2003.02.20、次の2枚が2003.02.22、最後の5枚が2003.02.23)

2月20日(木)、職場の会報の随筆を私が今回執筆することになったので、その写真撮影ということで「隣のY君」がデジカメを持ってきた。が、その日は大変寒かった。途中から小雪のちらつく中、撮影された私も私だが、坊っちゃん列車を追いかけた「隣のY君」も寒かったろうと思う。当時の乗務員は「元気君」「しょうゆ顔の好青年」「K4兄ちゃん」「木田君」だったが、みんなの視線が冷たかったような気がするのは気のせいだろうか。

さて、あと4週間でかずまる特攻隊は、52週間連続出撃となる。こうなってくると、どうしても記録が気になってしようがない。2月22日(土)はあいにくの雨であったが、当時の予報では日曜日も雨の予報であり、気になって仕方がない。というわけで、久しぶりに妻の車で古町駅へ乗り込むという愚行をしてしまった。

  

坊っちゃん列車は定刻より遅れ、10時21分発のLRTが先に到着する。古町駅詰所の黒板には「26日LRT試運転」と書いてある。いよいよ第2次車が投入されるようである。とすれば、今後廃車に追い込まれるのはどれか?単一番台の1001か?それとも?

坊っちゃん列車は、NHK−BS2「おーいニッポン」の収録のため、1号機が昨日午後から貸切となっている。そのため、今週末は14号機のみの運行となる。従って、坊っちゃん列車に乗れるかどうか解らない。ということが、今日の愚行につながったとも言える。今日の14号機の乗務員は「坊っちゃん2世」「大将」「K4兄ちゃん」「T車掌」がローテーションを組んでいるらしい。列車は定刻に古町駅を出発する。乗客は10名程度。土曜の午前中は客足が悪いようだ。

その1号機であるが、今日はリハーサルで走っている。朝、古町始発のダイヤで道後温泉へ向かっていったが、その1号機とは県庁前交差点ですれ違う。車内はものすごい器材の山だった。後ろには幟もたちられて降り、その中に「翼君」がいた。道後温泉駅到着直前に「木田君」を見かける。

  

道後温泉も、今日は雨のため、特に何をすることもない。だらだらと1時間余りぶらついて、12時40分発の便で松山市駅を目指す。今日は夕方から、再び元上司の送別会がある。かずまるは子規堂に行きたいらしく駄々をこねていたが、「プラレール」買収作戦にうまく乗ったので、松山市駅13時30分発の西循環線で帰宅する。ただ、このバス「・193」は、所在検索できないようで、松山市駅の到着表示板にも、パソコンのバスロケーションにも、位置がはっきりとしない。これは困ったものである。そのうち善処を願いたい。

翌23日(日)NHK−BS2「おーいニッポン」の放映当日である。道後温泉で1号機と14号機が同居している風景を、あわよくばテレビに映ってしまえ、と思い、午前9時に出撃し、徒歩萱町6電停わ目指す。出撃が遅れたため、走って走って・・・ぜいぜいと何とか間に合う。運転手は「K4兄ちゃん」だった。ともかく走ったので暑い。暑いので薄着にしていたら、どうも体が冷えたようだ。途中から気温が下がったこともあり、体調を崩した。上一万で乗り換えて、道後温泉には9時30分頃に到着する。

今日の道後温泉駅前は大変混雑していた。イベントがあるからであろうが、ツアーの観光客も多く見かける。坊っちゃん列車の次の9時55分発の便は満席である。減便されているので、これは当然かもしれない。1号機は留置線の奥におり、器材やらなにやらゴミ箱状態である。まもなく14号機が到着する。今日は「元気君」「大将」「紅顔の美少年」「S1車掌」が14号機の乗務に当たっている。1号機と14号機がレトロな道後温泉駅で顔を会わせるのは、実に味があってよい。そのなかにLRTなんかが混ざったりすると、思わず、ここはどこ?私は誰?となってしまう。

  

14号機が9時55分に出発していくと、いよいよ、1号機の乗務員が出てくる。「がんばれ運転手」「紳士松井」「翼君」「S3運転手」がNHKのスタッフと打ち合わせをしている。と、そこへお世話になっている写真撮影のおじさんが現れる。もうすぐ坊っちゃん列車乗車回数が100回になるので記念に撮影してもらおうと思う。おじさんも「よっしゃー」とおっしゃられていたが、職場に着くなり「子規堂へ行ってくれ」と頼まれていた。おじさんも今日は忙しいらしい。

いよいよ1号機が動き始める。伊予鉄道のOBで元坊っちゃん列車機関助士の西井さんらが乗り込む。だが、なぜか車外にカメラがいない。坊っちゃん列車は10時45分頃出発する。あとで聞いても、坊っちゃん列車は、先ほどの西井さんの話だけが5分程度あっただけ。NHKにとって、鉄道文化は興味がないのかもしれない。でも私は鉄道文化は偉大であり、鉄道趣味はいまや市民権を得て、観光スポットの中核となりえると思うのだが、どうだろうか。

その後はNHKの催し会場に行ったが、かずまるは「おもしろくない」と言って帰ろうとする。昨日と同じく12時40分発の便で松山市駅へ向かう。この便は満席ではなかったが、それでも立客が7〜8人いた。大街道で席が空いたが、同じくらい乗車してきた。ところが、大街道から乗車した女性が次々と「大将」に質問をしていて、なかなか出発しない。すでに、松山市駅到着時刻になろうとしている。乗務員としては、当然無視をするわけには行かないが、質問するほうももう少し考えがほしいと思ったのだが。結局松山市駅の出発ホームについたときには、出発1分前だった。休むまもなく出発する14号機。乗務員の皆様お疲れ様でした。

  

その後は子規堂で昼食をとらせてもらう。このあたりで体調が悪くなってくるが、どうしてもかずまるは帰らないという。再び14時前の市内電車で道後温泉を目指す。からくり時計は今日も何回聞いただろうか。音楽は3種類あることはわかっているが、今日は全て聞いた。最近は道後の街角案内人とも顔なじみになってきた。そのうちのマドンナは2名出ているが、実は彼女は英語がぺらぺらであることを初めて知った。大変尊敬した。

さて、今日も最終16時16分発古町行きに乗ることになる。よく考えてみれば、この列車に乗れるのは、今週が最後である。来週土曜日は3月になり、最終便が1時間程度遅くなる。平日でもぎりぎり職場からの帰りに使える。かずまるを連れていくらなんでも、それで帰るわけにはいくまい。9月末の仕事の帰りに坊っちゃん列車で思った季節が終わるようだ。

今日は私が乗車した2便を除き満席であった。が、最終便もやはり7〜8人の立客が出た。JR松山駅に来ると、乗客は親子4人の組と男性1名の計7名となる。これから半年間週末の見納めになるかな?と思う古町駅での終了作業を見たのであった。おっと、ちょうど古町駅に小型タンクローリーが横付けされる。坊っちゃん列車に給油をするのである。考えてみれば、とんでもない風景なのだが、まあ、それは言うまい。今年前半最後の風景を見ながら、かずまる特攻隊は帰宅の徒についたのである。52週間連続出撃まで、あと3週間(2003.02.23)

このページのトップへ >>

第48話 乗務員の方々と仲良くなって1年後のかずまる特攻隊(撮影は全て2003.02.15)

2月15日(土)、52週間前の今日は、午前の古町駅で取材を受け、午後の古町便ではじめて「がんばれ運転手」に声をかけていただいた日であった。あれから1年、かずまる特攻隊も段々ずーずーしくなってしまった。初心に戻ってがんばろうと思う今日この頃である。

さて、今日は午前10時からかずまるが幼稚園の絵本サークルに行っていたので、山西駅11時22分発の郊外電車での出撃となった。古町から城北1番線上一万を目指す。昨今かずまるに漢字を教えているので、駅ごとに運転手の案内と、駅のふりがなをまぜて教える。だが、城北線は結構難しい駅が多く、ついには「答えん」と言われる始末となった。

  

道後温泉へは11時55分頃到着すると、すでに11時57分発の便がホームに横付けされていた。「がんばれ運転手」「紳士松井」、そして「翼君」もいた。坊っちゃん列車を見送って、道後温泉街に繰り出す。まずは「湯神社」へ行って、お賽銭をした後昼食をとる。それからいつものとおり、道後公園の遊具で遊んで、それから湯築城の展望台に登る。前の親子が階段でなく崖を登っていたこともあって、かずまるも後を追って登っていく。まあ、さほど危険でもないので、山登りの準備も兼ねて一緒に登っていく。頂上の展望台では、坊っちゃん列車14号機が通り過ぎるのを見る。

  

本日の坊っちゃん列車は、道後温泉14時15分発の1号機であった。「大将」「しょうゆ顔の好青年」「翼君」「K4兄ちゃん」が乗務に当たる。今日は4週間ぶりに「坊っちゃん2世」を見なかった。前客車は立客1名の多分13名、後客車は3名という相変わらずアンバランスな状態で古町を目指す。が、我々以外前後全ての乗客が大街道で下車する。14号機とは県庁前交差点ですれ違う。14号機に乗っていれば、最高のポイントですれ違う。というわけで、貸切状態で古町に到着する。

ここで、かずまる次第では帰宅しても、と思ったが、かずまるは再び道後温泉へ行くというので、そのまま折り返すことにする。その間に「元気君」が登場する。「元気君」は伊予鉄道HP「路面ライダー」最新版に登場している。「元気君」はこの後、JR松山駅へ回送されて、JR松山駅〜道後温泉間の業務につく。

  

古町駅15時01分発の便は、「翼君」が前客車になる都合上、我々も前客車に乗る。が、なぜか15時01分の便は城北1番、2番ともやってこない。約8分遅れての出発になる。さて、土曜のこの便は通常混雑する。JR松山駅で座席がほぼ埋まり、大街道では立客が出た。坊っちゃん列車は遅れたため、14号機は南堀端停車中に左折していった。

道後温泉に戻って、写真撮影のおじさんや道角案内人の方々と再会する。そう言えば、先ほど「元気君」が、今日の「坊っちゃん2世」は本町線勤務だと言っていたのを思いだして、ホームに本町線がいるなあ、と思って、ちょうど「坊っちゃん2世」が出発していった。そんなこんな、ついでにかずまるはアイスクリームなぞを食べたりして、再び16時16分発古町行きの最終便の乗客となる。坊っちゃん列車乗車100回記念におじさんに撮影していただこうかと思う。

さて、最終便は最近になって変化が出た。その前の最終松山市駅便もそうだが、以前は土曜日の最終2便がガラガラだったのが、最近は乗客が増えている。松山市駅行き最終便には立客が出たが、最終古町便も約20名ほどが乗車した。「がんばれ運転手」「紳士松井」「T車掌」が乗務していく。途中から雨が降り始める。今回は大街道では誰も下車しなかったが、南堀端で6名程度が下車した。古町駅到着後は後の作業を見てから、本降りになる前に徒歩で帰宅したのであった。(2003.02.16)

このページのトップへ >>

第47話 椿祭りに「かずまる特攻隊」3連荘(撮影は上2枚は2003.02.08、下4枚は2003.02.09)

2月8日(土)、かずまる特攻隊はいよいよあと5週間で1年間(52週間)連続出撃達成となる。どうしても、記録がかかると無理をして出撃をすることになってしまうようだ。木の日は昼から雨の予報であったが、午前9時の段階で雨が降ってなかったことをいいことに出撃してしまった。

9時42分衣山1バス停から東循環線でJR松山駅へ向かい。松山駅1番線にアンパンマン列車が到着するのを見てから、市内電車で古町駅へと向かう。雨がぽつりぽつりと降り始める。これは想像以上に早く降り始めた。JR松山駅前10時07分発の城北1番線の運転手は「元気君」であった。彼は古町で交代した後、松山市駅へと向かうため郊外電車に乗り込んでいった。どうもあわただしい運用である。

  

坊っちゃん列車1号機は定刻にやってくる。「坊っちゃん2世」「大将」「K4兄ちゃん」「ゲンちゃん」。車掌の運用は予想どおりであった。が、その後の展開は予定外であった。1号機の場合、通常乗客は前客車に乗り込む傾向にある。が、それにも限界がある。今日の場合、後客車に乗客が乗ってくることが気に入らなかったらしい。道後温泉に到着するまですねていた。が、そんなことを誰に言うこともできないではないか。「ゲンちゃん」大変失礼しました。

仕方がないので、道後温泉駅前にあるキャッシュコーナーで現金を引き出すついでに、かずまるに機械を操作させていたら機嫌が直ったようである。が、雨は段々と本格的に降り始める。今回は今夜半頃がピークというから、雨がやむはずはない。幸い寒くはなかったので、結局道後温泉駅前の観光案内所前等で昼食をとったり、少々は中で食べさせてもらったり、ついでにアンケートに答えて、坊っちゃん列車の汽笛をもらったりして、今日のところは引き上げることにする。

12時40分発の1号機は「翼君」「S3車掌」と運転手は朝のとおりであった。今回は結構乗客がいたが、かずまるも今度は朝のようなことは言わない。なんのこっちゃ、と思う。そう言えば、松山市駅で「しょうゆ顔の好青年」を見かける。最近、土曜日は「坊っちゃん2世」が運用についており、彼をしばらく見かけなかったが、市内電車の運用についているということは、「坊っちゃん2世」と運用が変更になったということであろう。その後、西循環線で帰宅する。

  

帰宅は14時ちょっと前。そして、「N元上司」宅へ向かうため、再び14時35分頃にひとりで出発する。雨も強いので、萱町6電停から古町へ行こうとするが、なんと電車が遅れており、14時49分発の城北2番線がこないまま、城北1番線がやってくる。これではまずいと結局古町まで歩く。城北2番線は15時ちょうどに2列車同時に到着する。そういえば、松山大学の入試が始まっている。その影響かもしれない。後ろの電車の乗客を前に案内して、後ろの電車は14番留置線に引き上げる。そして、約4分遅れて坊っちゃん列車が入線してくる。「坊っちゃん2世」「大将」「K4兄ちゃん」であった。

集合は16時に松山市駅前である。定時ならば道後温泉駅で約12分の時間がある。が、あらかじめ「K4兄ちゃん」に10分以上遅れたら、上一万で下車する旨伝えておいた。乗客は3名。土曜の午後にしては少ない。また、雨の日は遅れがちとなる。乗り降りに時間のかかる電車の跡をずるずるとついていく。しかも、坊っちゃん列車はもともと優先権がないように思う。坊っちゃん列車に時間をもとめるのは無理があるようである。が、なんとか、9分遅れで到着し、15時38分発の松山市駅行きに間に合った。

さて、翌9日(日)も出撃をした。今日はやや寝過ごして、衣山駅10時12分発の郊外電車で出発する。古町駅では、松山市駅へと運ばれる「坊っちゃん2世」を見つける。坊っちゃん列車14号機は今日も定刻に到着する。「紳士松井」「元気君」「S1車掌」、2週間前のグローリア賞授賞式の時の裏メンバーと同じである。乗客は6名程度。実に快適な25分であった。

  

が、道後温泉は結構にぎわっていた。坊っちゃん列車も先ほどすれ違った便と、次の便が満席表記されている。が、その次の便に「元気君」が機関車を出そうとしたときに、ちょうど市内電車の入換がかかって、入線が遅れた。そして、14号機の場合は客車1両であるから、満員の乗客を乗せるには、どうしても1号機以上の時間がかかる。出発する前に1号機が入線してくるという、我々には大変ありがたい光景を見ることができた。

さて、今日は松山神社へ向かうこととする。別に理由はないが、史跡めぐりをするのもよかろうと思う。かずまるはお賽銭をして、じゃらじゃらするのが好きなようである。昨日の雨で、地面がぬかるんでおり、石段で昼食をとる。今日は昨日以上に暖かく、なかなかよい気分である。が、それもつかの間、かずまるが大きいほうの生理現象になってしまう。ここから一番近い洋式トイレのあるところ・・・おおっ、わが社の保養施設が目の前に見える。あそこの5階浴室に洋式がある。なんとか頼み込んで用を済ませる。施設の方、大変失礼しました。

結局祝谷バス停付近まで下ってしまったので、先週同様、道後公園裏手の遊戯施設で時間をつぶして、道後温泉14時15分発の坊っちゃん列車で古町経由で義父母宅へ向かうこととする。運転手は朝と同じ、車掌は昨日の松山市駅行きと同じ。前客車には立客が出、後客車は子供を含め、ぎりぎり13名が着席できた。かずまるは「翼君」になにやら話し掛けたりしている。大街道で7名、JR松山駅で4名下車して、結局2両で我々だけが古町駅へと向かう。

古町駅で坊っちゃん列車の転換作業を見て、さて帰ろうかと思っていると、乗務を終えた「坊っちゃん2世」が城北1番線から下車してくる。昨日もよく会ったし、なんだか、今日も彼に始まり彼に終わった1日であった。(2003.02.09)

このページのトップへ >>

第46話 今日も道後公園に行ったかずまる特攻隊(撮影は全て2003.02.01)

2月1日(土)、かずまる親子とも体調はいまいちよろしくない。が、養生するほどのものでもない。というわけで、通常より30分遅く出発した。伊予鉄衣山駅へ行き、10時15分に古町駅に出没する。坊っちゃん列車14号機は定刻にやってくる。乗務員は「坊っちゃん2世」「大将」「S2車掌」である。最近3週間連続で「坊っちゃん2世」が乗務している。坊っちゃん列車出発直前、城北2番線に「S1さん」が乗務している。「S1さん」はどちらかといえば地味であるが、かずまるはしっかりと認識していた。さすが4歳児の記憶力は素晴らしい。

1号機は約10名ほどの乗客を乗せて、道後温泉をめざす。1号機とは市役所前電停付近ですれ違う。乗務員は「がんばれ運転手」「紳士松井」「T車掌」「S3車掌」であった。

  

最近思うことであるが、「1dayチケット」で坊っちゃん列車に乗るときであるが、1回200円で乗れることである。先週もそうだったが、デパートの屋上などで遊戯に乗っても、最近は200円である。伊予鉄「梅津寺パーク」に至っては、3歳児以上は入場料に200円×2名が必要となる。同伴時就学前児童が無料となる坊っちゃん列車って一体何なのかと思うことがある。

道後温泉では、道後公園で3時間近く遊んだ。のんびりと昼食をとったり、坊っちゃん列車を眺めたり、公園東側の遊具で遊んだりした。まさに贅沢な時間である。で、道後温泉駅14時15分発の古町行き1号機の乗客となる。運転手は朝の古町便と同じ、車掌は「K4兄ちゃん」と後客車に「翼君」がいる。当然後客車に乗車するが、今日もみんな前客車に乗車していく。出発直前にやってきた老夫婦も前客車に乗車しようとするが、満員の状態をみて、後ろへやってくる。が、彼らも大街道で下車し、結局今日も後半は我々2人になった。

  

古町駅に到着してからは、昨日発見した本町線の改良状況をみようと思う。当初は本町4電停まで歩こうかと思っていたが、なんと、2番ホームに城北1番線の電車が横付けされる。電車の交代が行われるようである。これを見逃す手はない。と、この電車に乗り込む。案の定、JR松山駅方面からやってきた電車の乗客は、この電車へ誘導される。

14時51分発の電車は、約2分遅れて出発する。かずまる特攻隊は本町6電停で下車し、15時00分発の本町線道後温泉行きに乗車する。途中、本町線の改良状況を撮影する。そして、西堀端で下車。ちょうど、先ほど乗車した坊っちゃん列車がJR松山駅方面からやってくる。午後になって、多少風が冷たくなってきたので、先にやってきたJR松山駅前行きの電車に乗り、さらに城北1番線に乗り、古町から郊外電車で、義父母宅のある西衣山駅を目指したのであった。(2003.02.02)

このページのトップへ >>